徒然日記 ~2016/06/15~ with サンリオキャラクター診断キャンペーン | ~ Literacy Bar ~

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ちょっぴりロマンチストなあなたにぴったりなキャラは…

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仕事を選ばない幼馴染のガールフレンドはいないものの、先回の猫診断とは違って、今回は『感動』を『動揺』に言い換えると概ね的中していました。小さなことにも動揺するナイーヴでセンチメンタルな中年男がお送りする徒然日記。昨晩『真田丸』の感想をUPしたばかりですが、ここ一両日中&今週末には結論の出る話題にも触れたいので、連投致します。コメントへの返信は今暫くお待ち頂けると幸いです。今回の話題は4つ。


1.京畿大都督の去就

まずは首都行政府絡みの騒動。都政に対する選挙権のない越後の片田舎住まいの人間ですから、今回はどちらに転ぼうとも知ったこっちゃあないというユルいスタンスで、糾弾するでも擁護するでもなく、日々の報道を悪趣味な笑みと共に眺めておりますが、敢えて感想を漏らすとすると、この問題からは、

民主主義と法治主義の過酷さと崇高さ

が窺い知れるのではないかと思っています。
現時点での東京都が抱える最も注目度(≠重要性)の高い案件がオリンピックであり、その予算が当初の予定を遥かに凌駕する規模に膨れあがっているのは揺るがせない事実です。ここから先、鐚一文たりとも予定外の予算を消費するのは誰の目にも好ましくない。実際、エンブレムや競技場に関わるザル会計への批判から、大会そのものを返上せよという意見さえ出ています。全く、この辺は一九四〇年の幻の東京オリンピックの悪しき双生児のような流れで、歴史を知る者にとっては引き攣った笑いを禁じ得ないですが、それはさて置き、ここ一両日中の決定が下れば、首長か議員かを選ぶためにン十億からの金銭が飛ぶのも紛れもない現実。タダでさえカッツカツの予算からン十億が消える。これは相当の痛手ですよね。
もっというと、それだけの金銭を投じて選ばれた人間が前任者よりも遥かにタチが悪いことも充分あり得るのは、それこそ、現任が当選した選挙が証明した通り。ン十億という金銭を溶かしたうえで、更に事態が悪化する可能性も想定しなくてはいけません。この問題に対しては擁護する気も批判する意思も毛頭ないことを改めて宣言したうえで、敢えて極論暴論オブジェクションをいわせて頂くと、単純な数字の差し引きでは続投したほうがペイするという思考もあると思います。古代の独裁国家であれば、予算がペイするまでは続投させたうえで、時期を見計らって首を斬る(物理)という選択肢もあり得るのではないでしょうか。
しかし、現代の日本は不祥事を起こした政治家は職を辞さなければいけない。前任者に負けず劣らずの人間になる可能性があっても、有権者はン十億という金銭を投じて後任を選ばなければいけない。数字の差し引きでは測れない、目に見えないものを基準に判断を下さなければいけない。まことに民主主義や法治主義とは過酷で崇高極まる政治理念なのだと感じ入った次第です。これで理念に内実が伴えば完璧なのですが。


2.偶像の神髄

これも時事記事ですが、まずは某アーティストの前世紀の逸話から。本人が公言しているとはいえ、下ネタなので敢えて匿名とさせて頂きます。ゴメンね、チンペイ。ちなみに一番好きな楽曲は『英雄』だよ。
さて、稀代のビニ本マニアで知られる某アーティスト(ビニ本の意味が判らない人はお父さんお母さんに聞いてみよう)が、武道館で主催したコンサートの帰りに知人が経営するビニ本屋に立ち寄った時のこと。この時点で色々とおかしい気がしますが、それはさて置き、その知人が食事で席を外すために、そのアーティストが店番をすることになりました。この段階で更に色々とおかしい気もしますが、それは兎も角、その店にコンサート帰りのファンが現れて、レジでビニ本を読み耽るアーティストの姿に愕然となったそうです。

