【激動の1ヶ月編】⑮ あの引越会社が倒産に至るまで | 【新築専門の引越】、0円引越を立ち上げた男の次なる仕掛けがコレ!

【新築専門の引越】、0円引越を立ち上げた男の次なる仕掛けがコレ!

引越業界、不動産業界に大きなインパクトを与えた『0円引越』から2年半、
延べ5万件を超える引越しを見てきた経験上、今の引越業界には絶対に出来ないのが【新築専門の引越】です。
私たちは今回、敢えてその専門部隊を立ち上げてお客様の新居に対する想いに応えます!


こんにちは。

『0円引越』プロデューサーの合田英樹です。



【激動の1ヶ月編】⑮ あの引越会社が倒産に至るまで

★タイムリミットを向かえて破産に至るまで②


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○○引越センターで受注済みのお客様には一切迷惑をかけないこと。

そして引き継ぎ業務を遂行する○○引越センターのスタッフをないがしろにしないこと。



この2点の約束を事前に取り付けていました。




ここまで段取りをして、私は腹心の部下2名を呼び、


私は他言無用の念を押した後、こう切り出しました。




「噂ではいろいろ出ているだろうが、この会社は10月5日で全ての業務を停止する。」

「10月6日の破産宣告後の受注済みオーダーを、別の引越会社に引き継ぐ業務をやってくれ!」




ひとりは法人部の課長。



彼は倒産後の後処理も多いでしょうから、


比較的件数の少ない京都の会社に行ってもらうことにしました。



「全て状況は先方の社長に伝えてあるから、必要な資料を持って行ってくれ。」

「行った時に、京都営業所のスタッフ受け入れの件も打ち合わせしてくれ!」


もう一人は営業の係長職。

残った北大阪、神戸、南大阪、大阪の仕事(おおよそ1,000件はあったでしょうか)の引き継ぎ業務を指示しました。


「京都に行かせた課長は他にも仕事がある。」

「お前が残った引き継ぎを全てやってくれ!」




その係長は、

「私ひとりで全てをやることは出来ません。信頼できるスタッフ数名を使っていいですか?」



と、聞いてきましたので、私の返事は一言、

「口が堅く真面目なスタッフにしてくれ!」



最後に、



「今回手伝ってくれる者の中で、△△△引越センターへ行きたい者があれば、

先方の専務に伝えてあるのでよろしく取り計らってもらえるから。」

こう言って送り出しました。




大きな任務を負った係長は、

数名のスタッフを連れて△△△引越センターでの引き継ぎ業務をこなしてくれました。



まず、○○引越センターが10月6日に倒産する旨を伝え、

その後の引き継ぎで△△△引越センターが、同じ条件で当日の作業を行う旨を了承して頂く。



ここで一旦電話を切り、了承して頂いたお客様へ、あらためて△△△引越センターから挨拶の電話を入れる。



営業係長以下、スタッフは全力でこの作業を1,000件以上行ってくれました。

結果としては、△△△引越センターへの引き継ぎを断られた方は皆無だったと報告を受けました。


△△△引越センターで部屋と電話をを用意してもらい、スタッフも総出で手伝ってくださいました。



この引き継ぎが完全に終わったのは倒産する前日でした。

ギリギリセーフ…間に合いました。



京都へ行っていた法人課長も完璧にこなしてくれました。




しかしこの課長はこの後、

大変な修羅場を経験することになります。


このあたりは次回以降でお話しします。




今回はここまでです。

読んでくださってありがとうございました。