中学生の頃にギターを始め、数年でコードぐらいはある程度弾ける様になり、オリジナルの曲も少しずつ作り始めてた。
もっとも、当時のオリジナル曲は勢いと衝動だけで作ってたから、今になれば恥ずかしいものばかりだが。
世代的に80年代後半から90年代前半の第二次バンドブームの影響を色濃く受けた俺は、ほとんど真似でしかない曲を作ってみたりしては、少しずつ作詞や作曲のコツを独学で身につけていった。
そして今度はそれを形にすべく、ダブルデッキのコンポに音を重ね、カセットテープにノイズだらけのデモ音源を録り溜めた。
友達連中にそれを聴かせてたりもしたが、今思えばあんな低レベルのを堂々と聴かせてたとは恐ろしい・・・。
やがて曲作りの知識も増え、ようやく少しはまともな曲も作れる様になった。
音源作りの環境は相変わらずでどうにもならず、作った曲のイメージに近づけようとすればするほど、そのデモ音源にはノイズが乗った。
結果、ダブルデッキでのデモ作りに限界を感じ、それから録音機材を買うまではデモ作りをやめてしまった。
勿論、それからも曲自体は作り続けていたが。
そんな限界を感じ始めてた頃に作ったのが今回の曲、ELF GLOOM。
音楽に目覚めたきっかけがBOØWYだったから、ああいったビートロック系の曲が欲しくて当初は作り出したんだけど、当時の俺的に少し捻りを加えてるのがらしいところ。
ELF GLOOM take.5
歌詞は完全に風刺的なもの。
この頃の楽曲はほとんどが社会風刺で、ラブソングとかは全然書けなかった。
愛情不足な人生が影響してたんだろうなと。
この曲は恐らくデモとしては一番多く録った楽曲で、その都度アレンジを変えたりオカズを足したりして色々と試してた。
まぁ、結局はこの音源でわりとシンプルに落ち着いたんだけど、そもそものイメージは最初からこんな感じだった。
ただ、ソロパートについては作った当時に全然弾けなくてチープ過ぎたんで、完全に差し替えて曲に合ったものにしてる。
あの頃に弾けっつっても絶対無理な感じでねw
この曲は付き合いが長いだけに、ようやくイメージした感じの音に仕上げられた事が特に感慨深かったりする。
原点的なものとして大事な一曲だなぁと改めて思ったりする訳です。
※ 2011年03月 音源差し替え
※ 2012年08月 音源差し替え (オリジナルイメージ画像含む)
※ 2013年03月 音源差し替え
※ 2013年04月 音源差し替え