3月6日朝の北東の空の様子です。

 

●3/6~7 宇宙天気

NOAA GOSE

3月6日の磁気圏は穏やかでした。

 

太陽面K:◆◆3月6日、宇宙天気ニュースの情報◆◆

2018/ 3/ 6 13:30 更新

太陽風はやや低速で、磁気圏は穏やかです。新燃岳の噴煙の写真をどうぞ。

太陽風は、速度が380km/秒とやや低速、磁場強度は、5nTと平均的な状態で安定しています。

磁場の南北成分は、0nT付近かやや北寄りで、磁気圏は穏やかな状態が続いています。

SDO衛星AIA193では、コロナホールが西に進み、明日か明後日くらいから、影響が始まるかもしれません。

太陽は無黒点で、フレアの発生はありません。

SDO衛星AIA304によると、太陽の北西部(右上)で、昨日の昼、5日13時(世界時5日4時)頃に、フィラメント噴出が発生しています。

太陽の中央部からは外れているので、地球への影響はなさそうです。

 

今朝から霧島山の新燃岳の噴火が続いている様で、ライブカメラを見ると、1000m程度の噴煙が上がり続けています。

今日は風が南に向かっているため、新燃岳から濃い灰色の雲がこちらに押し寄せ、周囲にはうっすらと火山灰が積もっています。

空気も少し硫黄臭く感じます。

噴煙の切れ目から新燃岳方面が見えたので、学校から撮った写真を紹介します。

中央の山のてっぺんから縦に伸びる黒い雲が噴煙です。

上がったあと、風に流されてこちらに向かっています。

 

新燃岳が噴火しました。

北海道と西表島近海が揺れていました。

【2018年3月6日 9時51分頃、北海道東方沖、北緯 43.6度/東経 147.4度を震源とするM4.4、最大震度1の地震発生。深さ約30km】

【2018年3月6日 20時50分頃、西表島付近、北緯 24.2度/東経 123.8度を震源とするM4.0、最大震度2の地震発生。深さ約20km】

 

過去にM6以上の大きな地震が少ない太陽面のようですが、

日付が変わる直前に パプアニューギニアでM6.7の地震が起きています。

【2018年03月06日 23時13分、Papua New Guinea、南緯6.294度/東経142.607度を震源とするM6.7の地震発生。深さ約10km】

 

27日前には日付が変わって、すぐに台湾で大きな被害が出た地震がありました。

【2018年02月07日 00時50分、Taiwan北緯24.174度/東経121.653度を震源とするM6.4の地震発生。深さ約10.64km】

27日前の宇宙天気の様子はこちらをご覧下ください。↓

『台湾でM6.5 ● 2/5~7 宇宙天気』

 

3月6日の月齢(21時):18.6

 

3月6日の空の様子です。

この日は、とにかく、北側の空が異様でしたので、たくさん写真があります。

刻々と変わる空の状態をご覧になってください。

 
朝、6時台の北側の空の様子がとにかく変でした。
午前10時ごろ、北海道東方沖でM4.4の地震がありましたが、その影響だけではなかったようです。
北西では、石川県西沖で地震があったようです。今後も石川県沖が揺れてきます。
日本海側が活発になってきたようにも思います。

【2018年3月6日 1時26分頃、石川県西方沖、M3.8 、最大震度2】

【2018年3月6日 1時30分頃、石川県西方沖、M3.7 、最大震度2】

 
朝6時台の北北東の空です。すでに乱れ髪状の雲が出ていました。
拡大するとこんな感じです。空にこの雲が出現すると不気味に感じます。
 
もう少し北の方の空です。乱れ髪状の雲は北の方へ向かっていました。
天頂は北~北西から雲が湧き上がっていました。

その下に筋雲が出ていました。この雲は反対側は北東方向へ延びていました。

 
まだ、この時、うっすらとしか、出ていなかった北東の雲です。

 
東の空にはまだ影響はなさそうでした。

 

