反省?回想?【激動の1ヶ月編】 あの引越会社が倒産に至るまで | 【新築専門の引越】、0円引越を立ち上げた男の次なる仕掛けがコレ!

【新築専門の引越】、0円引越を立ち上げた男の次なる仕掛けがコレ!

引越業界、不動産業界に大きなインパクトを与えた『0円引越』から2年半、
延べ5万件を超える引越しを見てきた経験上、今の引越業界には絶対に出来ないのが【新築専門の引越】です。
私たちは今回、敢えてその専門部隊を立ち上げてお客様の新居に対する想いに応えます!



こんにちは。

『0円引越』プロデューサーの合田英樹です。




【激動の1ヶ月編】⑱ あの引越会社が倒産に至るまで

これの核心部分を書いていて自分なりに考えてみました。



当然のことながら、東京や西日本にも顔見知りの人達がいました。


その人たちの生活などを考えると、

「もしかしたらこのことを管財人に話さなかった方が良かったのかな?」

とも思うことがあります。


関西だけが倒れてそのほかの事業所は後を頑張って…

今となればそういう選択肢もあったのかもしれませんね。



しかし先日も書きましたが、

当時の破産会社のメンバー(少なくとも破産する関西)は、

給料を全額受け取っていませんでした。


一旦民事再生を申し立てたことから、給料債権も先取り特権にはなりません。

再生債権として一般の債権者と同列に扱われるのです。


そして今まで協力して下さった取引先の業者の方々。

こちらも再生債権に分類されます。


では債権者はどの様にして破産財団から分配金を受け取ることになるのか?

債権・債務が確定するには、おおよそ1年は掛かると思われました。

その分配金の原資は、倒産した会社の財産です。

売掛入金や財産処分したお金、これらを確定して分配するのです。


これには批判も当然あると思っています。

私も立場が変われば、同じような事を画策していたのかもしれません。



しかし当時の私には、

苦しみながら最後の奉仕をしている従業員、

色々な想いを持ちながらでも、再建に向けて前向きに協力して下さった取引先の方々。


この人達を裏切れなかったのです。



もともと地方にプールするべきではない数億円の現金。

この現金があれば、目の前の人達に何らかのプラスになるはずです。



何が正しいのか?どちらに重きを置くのか?

当時の私にはこの判断が最善だと思えたのです。




以前にセミナーにお越しいただいた、

グッドウィルグループの総帥、折口氏がこんなことを仰っておられました。

「判断に迷った時は、どちらの方法が正しいのか?ここを判断基準にせよ!」

当時の私にはこの言葉が重く響いていました。




批判もあると思います。

もっと違う方法があったのかもしれません。




しかし、それぞれの立場の者がその役割に応じて一生懸命動いた結果です。


当時私を動かしていたのは何だったのか?

これについては今となってはよくわかりません。



お気に召さなければブログを見て頂かなくても構いません。



最初に言いましたように、このブログは事実を客観的に書くことで、

当時私が説明できなかったスタッフ達に少しでも伝えることが出来れば…

との思いだけです。


勝手な言い分かもしれませんが今の私の心境です。



さて、このあとは、

破産宣告~大阪本社での説明会~破産後の処理に話しは続きます。



読んでくださってありがとうございました。