５月６日午前１０時ごろの南西の空の様子です。
●５／６ 宇宙天気と地震と空の様子（６月２日地震予測）
NOAA
GOSE
５月６日、宇宙天気が乱れ始めました。
X-ray
太陽面Ｒ：◆◆５月６日、宇宙天気ニュースの情報◆◆
2018/ 5/ 6 12:48 更新
高速の太陽風が到来し、磁気圏の活動も強まっています。
コロナホールの影響が始まり、太陽風は600km/秒台の高速風になっています。
DSCOVR衛星の観測によると、昨夕、5日18時半(世界時5日9時半)頃から、太陽風の磁場強度が上昇を始め、4時間後には、15nTに達しました。
磁場強度は、その後、10nT程度に下がり、今朝まで強まった状態が続きましたが、現在は5nTと平均的な値に戻っています。
太陽風の速度も同様に上昇を始め、6日0時(世界時5日15時)に500km/秒を超えて高速風になり、現在は650km/秒まで高まっています。
27日周期の図を参照すると、前周期よりも半日から1日程度変化の到来が早まっています。
太陽風磁場の南北成分は、大きく南向きに変化しています。
磁場が強まり始めた頃に、-10～ -15nTの強い南向きの変化が繰り返し発生し、磁場強度が一段下がった後も、-7nT程度の南向きが続きました。
この影響で磁気圏の活動は強まり、AE指数では、1000nTに達する大きな活動が、断続的に半日ほど続いています。
また、京都大学のDst指数速報値によると、-50nT程度の変化になっていて、小さい磁気嵐が発生している様です。
最新のデータでは、磁場強度が5nTに下がり、南北成分の変化も小さくなっています。
太陽風の速度は高まっていますが、磁気圏の活動は少し弱まるかもしれません。
SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、コロナホールの後半(左側)は、まだ太陽の中心線を通過しているところです。
太陽風への影響は、4～5日後くらいまで続きそうです。
太陽は、東端から現れた領域には黒点はなく、2708群が見えているだけです。
X線グラフも変化はなく、太陽は穏やかです。
【2018年5月6日 22時59分頃、茨城県北部、M3.5、最大震度1】
【2018年5月6日 21時20分頃、熊本県熊本地方、M2.4、最大震度1】
【2018年5月6日 21時13分頃、熊本県熊本地方、北緯 32.7度/東経 130.7度を震源とするＭ３．９、最大震度４の地震発生。深さ約10km】
【2018年5月6日 15時4分頃、八丈島東方沖、北緯 32.2度/東経 140.2度を震源とするＭ６．０の地震発生。深さごく浅い】
【2018年5月6日 11時5分頃、トカラ列島近海、M4.2、1】
【2018年5月6日 11時5分頃、トカラ列島近海、北緯 28.7度/東経 128.8度を震源とするＭ４．２、最大震度１の地震発生。深さ約20km】
【2018年5月6日 8時15分頃、父島近海、、北緯 26.3度/東経 141.8度を震源とするＭ４．２、最大震度1の地震発生。深さ約30km】
【2018年5月6日 7時17分頃、秋田県内陸北部、M3.0、最大震度1】
【2018年5月6日 7時15分頃、秋田県内陸北部、M3.8、最大震度3】
（地震情報より）
５月６日の月齢（２１時）：２０．４
５月６日の空の様子。
晴れていましたが、空には薄い巻雲が出ていました。
朝７時４０分頃の東の空です。見づらいですが、太陽の下に薄い筋雲が見られました。
南西の空にも薄い筋状の雲がかかっていました。
西の空の様子です。右側（北の）方から雲が出ているようです。
８時２０分ごろの南東の空なのですが、筋雲が２本出ていました。
１本天頂から北の方へ、１本は西の方へ向かっています。
上の写真の右側（南）の様子です。雲が向かっている先は西のようです。
西側の空の様子です。右の方（北）の方から雲が出ています。
東京からみて、南の空、午後３時過ぎに八丈島東方沖、Ｍ６．０の地震がありました（●）。
【2018年5月6日 15時4分頃、八丈島東方沖、北緯 32.2度/東経 140.2度を震源とするＭ６．０の地震発生。深さごく浅い】
北から北東でも揺れていたようです。茨城県北部●と西部●で印がついています。
【2018年5月6日 22時59分頃、茨城県北部、M3.5、最大震度1】
み
太陽面Ｒ：
直近ではフィリピン海プレートが活性化する太陽面のようで、九州地方や小笠原、関東地方がゆれやすいようです。
過去にはＭ７以上の巨大地震を起こしている太陽面でもあります。
過去に、２０１１年スマトラ島沖でＭ８．６、２０１５年ネパールでＭ７．８の地震がありました。
ユーラシアプレート、インド・オーストラリアプレートも活性化しやすいのかもしれません。
直近ではＭ６以上の地震は起きていなかった太陽面ですが、４月９日に島根県でＭ６．１の地震がありました。
【2018年4月9日 1時32分頃、島根県西部、北緯 35.2度/東経 132.6度を震源とするＭ６．１、最大震度５強の地震発生。深さ約10km】
調べてみましたら、１８７２年に島根県の浜田地震Ｍ７．１がこの面で起きているようです。
今週期は秋田県内陸北部も揺れていましたので、東北地方の内陸部も注意してください。
太陽面Ｒの過去の様子はこちらをご覧ください。
次回この太陽面がめぐってくるのは６月２日です。
おしまい