【東日本大震災】
完成までは四国、九州へ2次避難も。
宮城県の村井嘉浩知事は23日の県災害対策本部会議で、東日本大震災の被災者向け仮設住宅について「第1次着工として千戸程度を決定した」と述べた。月内にも着工する方針。宮城県での仮設住宅建設は初めてとなる。県によると、建設先は気仙沼市や南三陸町など津波被害の大きい沿岸部の市町を優先する。早ければ1カ月程度での完成を見込んでいる。
一方で県は23日、被災者の2次避難先として北海道や四国、九州を含め本格的な検討に入った。徳島、長崎両県では計約600世帯の受け入れ準備が既に整っており、避難住民の意向を確認した上で、早ければ月内にも移転を実現させたい考えだ。
長期避難生活は避けられないことから、県は仮設住宅完成まで県外に集団で2次避難した方が、生活環境の改善につながると判断した。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110324/dst11032400560005-n1.htm