邪心がある者は受けることも修法もできない。 | 秘密曼荼羅十住心論 呪悔法の学び部屋:ブログ

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秘密曼荼羅十住心論にある呪悔(しゅかい)法(呪法と懺悔法(さんげほう))と、因縁とはなんぞや?と密教を勉強のする身として、書き残しておきます。
佐伯泉澄師を始め、野口裕教先生、田中僧正の元で、たくさんのご指導をいただいております。
南無大師遍照金剛 合掌

備忘録


お大師様は「秘密曼荼羅十住心論」の序文において、因縁転換の法則と懺悔法による治病と因縁浄化を説きながら、そのあと、十章を費やして、異生羝羊心から秘密荘厳心まで、十段階の霊格を掲げ、過去の因縁浄化も大事だが、自らの霊格を高め、新たな因縁を作らぬこと、自らの霊格をより高めることが生きることの目的だと説いているのである。


懺悔法は邪心がある者は受けることも修法もできない。


懺悔法を受けたければ、自らの生き方を省みざるを得ない。懺悔法は病気が治ったでは終わらない。


病気治しは方便に過ぎないのだ。


懺悔法の真の目的は人間の意識浄化、霊格向上である。