「授戒」とは習慣づけのこと! | HASEさんのブログ

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曹洞宗では、「禅戒一如」と申しまして「戒を守る」ということをとても大切にしております。
よく葬儀などで「戒名」を授かるということを多くの方々がお聴きすると思いますが、本来は葬儀の場ではなく、
生前に信頼できる和尚さまから授かるのがよろしいかと思います。

先日、ある有名な和尚さまにお会いさせていただきました。
「戒」というものは、古来インドの言葉で「シーラ」といい、本来の意味は「習慣づける」という意味だそうです。
これはとてもいい考え方だと思います。

曹洞宗の教える授戒の際の「仏の十戒」とは、
一、生きとし生けるものの生命(いのち)を大切にしなければならない
二、盗みや不正を犯してはならない
三、夫婦の道を乱してはならない
四、うそ偽りを言ってはならない
五、迷いの酒や思想に溺れてはならない
六、他人の過ちをいい触らしてはならない
七、おのれの自慢ひとの悪口を言ってはならない
八、物でも心でも与えることを惜しんではならない
九、激しい怒りで自分を失ってはならない
十、仏陀(ほとけ)の教えを疑ってはならない
これはわれら仏教徒の生活の信条であると、あります。

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これをこう言い換えてみては如何でしょうか?
「仏の十戒」
一、生きとし生けるものの生命(いのち)を大切にする習慣をつけましょう
二、盗みや不正を犯さない習慣をつけましょう
三、夫婦の道を乱さない習慣をつけましょう
四、うそ偽りを言わない習慣をつけましょう
五、迷いの酒や思想に溺れない習慣をつけましょう
六、他人の過ちをいい触らさない習慣をつけましょう
七、おのれの自慢ひとの悪口を言わない習慣をつけましょう
八、物でも心でも与えることを惜しまない習慣をつけましょう
九、激しい怒りで自分を失わない習慣をつけましょう
十、仏陀(ほとけ)の教えを疑わない習慣をつけましょう
これはわれら仏教徒の生活の信条です。と。

これなら一般の方々にもとても受け入れやすいし、お葬式の時までに「授戒」を待つ意味がありません。
本来お釈迦まさは、この世の私たちに生老病死の苦悩を生き抜く「智慧」をお授けくださいました。
是非、一人でも多くの方が生前に「授戒」をされて↑のような生き方を「習慣づける」ことが大切だと思います。

それが、人が「シアワセ」な人生を生きるための基本だと教えて下さっておられます。

ということで、瑞岩寺では毎月月初めの日曜日の10:00より月例法話会、11:00より月例座禅会、終わって月例授戒をしております。

ふるってご参加ください。ともに仏道を歩んで参りましょう!!

(住)

合掌 瑞岩寺住職 長谷川俊道


podcastHASEの金曜は聴きこみ寺(旧:こまった時の聴きこみ寺)(毎週金曜日好評配信中!!!)

群馬県・太田市にある瑞岩寺の住職HASEの一風変わったトーク番組。 毎週金曜日、未知なる“寺スタジオ”に素敵なゲストをお迎えします!
インタビュアーであるHASEが、“住職”という枠を超えて、あんなことやこんなことを聴いちゃいますよ♪
さぁ、金曜は寺スタジオでゆったりまったりゲスト対談をお楽しみください。
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(住)

合掌  瑞岩寺住職 長谷川俊道