「ゾンビ」と「リビング・デッド」の違い | ゾンビな店長のゾンビブログ

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「ゾンビ」という言葉と、「リビング・デッド」という言葉の解釈違いについて考えたいと思います。


「ゾンビ」や「リビング・デッド」というと、どちらも、死んだ人間が生き返り、生きた人間に襲い掛かり、生きた人間の肉を食べるという存在を表すのに使われると思います。


「ゾンビ(Zombie)」という言葉の語源は、ハイチという国のブードゥー教という土着の宗教から生まれたといわれています。


ブードゥー教の教えに背くと、生前の記憶や意識をなくし、生きながらえにして奴隷と化してしまうという言い伝えです。


一方、「リビング・デッド(Living dead)」という言葉は、直訳すると「生きている死体」という意味です。一度死んだはずの人間が、何らかの原因で生き返り、かつ、生前の記憶や意識を失い、人間に襲い掛かるのが「リビング・デッド」です。


「リビング・デッド」は、明確に死んだ人間が生き返った状態を表しているのです。


このことから、ジョージ・A・ロメロ監督の映画の原題に「リビング・デッド」または「デッド」という言葉が使用されているのは、死者が蘇り生存者を襲う恐怖という、映画の主題を主張しているのに他ならないと思います。


「ゾンビ」と「リビング・デッド」は、意味においてはほとんど同じなのですが、「ゾンビ」が一名称なのに対して、「リビング・デッド」はその意義において明確な言葉といえるでしょう。


私は「ゾンビ」という言葉が好きですが、「リビング・デッド」という言葉にも思いれがあり、とても好きです。

そして、「ゾンビ」という存在は、「ゾンビ」でありながら、「リビング・デッド」であり続けてほしいと願っています。