因縁を持つ家に生まれ変わり | 秘密曼荼羅十住心論 呪悔法の学び部屋:ブログ

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秘密曼荼羅十住心論にある呪悔(しゅかい)法(呪法と懺悔法(さんげほう))と、因縁とはなんぞや?と密教を勉強のする身として、書き残しておきます。
佐伯泉澄師を始め、野口裕教先生、田中僧正の元で、たくさんのご指導をいただいております。
南無大師遍照金剛 合掌

備忘録

前世の自分の行為が、現世において自分が産まれるべき家を決定します。

つまり、前世、男女関係で罪を犯し恨まれると、生まれ変わる時に色情がらみの因縁を持つ家に生まれ変わり自分が男女関係で苦しみます。

つまり、前世罪を犯した者は、現世、家系因縁の重い家に生まれ変わり自分が苦しみます。

前世因縁が現世の家系因縁を決定する。

前世の報いを現世の家系因縁で受ける。

これを「因縁転換の法則」と言います。

この出典はチベット密教の「死者の書」です。

日本では、お大師様が「秘密曼荼羅十住心論」の序文において、前世人を殺した者は現世短命多病になると言って説かれております。