シューテム・アップ | ZeroCinema

シューテム・アップ

シューテム・アップ      ≪公開時コピー≫
     弾丸(たま)んね──
     


       製作国:アメリカ
       製作年:2007年
       公開年:2008年

 【監督】   マイケル・デイヴィス

 【製作】   スーザン・モントフォード
         ドン・マーフィ
         リック・ベナーター

 【出演】   クライヴ・オーウェン (スミス)
         ポール・ジアマッティ (ハーツ)
         モニカ・ベルッチ (ドンナ)
         スティーヴン・マクハティ
         グレッグ・ブリック
         ダニエル・パイロン
         ジュリアン・リッチングス
         トニー・マンチ
         ラモーナ・プリングル

 【Zero的評価】 1500円

 【リピート率】  ★★★★★

 【見所】   ニンジン使い。な、スミス。

 【鑑賞本数】  年間:34作目  通算:475作目


 【 感 想 】

 クライヴ・オーウェン狙いで手に取った「シューテム・アップ」。馬鹿々々しすぎるのに面白かった。クライヴ・オーウェン好きが二割ほど評価を甘くしている自覚はあるけど、久しぶりに「あー、面白かった。」作品。

 クライヴ・オーウェン節がききすぎて、おなか一杯。火薬の量もふんだんに使用。ここまでたっぷり使えば、そりゃスッキリするさ。ガン・アクションをかっこいいですませるには物騒な世の中だけど。ここ10年くらいのガン・アクションの中では久々に、アクションも、火薬の使いっぷりも、テンポもよくて、さらっと見られる。「さらっと」がかなり重要。深く考えたら、多分、負け。

 マンガっぽいというか「んな、アホな。」なことだらけなのに、それだけマンガっぽさを残して、大統領候補まで引きずり出す風呂敷の広げ方にしびれる。畳むほうは、雑というよりテキトーだったのはむしろご愛嬌。

 モニカ・ベルッチの名前を見た時は、脳みそない系のあほうな姉ちゃんがストーリーぶち壊しか?と、思った。でも、中々どうして悪くはなかった。ちょっとアレな感じはあったけど、許容範囲にしておこう。

 謎の男の代名詞・スミス。一匹狼のガンマンが現代に生息しているかは謎。ツッコむだけ野暮。ともかく「何かスゴイ」スミスを演じるにはクライヴ・オーウェンははまっている。しかも、一貫してスミスはかっこいい。ヒーロー面しないで「寝覚めが悪いから」で、人助けするあたりがぐっとくる

 そして、生のニンジンかじっているだけなのにかっこいい。バッグス・バニーかとツッコミたくなるけど。水耕栽培のニンジン畑まで見せられたら、そこまで好きか。と。「んな、アホな。」な使い道もあって、色々と便利だ。セロリじゃこうはいくまい。

 執拗な追っ手にガンガン撃たれても重傷を追わないスミスに「冴羽リョウか。」と突っ込んだのはここだけの話。

 チープでライトなアクション。が「面白かった」のはアタリだと思ふ。



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