前回の記事で最後までやり抜くには、成果を定義して徹底的にやり抜くと記載しました。
そして、徹底的にやり抜けない人は「成果」の定義を間違っているとも記載いたしました。
では、「成果」の定義とは、何でしょうか?
「成果」を定義するものは、「仕事の論理」です。
「仕事の論理」はあなたの外側にあります。「仕事の論理」についてはまた別記事にしたいと思います。
自分だけで定義した「成果」でなく、
自分の外、「顧客」により定義された「成果」である必要があります。
『【エッセンシャル版】マネジメント 基本と原則/P.F.ドラッカー/上田惇生訳』(以下 同書)の、
P17のマーケティングの項目で、
「「われわれの製品やサービスにできることはこれである」ではなく、
「顧客が価値ありとし、必要とし、求めている満足がこれである」と言う」
と定義されております。
言葉変えて言うならば、「成果」を決めているのは、
自分以外の誰かであるため、そのゴールをきちんと擦り合わ せないと、
自分よがりのゴールになってしまうということを示唆していると私は理解します。
同書P29では、
「古代の偉大な科学者アルキメデスは、「立つ場所を与えてくれれば世界を持ち上げてみせる」
と言った。アルキメデスの言う「立つ場所」が、集中すべき分野である。」
とも定義しています。
「成果」のある場所こそが、あなたが集中する場所です。
「成果」を定義してやり抜くことで、成功は近づいてきます。
間違った「成果」に向かって進むと、「成功」は遠ざかっていきます。正しい「成果」を定義しましょう。