病気の勉強会 その3 | ∵スキルス胃ガンなんだもん 東京テラピー生活~ゾウ蔵が病院に行く

∵スキルス胃ガンなんだもん 東京テラピー生活~ゾウ蔵が病院に行く

未だガールライフを送り、スキルス胃がん治療中。
6年生に進級。

手術後、いくつかのレジメンの後、
現在は、胃がんには未承認レジメンで化学療法中。

主治医も五代目になりました。
そして、もう一人の主治医が並行してついてくれることになりました。

「がんは老人病なの?空耳?」


国立がんセンターの講座に行って来ました。


今回のお題

「がんを知って、がんと生きる」

「国のがん対策と国立がんセンターの目指すところ」


演者の先生のスピーチはとてもお上手でした。

スクリーンに出される資料もよく出来ていました。

内容もまとまっていてわかりやすかったです。



一番目のお題

長寿になれば病人も増える。

老衰という理想は、実際にはほんのわずかな比率にしかすぎません。

免疫力が落ちてかかるがん患者が増えるのは当然であり、死因ががんになるのも当然。

死するのが同じなら、がんが死因というのは特に悪くないのでは?と。


そういう前提にしか聞こえないのです。


若くしてがんになった場合のことは?

まだ若いのに、数年以内に自分の人生を総括して終結していくという準備期間があるといわれても、

さほどうれしくはないです。

20, 30, 40, 50これくらいの現役世代が同様では・・・と。


二番目のお題

特にがんセンターに対する一般的な認識とがんセンター自体の認識のずれが相当あることのだと感じました。

研究機関であることに認識を求めていました。

私は病気になって初めてそうだと受け止めました。

だから、最初からここへ行くことには二の足を踏んだのです。

それにとても混んでいます。

でも、がんの専門病院だから、がんにかかればここで治してもらえる、という人が多いのです。

いっそ、改めて名称を変更してはと思います。”がん研究所” ”がん治験センター”


病院は治療するところだと思いますが、術後の念のためのフォローには、

患者さんが多くて対応しきれないそうです。

だから、他の病院といわゆる業務分担をしたいと。決して見捨てるというわけではないと。


思い出したことがあります。

カイシャ復帰した頃、初めてがん治療のため休んでいたと言ったら、


浪花の二児のママ 「え”-そんなー。がんって年寄りがかかる病気だと思ってたわ。」


大きな病気って一般に若い人はかからないってことですか。

がん、脳、心臓。。。。。

しかしながら、一方で、うつ病は現役世代の病気みたいに言われてますね。


この手の講座には、これまで主催者もタイプも異なるものに参加してきたわけですが、

共通して感じたことがあります。


参加者は老人が多い

私からすると一般的な情報

中には改めて言われて納得するものも

演者=医者の人柄や姿勢の一端を知る面白さ


参加者がそうであるためか年配層向けの内容のような印象を受けます。

それでも、なるほど、と思うこともあり、都合がつけば参加しようかと思います。