あなたに、いつか「恩返し」をしたかった──「二十歳の誕生日プレゼントには、指輪が欲しいな」わたしは恋人に人生初のおねだりをした。
「やっと、自分から欲しいものを言ってくれた」と喜んでくれた彼は、誕生日の前日、待ち合わせ場所に現れなかった……(「サファイア」)。
人間の不思議で切ない出逢いと別れを、己の罪悪と愛と希望を描いた珠玉の物語。
表題作他「真珠」「ルビー」「ダイヤモンド」「猫目石」「ムーンストーン」「ガーネット」全七篇。
audibleのテレビCMを見て、永作博美さんの「宝石が人生を輝かせるだなんて、笑わせる」の「笑わせる」の言い方にしびれまして、どんなお話しなのか気になりました。
流石の演技力です。
優しい言葉の裏に隠された悪意、憎悪のスイッチが入る瞬間、狂気を含んだ笑い声。
怖い。怖いよ永作さん。
湊さんの醍醐味であるイヤミスのイヤ～な部分が永作さんの朗読で倍増します。
ラストに救いがあってよかった。
そうでなければ薄ら寒い余韻で一晩震えたかもしれない。
迫真の演技は受けるダメージもデカいと、あるブロ友さんが仰るとおりでした。
さて、先日ギプスがとれました。
まだ骨がくっついてはいないので、松葉杖生活は続きます。
超音波治療で骨の回復を促していくそうです。
ギプスがとれて、１ヶ月ぶりに湯船に浸かることができました。
気持ち良かったぁ～♨️