こんにちは。
『0円引越』プロデューサーの合田英樹です。
今回のブログは、
【あの引越会社が倒産に至るまで】の番外編を書こうと思います。
と、言いますのも、さっきある人間から電話をもらいました。
その人物はブログでよく出てくる△△係長です。
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私「久しぶりやなぁ~元気にしてるんか?」
△△「元気ですよ!ブログ読ませてもらってます。」
私「えっ!お前読んでるん?」
△△「時々名前出してもらえて嬉しいです!」
私「じゃぁ、一回番外編でお前のこと書いたるわ!」
ってことで今回のブログになりました(笑)
この△△は私が大阪営業所の所長になるまで、
長い間、現場のプロフェッショナルとして活躍していました。
但し、引越屋の現場ですので、
彼は、会社組織の何たるか?を学ぶことなく仕事をしていました。
客を客とも思わない言動も多く、しょっちゅう怒り倒していました。
彼とは何度か言い合いもしました。
でも△△の長所もあったのです。
彼はとても頭が良く、明るい性格の人間でした。
皆さんの周りにもいませんか?
どんな時でも笑っていられて、周りを明るくできる人間。
分け隔てなくみんなに優しくできる人間。
彼はそんな風に、人間的にも魅力のある人物でした。
当時の私が考えていたのは、
「コイツを上手く教育したら、かなり仕事が出来る様になるのでは?」
ということでした。
普通は8割褒めて2割怒るのが人を育てるパターンなんでしょうけど、
△△はそれでは調子に乗る性格です。
全く逆に、8割は怒りましたね(笑)でも褒めるのは1割あったかどうか…
残る1割はと言いますと…
無視してた様に思います(笑)
「お前のやってることなんてオレ知らんよ!」
っていうような具合に。
でも、本当に彼には助けてもらいました。
私が業務管理の責任者をやってこられたのも、彼がいてくれたお陰なんです。
営業部上がりの私には、業務の仕事なんて全く解りませんでした。
現場の詳しいことは彼に任せていましたので。
最終的には彼も課長まで拝命したので、
当時の私の悩みも少しはわかってくれたのかな?って思っています。
少しいいことを書き過ぎましたので、このあたりで落としておきます(笑)
こいつは時々間の抜けたことを平気でする奴なんです。
いつだったか、私が会社に内緒で彼に九州までの小さい引越しをしてもらった時のこと。
私「この仕事、会社には内緒やから、高速に乗るのも会社のETCカードは使うなよ!」
こう言って、私は九州までの交通費として30,000円を持たせました。
△△「わかりました!」
結果から言うと、彼は何もわかっていませんでした(笑)
30,000円が勿体なかったんでしょうね。
普通に会社のETCカードを使って、大阪~九州間を走ったのです。
「△△係長、この日に九州を日帰りしてるけど何かあったの?」
後日、会社の総務経理の方からこんな問い合わせが来ました。
これをきっかけにして、内緒の引越しがバレました。
その際に私と△△をかばって、辞任するとまで言いだしたのが、当時の上司である専務でした。
私が専務に頭が上がらなくなったのは、こんな理由でもありました。
こんなことがあっても、私が本当に頼りにしていた部下は△△だったのです。
今は別の会社で働いているみたいですが、私はいつか△△を引き抜こうと思っています。
来るかどうかわかりませんが…
多分彼は来ると思います(笑)
当時はこんな仲間に囲まれた仕事場でした。
だから余計に、最後の最後に仕組まれた卑怯な手を許せなかったのです。
明日からはまたいつものシリーズに戻ります。
今回は昔を懐かしんでみました。
最後まで読んでくださってありがとうございました。