韓国の国会も止められないキムヨンギョンの契約問題 | バレー・テニス中心のスポーツブログ

バレー・テニス中心のスポーツブログ

男女バレー・テニス等のスポーツ、ダイエットを記載します

もはや世界のトップバレーボーラーとなり、世界中のファンが認めるバレー選手である韓国の『キム・ヨンギョン
$バレー・テニス中心のスポーツブログ
しかし未だに元所属チームの興国生命との解決に至らずに、現在は国会議員がでるまでに発展。大問題になっているように見えます。

下記の内容は幾つかの韓国の記事をまとめたあくまで推定です。ご参考までにご覧ください。

◆移籍問題の論点
皆さんも御存知の通り、韓国のバレーリーグであるVリーグはプロリーグ。4月に久光と対戦し、久光が圧勝した日韓トップマッチのIBKアルトスもプロチームです。

韓国はプロチーム故に、プロチームに入団する際に大きな規定があります。

前にも紹介しましたが、キムヨンギョンは高校卒業と共にアジア初のプロバレーリーグ・韓国のVリーグの強豪「興国生命ピンクスパイダース」と契約し、4シーズンを過ごしました。そう世界バレーの前年にJTに移籍し、2年間在籍。その後トルコリーグに渡り、昨年の欧州チャンピオンズリーグでMVPに輝いたのは皆さんのご記憶の通り。
2012-10-12 いつまで続く!キムヨンギョンの苦痛

・2005~2009年 興国生命ピンクスパイダース
・2009~2011年 JTマーヴェラス
・2011~2013年 フェネルバフチェ(トルコ)

しかし韓国は、日本のプロ野球のようにフリーエージェント制(FA)を採用しており、高卒の選手達も自由に好きなチームには行けないドラフト制度となっているんです。これはキム・ヨンギョンも異論を唱え、好きなチームに行けないのはおかしい!と言ってました。
$バレー・テニス中心のスポーツブログ

韓国VリーグのFAは、
・在籍6年後に他国への移籍を可能(来季から5年?に変更)
としており、興国生命ピンクスパイダーズにはまだ4年しか在籍しておらず、あと2年在籍する必要があるようです。

レンタル移籍で特例のJT移籍(2年)後は、韓国Vリーグの興国生命ピンクスパイダーズに戻らなければならなかったのですが、それをせずにトルコのフェネルバフチェに移籍してしまったため、韓国Vリーグとの契約問題に発展していました。
$バレー・テニス中心のスポーツブログ

◆世界クラブバレー選手権直前での欠場を強いられる
その問題を2012年の世界クラブバレー選手権の管轄であるFIVBが重く受け止めて、フェネルバフチェのヨンギョンの出場を見送るという事態にまで発展。一時は韓国代表としてプレーできるのか?という噂まででてきました。

◆トルコリーグのフェネルバフチェのサポート
そこで活躍したのがフェネルバフチェ。韓国の移籍の同意書なしでも、トルコリーグ、CEVカップに出場できるように、何らかの形で手配したそうです。そのため、アゼルバイジャンリーグに移籍する予定だった件も取りやめ、昨季の2012/13シーズンはフェネルバフチェでプレーすることに。

おそらく2013/14シーズンもフェネルバフチェになるでしょう。
--------------------------------------------------------------------------
◆国会議員が乗り出す事態になるも平行線(2013.5.14時点)
※関連記事はこちら

契約の問題なので、非常に難しく、細かい部分までは自分もわからないのですが、元所属チームとの興国生命と韓国バレーボール連盟(KOVO)は原則通りに今までと変わらず、FA制度の規定を主張。

その点で、民主党の国会議員が仲裁に入り、国政監査まで行い、国際移籍同意書を発給させたのですが、未だに解決せずに、興国生命は主張を取り下げない。一時はキムヨンギョンへの謝罪とリーグ復帰を原則通りに処理するというKOVOの対応もあったとか。

しかしキムヨンギョンは、FA制度の無効を主張し続け、海外でのプレーを臨んでいる状態。日本で過ごしたJTでの2シーズンをFA期限に含むべきとも主張しているようです。
$バレー・テニス中心のスポーツブログ
※ワクフバンクの3枚ブロック×ヨンギョン、何なんだこのえげつない高さは・・・。来季は木村はこれを抜くか利用しなければならない相手

膝の調子が未だに悪く、早く手術をしたい意向だと思うのですが、それも契約問題が解決されるまで延期するという噂も。しかしこの問題は平行線を半年もたどり、一行に解決する気配すらない状態。

おそらくキムヨンギョンほどの世界的なバレー選手でなければ、誰もが韓国国内でプレーするように説得したでしょうが、ヨンギョン程の選手になると世界的な活躍が見込め、全く別の話という感覚です。

年齢的にも25歳。ここ数年がアジア人のフィジカルピークと呼ばれているので、この辺りが勝負所なので、その2年を韓国リーグで過ごすというのも韓国女子バレーのレベルアップにつながるとは思えず、難しい部分です。

ただ昨年は国会議員の権力である意味強引に国際移籍同意書の発行に至りましたが、来季はどうなるか不明。もしかしたらトルコリーグでのプレーも見れるかどうか微妙な気配さえあります。

手術さえ先送りにするこの問題。一体どうなるんだろうと思ってしまいます・・・2014年からは世界大会が目白押し。今年の秋には世界バレーの最終予選も。手術するなら今月しかないと思うんですが、ファンとしては非常に悲しい問題です。。。

今となっては懐かしい木村×ヨンギョン。今季はこの対決をトルコリーグで見られるんでしょうか!?


※韓国代表のSキムサネは、アゼルバイジャンリーグ昨季4位のLokomotiv bakuに移籍するようです。

記事を読まれたら、ブログ応援クリックをお願いしますm(_ _)m クリックだけでOKです


お手数ですが、別系統のブログ応援のためワンクリックお願いします!
にほんブログ村 その他スポーツブログ バレーボールへにほんブログ村 テニスブログへにほんブログ村 その他スポーツブログへ