全国で水害にあわれた皆様のご無事をただただ心よりお祈り申し上げます。
まだ安心できない夜をお過ごしの事と思います。一日も早い復旧を願っています。
【せんぱい・・・母の文章より】
生前母がパソコンで入力していた沢山の文章。
冊子にしたかった母に変わって、原文を(一部修正)コピペします。
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この間ライトハウスで本年度1回目の集まりがありいってきました。
少し時間がありましたのでみんなと待っているうちに一人お友達になりました。
若い方でうちの娘たちよりお若い方だとわかりました。
「楽しいことは、いっぱいありますか」
「ええまあね」少しはなしているうちになんとなく、楽しくなりました。
こうなればえんりょすることない。
「あんた人さんの耳さわったことあるん」
「うちのんの耳はおおきいわ」
「まあそれはなによりやなあ。目が見える人はそんなことしにくいやろけど、見えへんもんのとくや、づうづうしく、いらわしてもろてそのかわり、うんとほめたらよいんや。大笑いが一つできるで」
「うちはほっぺにさわるんもすきや」
「そのたびにうまくほめような」
そのくらいで待ち時間は、二人ともたのしくすごせた。
その人は、未熟児網膜症だと話してくださった。
わたしたちは楽しく暮らすことを約束した。
会合の間その人の点字の音がわかった。
がんばっているなと尊敬をささげた。
今度もであえるだろうな。
楽しみがまたふえました。ありがとうございます。
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この文章を、指先の感触と音声を頼りに打った母。
がんばっていたな~と私は母に尊敬をささげた。