矢奈比賣神社 霊犬 悉平太郎伝説① | 梓慕情の眼仁奈釣り日記、お散歩日記

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伊豆半島の沖磯で眼仁奈釣りをしてます。
城、神社仏閣、史跡名勝巡りしてます。

三連休、1月の例会以来の釣行計画をしたけど伊豆半島の冬の風物詩である、西の爆風とウネリで断念しました(泣)
*先月中旬から、歯の治療のため土曜の釣行が出来ません。

昔のアルバムとパンフレットを見ていると、南信濃は駒ヶ根にある光前寺が出て来ました。霊犬早太郎で有名です。
光前寺と縁がある、遠州は見付にある見付天神に初めて行きました。

大鳥居

あと押し坂から見る、赤鳥居と悉平太郎像


霊犬悉平太郎像

霊犬 悉平太郎伝説

昔、見付が府中と呼ばれてた頃、人身御供の習わしがありました。
毎年8月、一つの白矢が飛んで来て、ある家に突き刺さります。
この家には必ず美しい年頃の娘がいて、旧暦8月10日の真夜中に娘を櫃に入れて神前に供えなければなりません。
暫くすると、天地鳴動して怪神が現れ櫃を破り娘を食い殺しました。

ある年の8月、旅の雲水(僧)が、この悲しい話しを耳にします。見付の神様が、そんなことをするはずがないと思い神社へ様子を伺いに…
現れたのは三匹の怪神でした。
信濃の悉平太郎に知らせるな。
今夜ここに悉平太郎はいるか?
今夜ここにはいない。
怪神は、悉平太郎を恐れています。
いないことを確認すると、櫃をかっさらい奥に消えました。

雲水は、人身御供を怪神の仕業と確信し一路信濃へ。
悉平太郎は、駒ヶ根にある光前寺で飼われている犬でした。
雲水は、住職に事情を話し悉平太郎を借りることが出来ました。
雲水と悉平太郎が見付に戻ったのは、翌年の8月になっていました。
櫃に悉平太郎を入れ神前に供えると、真夜中に天地鳴動し怪神が現れ、櫃を破ろうとすると中から悉平太郎が飛び出し怪神に襲いかかり激闘が夜明けまで続きました。
遂に、怪神は悉平太郎に倒されました。
翌日、里人が見付天神に来ると怪神の正体は老いた狒狒(ひひ)でした。
里人は、悉平太郎に感謝し大般若経を光前寺に奉納しました。
現在も光前寺に保管されています。
*光前寺には、この伝説の絵があったと思います。木像があり撫でることが出来ました。

磐田では悉平太郎と呼ばれ、イメージゆるキャラしっぺいのモデル。
駒ヶ根では早太郎と呼ばれています。

激闘の末、傷を負いこの地で絶命し祀ったとも言われ、秋葉街道犬居で力尽きたとも言われます。
駒ヶ根光前寺では、無事帰山したと言う話が伝わります。

霊犬悉平太郎石碑

住吉神社


山神社


六つ石

御縁木
縁結びの神の御神威により、二本の木が一本に結ばれ称されています。

手水舎



氷室神社

御池

神宮遥拝殿

見付天神裸祭
国の重要無形民俗文化財に指定。



御神木
樹齢500年の檜

梅之湯井戸





                                 続く