豆乳を飲んでみよう -2016冬- | れぽれろのブログ

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忘れたころにやってくる豆乳シリーズ。
「アメーバなう」のトウニュイストの皆様とお話する機会もなくなり、
豆乳を飲むことも少なくなりましたが、スーパーの飲料コーナーを訪れると
どうしても怪しげなフレーバーの豆乳が目に入り、
なんとなく試してみたくなるもの。
過去の経験から、無難な味の「麦芽コーヒー」か「紅茶」を購入しろとの
教訓を得たはずですが、怪しいフレーバーについ手を出してみたくなるのが
豆乳道の奥深さ。
新物や期間限定品も販売されているようですので、
久しぶりに4種類ほど豆乳を飲んで感想などを纏めてみることにします。


今回のターゲットはこちら。

豆乳2016_1


お馴染みキッコーマンの豆乳飲料から4種類を選抜してみました。
なかなか濃そうなメンツです(とくに右から2番目)。
今回は「キウイ」が新味、「甘酒」が季節限定品とのことです。

なお、パッケージのデザインが少し変わっているようです。
黄色の鳥が古代ギリシャのイカロスの如く太陽に向かって突っ込んでいく
デザインは変わりませんが、木が3本追加されています。
木の大きさとのバランスからすると、この鳥はかなり巨大な鳥だったと
いうことになります。
かろうじて残っていた「紀文」のロゴはとうとう消失
(キッコーマンソイフーズ社は元々は紀文食品のグループ会社)
「毎日続ける大豆の健康」のキャッチフレーズは赤帯に変更されています。
あと、下の方に「イラストはイメージです」と小さく追記されています。
「味がちゃうやないか」とのクレームでも多発したのでしょうか・・・?

(ご参考:前回までのパッケージデザイン)

豆乳1



ということで、飲んでみます。
各豆乳は連続して飲まず、1日~2日おきに飲んでいますので、
その日の気分により感想は異なるかもです。


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・挑戦①:巨峰

豆乳2016_2


<原材料>
大豆(カナダ産、遺伝子組み換えでない)、砂糖、巨峰果汁、
難消化性デキストリン、米油、糊料(ペクチン)、香料、クエン酸、乳酸カルシウム
大豆固形分は2%以上
果汁10%未満

過去の挑戦から、キッコーマンの豆乳飲料は
「大豆固形分2%-果汁・クエン酸系」と
「大豆固形分4%-乳化剤系」に分かれることが経験的に分かっています。
総じて「果汁・クエン酸系」は飲みやすいが豆乳っぽさが感じられないという
共通点がありますが、今回のこの「巨峰」は過去の「いちご」や「白桃」に
比べると
少し飲みにくい感じがします。
ブドウの爽やかでありながら少し癖の強い感じ(下の根元に味が残る感じ)と
乳製品との組み合わせはあまりよくないのかも・・・?
イチゴミルクやバナナミルクといった食べものは存在しますが、
ブドウ+牛乳系という食べ物・飲み物はあまりないような気がします。
総じてややハズレっぽい感じ・・・。


・挑戦②:キウイ

豆乳2016_3


<原材料>
大豆(カナダ産、遺伝子組み換えでない)、砂糖、キウイフルーツ果汁、
リンゴ果汁、水溶性食物繊維、米油、クエン酸、糊料(ペクチン)、
乳酸カルシウム、香料
大豆固形分は2%以上
果汁10%未満(キウイフルーツ果汁3%)

新発売のキウイ味。
こちらも果汁・クエン酸系、
リンゴ果汁配合、「果汁10%未満(キウイフルーツ果汁3%)」ですので、
キウイよりリンゴの方が多いやないかというパターンです。
(これも過去に何度かあったパターン。)
このキウイ味、巨峰に比べるとずいぶん飲みやすいです。
しかし、キウイフルーツってこんな味やったっけ?という疑念が残ります。
過去に飲んだ「いちご」「うめ」「健康ラムネ」もリンゴ果汁主体で、
このリンゴと豆乳との相性がよく、飲みやすさを齎しているのかもしれません。
しかし「リンゴ味」の豆乳はなぜかいまだかつて
お目にかかったことがありません・・・。

そういえばその昔、屋台でかき氷屋さんのお手伝いをしていたとき、
業務用かき氷シロップの原材料名を読んでみたことがあるのですが、
「いちご味」も「メロン味」も、着色料を除いてどちらも原材料名が
全く同じだったことを思い出しました。
要するに香料・酸味料・甘味料のバランスでなんとなくイチゴっぽくなったり
メロンっぽくなったりするものだと、そういうことのようです。
この豆乳飲料も実は同じ、リンゴ果汁や香料や酸味料の微妙なバランスで
イチゴっぽさやキウイっぽさを出しているだけではないか、
イチゴ果汁やキウイ果汁は申し訳程度にちょこっと入れているだけでは
ないのかという疑念が湧いてきます(笑)。


・挑戦③:アーモンド

豆乳2016_4


<原材料>
大豆(カナダ産、遺伝子組み換えでない)、砂糖、アーモンド、
米油、天日塩、寒天、香料、糊料(セルロース、ジェランガム、アカシアガム)、
乳化剤、ビタミンE、(原材料の一部にごまを含む)
大豆固形分は4%以上

こちらは「大豆固形分4%-乳化剤系」です。
この系統は当たり外れが大きいのですが、この「アーモンド」は飲みやすいです。
美味しいと言ってもいいかもしれません。
豆乳を飲んだという感じもしますし、
豆乳を飲みながらそれとなくアーモンドの風味がするという
良い感じの飲み心地です。
今回の挑戦の中ではこれがベストです。


・挑戦④:甘酒

豆乳2016_5


<原材料>
大豆(カナダ産、遺伝子組み換えでない)、砂糖、
米発酵調味料(米糀、酒粕、米粉、食塩)、
天日塩、米油、糊料(加工でん粉、カラギナン)、香料、
乳酸カルシウム、乳化剤
大豆固形分は4%以上

いよいよ最大の難所、甘酒です。
酒粕が入っており、これが豆乳とどのような相性になるのか・・・。
飲んでみると・・・美味しくないです(笑)。
酒粕っぽい感じはしますが、甘いのか何なのかよく分からない風味です。
なんとか頑張って飲み干したという感じ。
そういえば・・・自分は甘酒の味自体をよく思い出せないという
事実に気づきました。
なので、イメージしている甘酒の風味との元々のギャップが
あったのかもしれず、ひょっとしたら飲む人が飲むと
違和感なく飲めるのかもしれません。
じかし、個人的には再度飲みたい味ではありません・・・笑。


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・結果

美味しかった順に並べると、
アーモンド→キウイ→巨峰→甘酒
ということになりました。
豆乳飲料を試される方はご参考まで・・・。


しかし、いろんな味を試すと、1日2日置きでも
だんだん舌がよく分からなくなってきます。
大昔、ダウンタウンの松本さんが番組の企画で
インスタントラーメン30種類を連続して食べて味を見分けるということを
やってましたが、このときに
「味覚がおかしくなってバナナの味がする」仰っていました。
香料や調味料が含まれたものを真剣に味比べすると
舌がおかしくなって味が分からなくなってくるのかもしれませんね・・・笑。