こんにちは。
『0円引越』プロデューサーの合田英樹です。
【激動の1ヶ月編】⑱ あの引越会社が倒産に至るまで
★タイムリミットを向かえて破産に至るまで⑤
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ひとつどうしても書いておきたい内容があります。
10月に入って倒産に至る最中の出来事ですが、
このことをきっかけにして奴らのたくらみに気が付いた出来事です。
倒産後のお客様を引き受けてくれた【△△△引越センター】へ行って状況を確認して帰ってきた時でした。
確か10月3日のお昼過ぎだと記憶しています。
会社に戻った私は、いつものように裏の入り口付近から入ろうとすると…
中型の自社トラックが入口へ向けてコンテナを開いた状態で止めてありました。
「なにか積み込みがあるのかな?」
そう思って何気なくトラックのコンテナを見てみると、
会社で使われていたPCが何台も積み込まれていました。
「???」
何が起きているのかわからない私に向かって、
事務所の中からスタッフが大声で私を呼びました。
「どうしてここで使ってるPCを東京へ運ぶのですか?」
「何も聞いてないけど…」
私はそう言いながら1階の事務所を覗くと、そこには1階の管理者も居ました。
私に声をかけに来たスタッフはすべてを悟ったのでしょう、
持ちだそうとされたPCを数台、床に投げつけていたようです。
1階の管理者に聞きました。
「お前なに見てるねん?これ何やねん?」
「社長の指示だそうです。」
管理者は一言だけ言うと、その後は黙ったままです。
運び出し作業をしていたのは内勤者、
その指示をしていたのは、社内のシステム、PC関係の責任者。
私は全ての作業を止めるように指示しました。
「ここから一切の物を運び出すのを止めろ!社長と話をしてくるから!」
そう言うと、私は社長室に向かいました。
この時の私は、完全に頭に血が昇っていたのです。
社長室に着くとノックもせずに入りました。
私 「おい!1階の業務本部で何させてるねん?」
社長 「東京から依頼があって使えるPCを送るように指示を出した」
私 「それが従業員にどんな風に映ってるのか、アンタは解らんのか?」
社長 「・・・」
私 「倒産のことは一切言わない取り決めでここまでやってきたのに、みんな感づいてるぞ!」
社長 「・・・」
私は社長の胸ぐらを掴んでいました。
私 「今すぐに1階での作業をやめさせろ!今すぐにでんわしろ!」
社長は渋々目の前の内線電話で、1階の作業を中止させました。
社長 「済まなかった…」
私 「お前、何か企んでるのか?もしかして東京だけ逃げのびる気か?」
社長 「・・・」
私 「目の前でこんなに苦しんでいる者を見て…絶対にお前達の思うようにはさせないから!」
社長 「・・・」
私 「今を境に、俺はお前のことを社長とは言わない。」
そう言って社長室を出てきた記憶があります。
今回はここまでです。次回は奴らの企みを書こうと思います。
読んでくださってありがとうございました。