キャスティングティップランロッドSH753のお話 | ZERO DRAGON

ZERO DRAGON

新しい釣具の提案

2020年2月19日

忘れることのできない出来事が起こりました。

レッドモンスター(アオリイカ)

5.4キロをゼロドラゴン代表の長崎が

釣り上げ、さらに前代未聞のヒットシーンから

ネットインまでの完全収録に成功するという快挙を達成。

ゼロドラゴンのYouTubeチャンネルが賑わい、

今までにない再生回数の上昇を記録しました。

そのレッドモンスターを仕留めたロッドこそが

SH753なのです!

そもそも、開発者でもあり、

ゼロドラゴンの代表でもある長崎は

知る人ぞ知る大のイカ釣り好き。

その好きさ加減も半端じゃなく、

結構やりこんでいるアングラーでも

「あの人が言っている意味が分からい」

※つまり、社長だけ釣れる理由がわからない。

と認めるほど変態レベルです(笑)

→誉め言葉ですから怒らないでくださいね社長www

しかし、地元伊勢湾は決して

イカ釣りに恵まれた環境とは言えません。

イカメタルの文化もありませんし、

アオリイカも特に春は場所が限られ

殆どやるアングラーがおらず、

秋もシーズンが短い。

そんなイカ釣りが厳しい環境の中でも、

ポイントを開拓し、数釣りから、3キロを超えるアオリを釣るなど、

その釣果は過去に某釣り媒体でも取り上げられるほど。

ティップランなんて言葉が無かった時代、

社長から中オモリ式の仕掛けでアオリイカ

釣りを教えてもらったのを覚えています。

社長はいつもそうなんですが、

突拍子もないことを言うんです(笑)

社長にとってはひらめきでも

私にとっては?マークなことが多々あります。

 

あの時もそうでした。

 

社長「末吉、俺いい事考えたぞ!シャローでティップランするんだ!」

私「・・・???」

 

私は心の中で

シャローはキャスト用のエギでやりましょうよ・・・

ティップランに使用するあの重たいエギを

シャローで使う??

イカが釣れる前に、根掛かりするに決まってる~!!!

って思っていました。

普通思いませんか??

できるだけ遠くへキャストして、なるべくゆっくりフォールさせ探りたい。

これがシャローの基本じゃなかったっけ??

 

でもね、世の中がどう考えようと

社長が言うのですから私は言われたままやるしかないんですよwww

 

まあ、そんなことは置いておきまして海に出かけます。

先ずは通常のティップラン用ロッドでやってみますが、

フルキャストが出来ない。

3m~7mのシャローでティップラン用のエギを普通に真下に

落とせばすぐに着底してしまい、釣りが成り立たない。

 

しかし、キャスティングエギングロッドでやれば

今度はアタリが取れないわけです。

つまり、理想はティップラン用のティップを持ち

フルキャスト出来るロッドが欲しいというところに

たどり着いた訳です。

 

でも、これが中々難しい。。。

アタリは取れるがティップラン用ロッドでは、

ティップが超ソフトすぎて折れる心配がある。

そこから、色々な素材やブランクス構造を研究することになりました。

ティップラン用ロッドのティップ素材のトレンドは

「カーボンソリッド」「金属素材」などでしたが、

ゼロドラゴンがたどり着いた答えはなんと「グラスソリッド」

 

え~グラスソリッドじゃ感度が悪いんじゃない??

チッ、チッ、チッ!!!

それは、今までの構造ではそうなるかもしれませんが、

SH753は

グラスとカーボンの結合部分を改良しつつ、

軽量かつ高感度カーボンシート

を感度(振動)が更に増幅するよう裁断設計。

 

これにより今までのロッドよりはるかに手元にもアタリが

伝わり易いロッドに仕上がりました。

2ピースとはとても思えないほどの感度に仕上がっています。

SH753のグリップはフロントグリップが

長く設計されております。

これは、一日中しゃくり倒した場合でも

手が腱鞘炎になりにくい様、リールの前を

握ることにより、バランスが下になり、てこの原理で

楽々アクションできる工夫がしてあります。

 

さて、ここで中々理解がしがたい釣り方の

キャスティングティップランを解説しましょう!

 

使用するタックルです。

ロッド:SH753

ライン:PE0.6号

リーダー:フロロ3号前後

エギ:TR用25g~35g

※ヘッドシンカーを使う場合もあります。

 

まず、エギをフルキャスト。

そしてここが重要。

着水後ラインを張りながらのカーブフォール。

エギがボトムに着底したら、しゃくりあげまた

カーブフォール。

この時、ティップが少しだけ曲がるように

テンションを掛けフォールさせてください。

 

アタリは、手元に来るアタリもありますが、ティップラン同様、

多くは竿先が戻るまたは入るなどしますので

すかさず合わせを入れればOK!

 

この方法だと、シャローでも根掛かりも少なく探ることが出来ます。

一番のメリットは広範囲を素早くサーチベイト的に探ることが可能なことです。

つまり、広いエリアを短時間で攻略可能な為、数釣りにも向いています。

 

勿論、ディープエリアでもこの釣りは可能で、

一度覚えてしまえば本当に強い釣り方。

 

秋口に伊勢湾でひとり100杯以上の釣果を出す

この釣り方を以前は内緒でコッソリやっていたのでした。

 

実はこのSH753

アオリイカ大国と言っても過言ではない、

佐賀県で絶大な支持を得ています。

本当に皆様いつもありがとうございます(^^)/

 

そして、このロッドの発売により

遊漁船の釣り方にも変化が起こりました。

 

それは、今まで片舷の払い側でのみ釣りを行っていたエギングですが、

TRエギをフルキャストすることによりあて側(潮があたる側。受側)でもできる為、

両舷にお客さんを乗せることが出来ようになったんですね~。

 

小さなイカのアタリは勿論、

5キロオーバーの記録級アオリイカとの

ファイトも難無くこなす素晴らしいロッド

SH753

 

また、幅広く使えるロッドSH753は

通常のキャスティングエギングでも飛距離がもの凄く

オカッパリでもこの竿は、私はメインとなり年中使っています。

 

是非、これからご購入をお考えの方は参考にしてみてください。

1本あると本当に便利です。

 

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