車をめぐる思い出 その2 | れぽれろのブログ

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前回に引き続き、マイカーについての思い出話です。

車を買ってしばらくして事故にあったことは前回の記事に書きました。
今回は車の不幸ごとその2、盗難の記録です。


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車を購入してから約10か月。
年の瀬も押し迫った寒い寒い12月の最終週。
仕事も無事終了し、年末年始のお休みの1日めの出来事です。

この日はお昼頃まで家でダラダラと過ごしており、
お昼過ぎに昼食を食べようとマンションから外へ出ました。
ふと駐車場を見ると・・・なんと自分の車がありません。
しばらく何が起こったか分からず、茫然自失状態。
あれ、昨日ちゃんと車に乗って家に帰ってきたよな・・・。
記憶を辿ると確かに車に乗って帰ってきて駐車場に止めたはずです。
なぜ車がないのだろう・・・。
あれこれ考えると、これはやはり盗まれたのだという他に考えようがありません。

さてこのとき自分はどうしたか。
答え:歩いて昼食を食べに行きました。
今すぐ警察に行っても、事情聴取やら何やらで時間がかかりそうだと判断し、
まずはご飯を食べることに。
普通なら慌てて警察に行くか110番するかしそうなものですが、
やはりお腹が空いていると元気が出ないであろうという、意外と冷静な判断です。

腹ごしらえの後、警察に行こうかどうしようかと思いましたが、
一応110番して来てもらうことにしました。
すぐにサイレンを鳴らしてパトカーがやってきました。
事件が発生してからだいぶ時間が経っているのですが、
それでも一応パトカーはサイレンを鳴らして急いでやってきました。
その場で軽く現場検証らしきことをやった後、交番に来るように指示されました。
交番に着いてからは、案の定細かい質問・事情聴取・事務手続きが続きます。
ご飯を食べておいて良かったと思う瞬間です。

家に帰った後、ようやく車がなくなったという現実感が湧いてきます。
「また車買うの、お金もったいないな」と途方に暮れながら、
前日に録画した「オールザッツ漫才」(関西の年末深夜に生放送される番組、
若手芸人がたくさん登場してネタを披露するというお笑い番組です。
この番組、今もやっているのでしょうか?)の録画を約6時間に渡って
見続けた記憶があります。
なんか自分はこういうときって意外と落ち込んだりせず、
録画を見ながらケラケラ笑っていたように記憶しています・・・笑。

その日の夜11時ごろ、突然電話がかかってきました。
「どこそこの交差点の近くの土手のところに、あなたの車が乗り上げている。
車の中に車検証やらの書類があり、あなたの住所と電話番号が書かれてある」
との電話です。

年末の寒い寒い夜、見つかってよかったという嬉しさと、寒いのに面倒くさいなと
いう思いが重なりながら、
タクシーで約30~40分かけて現場へ向かいました。
現地にて車を確認したところ、確かに自分の車です。
カギが壊され、ハンドルの奥のエンジンキーの部分も壊され、
何らかの方法でエンジンがかけられたようです。

ということで、この日2回目の110番、警察官がやってきました。
警察官曰く、おそらくは愉快犯なのではないかとのことでした。
何にせよ見つかって良かったと思い、車に乗ってそのまま帰ろうとしましたが、
警察の方は乗って帰ってはダメとのこと。
盗難の犯人を特定するため、警察にて車を調査する必要があるとのことです。
調査後に車は返却されるとのことですが、この日は年末なので、
調査は年明けから。
なので、お正月が終わってから車は返却されるとのことでした。
自分の車やのに、乗って帰ってらあかんのか・・・。

車に下手に触ってはいけないため、JAFを呼んでレッカーで車を警察まで
移動させることになりました。
ちなみに、驚くべきことに、レッカー代は自分持ちでした。
な、なんでや・・・!
思いっきり釈然としません(笑)。

時間は既に深夜、タクシー代をたくさん払ったため、お金がありません。
警察の方は最後は親切、パトカーで家まで送ってくれました。
送ってくれたおっちゃんには感謝。
ちなみに、パトカーは普通に走っているとものすごく遅いです。
なぜなら、パトカーの前の車が制限速度で走るからです(笑)。
ノロノロ運転の車の後ろを、パトカーもノロノロと行く・・・。

家に帰ると深夜3時くらいだったと思います。
寒い寒い年末の日でしたので、体が冷えました。
その後もなかなか眠れず、録画しておいた「タモリ倶楽部」の空耳アワーの
年末特番をみて、これまたケラケラ笑ったことを記憶しています。
(このころは割とテレビをよく見ていました。)

年が明けたお正月の第1週、車を引き取りに警察に向かいました。
ここでまたしてもショック!
なんと、車の中が指紋検出のための銀色の粉でまみれています。
車内ギンギラギン・・・笑。
酷い目に合った車ですが、エンジンをかけるとちゃんと走ってちゃんと止まります。
なかなかタフな車です。
家に帰ってから、ハンドル下の壊された部分を自力で修理し、
銀色の粉以外は見かけ上元通りに戻りました。
なお、この指紋検出の粉は、このあと掃除してもなかなかとれず、
じばらくギンギラのままの車に乗り続けることになりました。
何この不幸は・・・笑。


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以上が盗難の記録です。
ちなみに、この後警察からの連絡は一切ありません。
結局犯人が見つかったのか、原因が何なのかも分かりませんでした。
分からなかったのか教えてくれないのか、どちらなのかも分かりません。
(まあ、実はそんなに興味もないのですが・・・。)

過去の経験から学ぶ今日の個人的教訓。
・警察の事情聴取は時間がかかるので、腹ごしらえをしてから事に挑むべし。
・盗まれた車が発見されても、車はすぐに自分のところには帰ってこない。
・盗難の被害者であっても、レッカー代は支払い必要なので注意されたし。
・サイレンの鳴っていないパトカーは遅い(笑)。


また気が向いたときに、大事故の記録もまとめようかなと思います。