(宮内庁発表分 3日・金)
【午後】
陛下 ご執務(皇居・御所)
両陛下 神宮の神馬となる予定の「空勇号」ご覧(皇居・主馬班厩(きゅう)舎(しゃ))
【夜】
両陛下 「前橋汀子、中村紘子、堤剛と仲間たちによるピースフル・コンサート」(後半)ご鑑賞《東日本大震災被災地域の音楽活動復興支援のためのチャリティーコンサート》(東京都港区・サントリーホール)
両陛下、「神馬」ご覧に。
天皇、皇后両陛下は3日、皇居にある宮内庁車馬課主馬(しゅめ)班の厩舎(きゅうしゃ)で、伊勢神宮(三重県)の神馬(しんめ)となる予定の空勇(そらいさむ)号をご覧になった。両陛下は空勇号の鼻を触りながら、笑顔でニンジンを与えられた。
空勇号は18歳で、皇太子妃雅子さまを始め皇族方が乗馬に使われてきたという。
宮内庁によると、神馬は伊勢神宮の内宮・外宮に2頭ずつおり、死ぬと皇室から新たな馬が贈られる。今年4月に内宮の神馬が死んだことから、空勇号が後任に選ばれた。
両陛下が神馬となる予定の馬をご覧になるのは今年2回目。前回は3月11日の午後、東日本大震災が起きる直前だった。
馬「空勇」の長年の働きをねぎらわれる天皇、皇后両陛下=3日午後、宮内庁の厩舎(代表撮影)
両陛下がチャリティーコンサートご鑑賞。
天皇、皇后両陛下は3日夜、東京都港区のサントリーホールで、東日本大震災の被災地を支援するチャリティーコンサートを鑑賞された。
発起人となったバイオリニストの前橋汀子さん、ピアニストの中村紘子さんらが出演。モーツァルト、メンデルスゾーンなどのおなじみの曲が次々と演奏され、両陛下は盛んに拍手を送られた。最後は客席が一緒になって「上を向いて歩こう」を合唱した。
収益金は被災地に贈る楽器の購入などに充てられる。
被災地支援のチャリティーコンサートの会場に到着された天皇、皇后両陛下
=3日夜、東京都港区のサントリーホール(代表撮影)
(宮内庁発表分 4日・土)
【午前】
両陛下 葉山御用邸(神奈川県葉山町)へ移動、ご滞在。
両陛下、葉山でご静養。
天皇、皇后両陛下は4日午前、静養のため神奈川県葉山町の葉山御用邸に入られた。秋篠宮ご夫妻と長男の悠仁さまも同日、入られた。
両陛下は7日に帰京される。東日本大震災以降、両陛下は避難所・被災地訪問を7週続けた後、5月21、22両日に全国植樹祭で和歌山県を訪問するなど、忙しい日々を過ごされていた。