そのころの南東の空も怪しい感じです。

こちらも南東の空です。乱れ髪状の雲が出ていました。

 

こちらは先ほどの北側の空です。刻々と変化して、雲が厚くなってきます。

 

 
北の空です。
 
北東の空の全体の様子です。北東の空にも雲が出てきました。
 
雲が変化してきます。消える様子がありません。
 
北東の空もこの雲に覆われてしまいそうです。
 
少し時間が経ちました。7時前ごろの様子です。
北東から東へ向かって筋雲になってきました。
 
東の空にも筋雲ができ始めてきました。
 
南東の空もこの雲に覆われてしまいました。
 
7時前頃の南東の空です。少し筋雲は消えたでしょうか。
 
8時台の北東の様子です。とうとう、不気味な厚い雲に覆われてしまいました。
この後、この雲は消えてしまいました。
午前11時過ぎの南東の空の様子です。
 
南に近い南東の空の下の方に、あの雲がまだ見られました。
 
南の方では、駒橋第三海山あたりだと思いますが、そこで、小さな地震が起きていました。

【2018年03月06日 14時59分、M3.9、約383.1km、北緯32.402度/東経138.014度】

 

 

NOAA GOSE 

3月7日の磁気圏も静穏だったようですが、フィラメントが発生したようです。

X-ray 

太陽面L:◆◆3月7日、宇宙天気ニュースの情報◆◆

2018/ 3/ 7 12:38 更新

太陽でフィラメント噴出が発生しています。太陽風は平均的な速さです。

太陽は無黒点で、X線グラフは変化がありませんが、

太陽の中心部で、7日1時(世界時6日16時)頃から

フィラメント噴出が発生しています。

発生地点が太陽の中心付近なので、飛び出したガスは地球の方向へも向かっていると考えられます。

速度の高まりは特に見られないと思いますが、磁場の強まりが到来する可能性があり、南向きに大きく変化した場合は、オーロラなど磁気圏の活動を強める可能性があります。

到来は、4~5日後の11~12日頃ではないかと思います。

オーロラ観望のチャンスになるかもしれません。

太陽風は、速度が380km/秒から400km/秒に少し上がり、平均的な速さになっています。

磁場強度は、5nTから3nTへ下がり、やや弱くなっています。

磁場の南北成分は、北寄りの傾向になっていて、磁気圏の活動は穏やかな状態です。

この後、コロナホールの影響が見られるのか、このまま穏やかに推移するのか、注目してください。

 

北海道で少し大きな地震がありました。6日の不気味な雲はその影響だったでしょうか。 

【2018年3月7日 13時40分頃、千島列島、北緯 45.0度/東経 152.9度を震源とするM5.8、最大震度1の地震発生。深さ約10km】

 

前々周期(54日前)の1月12日にミャンマーでM6の地震が起きています。

過去には、2016年浦河沖M6.7が起きています。

今回も北海道が活発化していました。27日前も北海道が揺れていました。

【2018年2月8日 10時33分頃、根室半島南東沖、北緯 42.9度/東経 146.8度を震源とするM4.5、最大震度1の地震発生。深さ約30km】

北海道が揺れやすい太陽面なのかもしれません。

前周期の宇宙天気の様子はこちらをご覧ください。↓

『南海トラフが動いていたかな?● 2/8~9 宇宙天気』

 

 

3月7日の月齢(21時):19.6

 

3月7日の空の様子です。

朝6時ごろ、東の空はきれいなグラデーションになっていました。

特に変わった雲や筋雲はなかったようでした。

 

 

無感地震では、愛知県沖ではこの日も揺れていました。

【2018年03月07日 11時38分、M3.5、約355.4km、北緯34.279度/東経137.225度】

【2018年03月07日 11時38分、M3.3、約357.3km、北緯34.326度/東経137.178度】

 

おしまい