この1年近く、ほぼほぼフラットウォーターのことしか書いてないという

日本でおそらく唯一のブログになってきてます(笑)

あとに続く人たちに少しでも道標となることがあれば

ブログ作者としても嬉しく思います。

 

 

先週は金曜日に岡崎友子さんのフラットフォイリングのレッスンを受けた余韻も冷めやらぬ

翌日からすぐに新舞子に繰り出してフラット練をやりました。

友子さんのレッスンの時の記事はこちら。

 

 

 

もともとGOFOILのP1500はフラットウォーター練習でGT2600の次に使うフォイルとして買ったものでした。

ハイアスペクトタイプでポンピング性能に優れているというGOFOILの新モデルです。

ところが私がフラットで使った場合、一瞬浮きますがすぐにドスンと着水してしまうので

いつの間にかフラット練はGT2600だけでやり、P1500はウイングで使うように

なってました。

 

ところが友子さんのレッスンで久しぶりにP1500をフラットで使ってみると

以前よりもいい感じがしました。

浮きは全然弱いけど、以前のような浮いてすぐにドスンではなくほんの少しですが

グライド感が出てきました。

 

 

そこでこの週末はP1500とGT2600の両方を使用し、P1500に1時間半近くあてるように

しました。

1日の練習時間はだいたい3時間を目途にしてますのでその半分くらいをP1500で

やるようにしたわけです。

 

 

フォイルマストの位置はGT2600のときはノーズを押さえやすいように一番後ろに近く

セットしています。

 

 

 

P1500のときはリフト力が弱いので少しでも浮きやすくするために前のほうにセット。

 

 

私はこのように単純に考えていましたが友子さんの説明では

GT2600と比べてP1500はフューサレージからフロントウイング前縁までの長さが

短くなるのでその分、フォイルマストの位置を前にしないと同じバランスにならないから

というような説明をされていました。

なるほど、そういう解釈もあるんだと納得。

 

 

土日と2日間の練習でP1500でもだいぶ浮くようになってきました。

GT2600のときと感じが少し違いますが、まだどう違うのかうまく説明できません。

しかも苦手なレギュラースタンス側の上達が著しく、もう少しでグーフィースタンス側と

同等レベルに近づいてきています。

 

グーフィー側は浮いたとたんに体が起きてしまい後ろ重心になって失速しがちですが

レギュラー側はそうした変なクセもなく前傾姿勢を維持したまま漕ぎやすい感じがします。

 

 

フラットでポップアップさせるまでに、まずボードをポンピングせずに

漕いで加速していく「助走の漕ぎ」、

そしてスピードが出てきたらボードポンピングを加えて浮かせていく「本漕ぎ」の

2段階に分けて考えています。

 

フラット練をやり始めたころは助走の漕ぎを長くやってしっかりスピードを付けてから

ボードポンピングを始めるというやり方でした。

ところがこれは体力の消耗が激しいわりに成功率が低いことがだんだん分かってきました。

それでも3時間くらいは練習してましたが、昨年の夏などは1日で2キロ痩せました笑

 

助走の漕ぎは出来るだけ少ないほうがいいというのが最近の私の考えです。

ボードのスピードを上げることよりも挙動を乱さないことのほうが大事です。

ジェレミーリグスさんのこの動画でも助走はたったの2漕ぎですぐに

ポンピング(本漕ぎ)に入り浮き上がっています。

 

 

そこで私も助走は原則2漕ぎ、多くても3漕ぎ以内に本漕ぎに入るように

しています。

そして、本漕ぎも出来るだけ少なく済ませるように心がけています。

GT2600使用時でフラット海面なら本漕ぎもだいたい3~4回以内に浮かせます。

これも数えきれないほどの練習で見えてきたのはポンピングは1発目は弱く、

2発目から強くというのが綺麗にポップアップするようです。

両足とも飛び上がるように抜重しますが、微妙に後ろ足のほうを遅らせるというか

ボードのノーズが上がり気味になるような気持ちで抜重します。

 

P1500は浮きが弱いのでまずは助走3~4漕ぎ、本漕ぎ4~5漕ぎを目安に

やりましたがすぐに助走は2漕ぎでも十分可能と分かりました。

本漕ぎに入ってからしっかり加速できれば浮いてから少しだけグライドする

感じが出てきます。

 

 

レッスンのときに友子さんと話したことですが、この1年でバラクーダを買った人は多い

けれどフラットウォーターは諦めてウイングで乗ってる人が多いだろうということでした。

youtubeなどを見るといとも簡単に浮いているので自分もすぐ出来るだろうと考えて

始めてしまうと、最初しばらくの間はどんなに漕いでも漕いでも全く浮く気配もないので

ビックリしてしまい、こんなこと若くてパワーがある人でなければ出来るわけないじゃん

となってしまいがちなのは残念なことです。

 

私自身まだボードポンピングだけで飛び続けるところまで出来てないので大したことは言えない

のですが、まずはボードをポップアップすることが出来るようになれば

俄然、練習が面白くなってきますし

なんとしてもそこまでは我慢して練習を続けてほしいと思います。

 

この春にはニューバージョンのバラクーダが入ってきて、新たに始める人も多いと

思いますが、フラットウォーターは決して簡単なことではないとしっかり認識したうえで

地道に気長に練習してマスターする人が増えて、

さらに昨年挫折した人たちも適切な練習方法で再チャレンジして

フラット達成する人が増えると本当にいいと思うし、

日本ではまだ始まったばかりの新しいムーブメントだしこれからますます盛り上がって

いくのではという友子さんとの話でした。

 

レッスンでは写真もたくさん撮ってもらいました。

 

グーフィースタンス(右足前)

 

 

レギュラースタンス(左足前)

 

 

手前のアップが友子さん。

真ん中はレッスンに来たO沢さん、この人はすでに

フラットフォイリングが出来て現在はダウンウインドに向けて特訓中。