愛知県医療ソーシャルワーカー協会の総会で生活困窮者支援の現状について三輪所長講演
5月10日(土)名古屋市国際会議場において、愛知県医療ソーシャルワーカー協会の総会の場において
「生活困窮者支援の実情とソーシャルワーカーへの期待」と題して80分にわたり講演が行われました。
この中で、困窮者が生み出される背景について、OECDの統計に基づく、相対的貧困層の現状や厚労
省のデーターによる,ジニ係数、派遣法との関係での非正規社員の増大、外国人労働者確保を目指す
ための、技能実習制度の在り方の問題など、多岐にわたる問題を指摘し現状分析から、日本における
貧困問題や、ホームレス、不安定就労、それにまつわる、貧困ビジネス、行政の対応など、具体的事例
を交えながら行われました。
中でも貧困ビジネスの問題では、3月30日の中日新聞の記事を参照にしながら、無料定額宿泊所
の問題を取り上げ、行政と貧困ビジネスとの関係の実情と問題点を明らかにしました。
自立支援を名目に、ホームレス、野宿者を囲い込み、実質的には、公的扶助を前提とした貧困者
ビジネスで、あり、利益追求を第一義とした運営方法であり、そうした所は決して、真の自立につな
がらない事を指摘しました。
(良心的無料定額宿泊所もあると思いますので、
すべてを指して言っているわけではありません)
にとどまらず、もっと社会に出てボランティアも含め各分野で、専門知識を役立ててほしいと・・・熱烈に
訴えていました。そのことが、社会をより良い方向へ導き出す真のソーシャルワーカーの仕事であると締めくくっていました。
(相談の場合は下記までにてご予約ください。)
NPO法人のわみサポートセンター 同 -85-5318
場所はJR東海道線及び、名鉄『一宮駅』から徒歩10分程度です