頼むぞ、我らが自衛隊! | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 





「夕刻の備忘録」 様のブログより。




国家危急存亡の時、最も大切なことは冷静であることである。
事実を知ることである。理性的に考えることである。
結果を急がず、一歩踏み留まることである。

東京電力の対応の拙さ。保安院の説明の酷さ。
悪戯に不安を煽り、群集心理を手玉にとって悦に入るマスコミ。

胸を襲う不快感を腹まで落とし、今一度、「事実」を確かめておこう。

最大震度は7。マグニチュードは9。
津波の高さは最大15メートルもあったという。

太平洋側の被災地域は東に2m43cmズレた。日本海側はそのままである。即ち、それだけ国土が拡がり、その分だけ地盤が沈んだ。

そして、地球の自転が僅かに早まったという。
要するに地球の形が変わってしまったのである。


国土を変形させ、地球の回転にさえ影響を与えた今回の超巨大地震に対して、人間が何が出来るというのだろうか。こんなパニック映画的な大災害の中でも、原子力発電所はそこに残っていた。見事にそこに残っていたのである。

給水設備が壊れることも、発電装置が壊れることも、当り前の話ではないか。そこに「在る」ことに、何故素直に驚かないのだろうか。

古いタイプの原発ゆえに、色々と問題があったとは聞く。
それを指摘してきた人もいる。
被災後の対応にも、確かに不味いところが多い。
安全基準も見直すべきであろう。

しかし、如何なる基準で、現場に残って必死に働いている東電職員を責められるのか。オール電化の生活を国民に与え、安全安心のインフラとなり、まさに生活必需品としての電気を送り続けてきた原子力発電所を、突如として悪魔の使いの如く罵り、これを全否定することが一体誰に出来るのか。

我々に出来ることは、今回の大災害を、天災部分と人災部分に区分けして、それぞれに適切な分析を加えることである。そして、原子力が危険なシステムなら、安全な原子力になるよう研究開発を続けるべきである。そしてそれが無理なら、代替システムを発明するまで努力を続けるべきである。

要するに後戻りはない、それが人類の歴史である。危険な道具を手懐けて、日常生活に利用できるまで抑え込むことである。


再出発の為の第一歩が、現在の苦境からの脱出である。その先頭に立って、まさに命懸けで働いている東電職員、それを支える関係会社職員。国民の負託に応えんとする自衛隊、警察、消防の人達。彼等こそ名も無き英雄である。

事件は現場で起きている!

現場で闘い、それに勝利し、讃えられることすらなく、静かにその場を立ち去る「真のヒーロー達」に感謝する。心の底から感謝する。特に自衛隊には、彼等に相応しい名誉が与えられたことは、唯の一度も無いのである。もうそろそろ機は熟したのではないか。


天皇陛下は常に国民と共にあられる。
自衛隊は常に国民と共にある。
人これを皇軍と呼ぶ。

皇軍とは天皇陛下の軍の意味ではない。「慈悲の力」によって暴力を退ける、日本の国柄を体現した勇者達の別名である。卑怯卑劣とは無縁な、正々堂々の侍達の別名である。

頼むぞ、我らが自衛隊。
讃えよ、皇軍・日本国自衛隊!