私が医療用かつらを購入したのは、脱毛が始まってちょうど
一週間が経った頃でした。
もうすでに、帽子なしで外出するのは憚られる状態でした。
卵巣腫瘍の発覚後、最初の入院前に一度だけお話をうかがいに
訪れていたお店。
お店につくと、早速、ウィッグの試着。
もちろん、見た目も大切なのですが、これからの季節を少しでも
快適に過ごすために外せないポイントは通気性。
コチラのお店では、既製品としては3種類のタイプのウィッグが
販売されていました。
見た目も通気性も良いけれど高価な「絹スキンタイプ」、絹スキン
よりはお手頃だけれど通気性の面ではやや劣ると思われる
「人工皮膚タイプ」、安価で通気性も良いけれど人毛と人工毛が
ミックスされた「モノスキンタイプ」。
「スキン」というのは、分け目の部分に縦横10cm~13cmくらい
縫い付けられているもののことで、絹やレースのスキンが一番
見た目も自然なようです。
私は、モノスキンと絹スキンの試着をさせていただきました。
コチラのお店では、ある程度の長さにカットされたウィッグを試着して、
購入を決めた後にその場でカットしていただくという購入方法でした。
コチラのお店のオーナーさんは、ご自身も病気からの脱毛症に
悩まれて、色々なメーカーさんに相談をした末に、ご自身で会社を
立ち上げたという経歴をお持ちでしたので、とにかく、お話をよく
聞いてくださいましたし、アドバイスもたくさんして下さいました。
ウィッグは安価なものでも3万円近くはするものなので、その人の
希望する点や価格、病状などに合わせたものを提供していくという
ことに、こだわりを感じました。
とくに、抗がん剤治療で使用する期間は約一年半。
短い期間だからお手頃なものを、という気持ちと、短い期間であっても
気に入ったものを、という気持ちの両方を理解された上で、相談に
のって下さいました。
試着した感じ、価格などを考えた結果、私はお手頃価格のモノスキン
タイプのものを購入しました。
絹スキンの柔らかさはいいなぁと感じたのですが、価格にすると3倍
近くの違いがありましたので。。。
まず、美容師さんがウィッグに後れ毛を作ってくださいました。
これがあるとないとでは見た目に大きな違いがあるようですね。
次に、装着してカット。
私が購入したウィッグは人毛100%ではないので、普通にドライヤー
などを使用することは出来ません。
でも、そのままだとストンとまっすぐなだけなので、ヘアアイロンを
90度くらいの低温で使うといいとのアドバイスをして下さいました。
...翌日、早速、ヤマダ電機へ(笑)。
通気性が良いとはいえ、、、やはり重くて暑いと感じます。
しかも、お店から家までかぶって帰って鏡を見たら。。。
首のあたりに、恒例の、悪夢の、、、じんましんがポツポツと。
手術前のCT検査で使用した造影剤以降、何かにつけ、じんましん
が出るようになってしまいました。
皮膚科の先生は、「元々アレルギー体質だったんでしょう」と。
うーん。。。ウィッグでこれでは困ります。
これから一年半はお世話にならなくてはいけないのに。。。
ちなみに...
私がウィッグを購入したお店は、総武線市川駅のそばにある
「Berry&Rose」 (べりー&ローズ)というお店。
患者仲間さんの間では、↓コチラで購入された方も多いようでした。
コチラは、東京・青山と大阪・心斎橋にお店があるようです。
検索をしてみると情報がたくさんヒットしますので、ご自身の
求めるものや好みで選ぶといいですね~