一日一禅 | おてらさん

おてらさん

大分にある臨済宗のお寺さんです。

「飲み友だちなるものがある。『きみよ』『きみよ』と呼びかけて『われらは親友だ』と言う。
しかし、何かことが起こったときに助けてくれる人こそが、真の友人なのである」

(長部経典)

気がつけば15日からまったくブログの更新ができていませんでした。

14日の夜から始まった地震。
いつ収束するのかも分からない状況で、すっかり寝不足です。
とりあえず、もうあの緊急地震メ-ルの「キュインキュイン!」
という音は聞きたくないですね><

それでも大分市内はまだ被害は少なかったのですが、当山では位牌堂の一番上の段に座っていた達磨さんがお位牌をなぎ倒しながら転げ落ち、花瓶がひとつ割れました。


これぞまさに

達磨さんがころんだ(ノД`)

救助後、しばらくはここで過ごしていただきます。

ちょっと寂しそうw

後日、甚大な被害を受けた湯布院の佛山寺さんに若手僧侶が集まりました。
倒壊こそなかったものの、石垣が崩れ、土壁があちこちで割れ、庭の灯籠やお地蔵様もみんな転んでしまっていました。




倒れた石灯籠などを直すことはできませんが、片付けと掃除だけは皆、得意とするところw
僧堂で修行した経験のある人たちは、とにかくきびきびとよく動きます。
自分もそんな人たちの一員として居させていただいていることを、本当に嬉しく思っています。

屋内も庭も、1日かけてきれいにしました。
しかしまだ予断を許さない状況なので、倒れやすい物、壊れやすい物などは全部、床に寝かせて置きました。

今はまだこの程度の働きしかできませんが、これから先、復興するためには長い長い時間が必要になると思います。
それを別府・大分、はては熊本の隣人として、友人として被災した方々を支えてゆかねばなと思っています。



辛いときこそ
人は真価を発揮できる







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