私の妻の経験。


もう30年以上前の話だが、妻が幼少の頃所属していた都内の某会衆で真剣に広まった恐ろしい話。



何でも、キキララ(女の子に人気のサンリオのキャラクター)の服を着ていた子供が、悪霊に首を絞められ殺されそうになったと・・・。その親が同じ会衆にいたかは定かではない。


その話が発端となり、キキララには悪霊がつくとか、水子供養が関係してるとか、まじめに信じられ、会衆の子供たちが持っていたキキララグッズが処分された。


例外なく、妻も親から容赦なくすべて捨てられた。


妻はそのときの大好きだったキキララを捨てられた悲しみとショックを覚えているだけでなく、恐怖心も完全には抜けてない。親から「悪霊に殺される」と相当言われたのか、事実今はわが子をサンリオショップに連れて行くのだが、キキララを見ると気分が悪いと、何となく怖いと言っている。



アホらしいと一笑できる話だが、これに類する経験が70~80年代には多く見られたのではなかろうか。



私は、組織が強く勧める、幼子に真理を教え込むというのはどうかと思っている。子供がある程度の年齢になって理性的に、信じるも信じないも自由だとの立場を明確にしつつ教えるべきだと思っている。



妻の母のようなJW親にはなるまいと夫婦で改めて誓った。