こんにちは。
『0円引越』プロデューサーの合田英樹です。
少し間が空きましたが、
【激動の1ヶ月編】⑭ あの引越会社が倒産に至るまで
★タイムリミットを向かえて破産に至るまで①
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破産宣告を受ける日が10月6日に決まりました。
前回も書きましたが、
破産宣告を受けることが決まった時以降、特に問題だったのがこの2点でした。
①受注済みのお客様をどうするのか?
②従業員(関西だけで社員、常勤アルバイトを含めると150人)の再就職先を誰がどのように案内するのか?
まずは①の受注済みのお客様をどうするのか?
10月5日までは業務を継続して行いますので、
そこまでのお客様には大きな迷惑をかける事はありませんでした。
問題はどのようにして10月6日以降のお客様にアナウンスし、別の引越会社に引き継ぐのか?
当時の関西の拠点は5つ。
北大阪、神戸、南大阪、大阪そして京都です。
引き継ぐにあたって、時間を掛けてはいられません。
受注済みのお客様に対して引き継ぎの引越業者をスムーズに受け入れて頂くには、
言い方は悪いのですが【名の通った】引越会社を紹介する方がベストでした。
ここがダメならあそこの会社に…ってやっている時間が無かったのです。
私が選択したのは、京都エリアは地域密着の引越会社。
実はここの社長には、9月の中旬に一度お願いしておいたのです。
「○○引越センターに何かあった時は、京都エリアで力を貸して下さい。」
そこの社長は全てを察したのでしょう。
「仕事もスタッフも全て受け入れさせてもらいます。」
当時、こう言ってくださいました。
京都エリアだけはこの引越会社を案内する事にしました。
そして残る、北大阪、神戸、南大阪、大阪エリアの仕事をお願いしたのが、
老舗の引越会社である【△△△引越センター】でした。
その他にも数社打診はあったのですが、
私の中で友好的なイメージを持っていた△△△引越センターにお願いすることにしたのです。
とてもイメージが良い会社でしたので、受注済みのお客様へ連絡する際も滞りなく進むと思ったからです。
実は昨日書いたこのブログ
に出てくる専務さんが初めに対応して頂いたのです。
私がこの引越会社2社に出向いて事情を説明し、承諾を得た時に出した条件は、
①引き継ぎ会社のお客様と同等の扱いをすること。
②受注オーダーによっては採算が合わないものがあるかもしれないが、全てのお客様を受け入れること。
③引き継ぎに尽力した、倒産予定の○○引越センターのスタッフを原則受け入れること。
④引き継ぎ業務が始まると、そこの引越会社にスタッフが出入りするが、対等の立場での業務遂行を徹底させること。
要するに、
○○引越センターで受注済みのお客様には一切迷惑をかけないこと。
そして引き継ぎ業務を遂行する○○引越センターのスタッフをないがしろにしないこと。
この2点の約束を事前に取り付けました。
ここまで段取りをして、私は腹心の部下2名を呼びました。
今回はここまでです。
読んでくださってありがとうございました。