「何で貴方がこんな店にいるんですか! さっきまでの僕の感動を返して下さい!」

激高したファンにそう詰め寄られたアーティストはこれも一つのハンドインハンドと自身の楽曲ネタで切り返したそうですが、私が知るかぎり、このアーティストは初心さや清純さをウリにするタイプではありません。そんなアーティストでも、ファンの抱くイメージは時に実像と大きくかけ離れたものになるようです。尤も、このファンの怒りはアーティストに向けられたものではないとも思えます。泣くほどに感動したコンサートの帰途に己の肉欲を満たすべく足を運んだ場所に憧憬の対象がいたのですから、これ以上に気まずい話はありません。その気まずさを誤魔化すための逆ギレと考えると筋が通ります。彼はアーティストではなく、心の鏡に映った己の姿に激怒したのでしょう。
アーティスト、アイドル、象徴、宗教、君主、国家、会社、組織……その形態は様々あれども、憧憬の本質は対象を鏡として己の身を糺すことではないかと思います。自分が憧れる人間のようになりたい。或いは憧れの存在に恥じない自分でありたい。それが正しい憧憬の在り方ではないでしょうか。偶像の形が気に入らないからと没義道に訴えるのは己の姿が映った鏡を割るような虚しい行いに他なりません。昨今、アイドルやタレントを巡る事件が連続しておりますが、そんなニュースを聞くたびに上記のようなことを考えていました。
善き偶像に対する憧憬の感情とは幼年期の子供が異性の教師に抱く好意のようなもので、うまく昇華できれば、大人になっても心に瑞々しい感受性を保つことができます。古稀を過ぎても小百合ちゃん×2といっている父親の言動を見ると若干ひいてしまいますが、私のように芸に厳しい母親の影響でアイドルへの興味を抱くことなく育つと、国家や社会や宗教もカサカサと乾いた視点でしか見られなくなる気がします。今週末に我がNG県で大型アイドルユニットのイベントが開催されるそうですが、なるべく多くの青少年の心に長く潤いとなって残る人たちが上位に選ばれることを祈っております。

次からはガラリと話題を変えて、最近視聴した作品についての感想をば。


3.アニメ版『JoJoの奇妙な冒険』第四部簡易感想

山岸由花子「今ね、電気の流れる椅子を作っているのよ♪」

そんな極上の笑顔でいわれても((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

由花子さん、メッチャ怖かったわ。アニメ版でここまでの恐怖を感じたのはイギーVSペットショップ以来でしょうか。何処まで逃げようとも諦めずに追ってくる点で由花子さんとペットショップは同じタイプのスタンド……ではなく、同じタイプの本体ですね。何れにせよ、能登さんボイスでウ○コとかチン○コとか聞けたのは耳福の至りです。
さて、昨年のベスト5の記事でキャラデザに関する不安を指摘した本作ですが、結論からいうとキャラデザよりも作画に問題があるケースが多いです。特に今週のチリペッパー戦とか。トメ画以外はグダグダなんですけれども……逆にいうとトメ画は意外にも第三部に負けず劣らずの劇画的クオリティを維持しているのに吃驚。ただし、承太郎先輩、テメーはダメだ。あくまでも主人公は仗助ということを強調するためでしょうか、承太郎先輩の場面は意図的に油を抜いたパサパサな画になっているようです。無敵のスタープラチナもサウナ帰りのようなサッパリ感を漂わせているんだよなぁ。
そうはいっても、実際問題、見ていて面白いのも事実。原作をリアルタイムで読んでいた時には気づかないことに今更ながら、ハッとさせられるシーンもチラホラ。例えば、ジョセフは何で不倫相手に仗助の母親を選んだのか。これ、連載当時は『理解不能! 理解不能!』でしたが、アニメ版で実際に動いたり喋ったりする朋子を見てピンときました。キリッとした容貌と年齢に似合わない若さ、よく判らん理由でブチぎれる性格……何となくリサリサに通じるものがあるのよ。老いらくの恋と思っていたジョセフの不倫ですが、その本質は母性への強烈な回帰衝動だと考えると筋が通ります。
女性キャラクターでいうと上記の由花子さんも色々と解釈の余地あり。『和製ミザリー』とという評価には全くの同感ですが、実はアニメ版を見ていて、他のモデルキャラクターと思しき人物も思い出しました。個人名はネタバレになるので差し控えますが、横溝正史の『八ツ墓村』の真犯人。あの犯人は愛する男を自分に相応しい存在にするために殺戮を繰り返したのに対して、本作の由花子さんは『康一君には自分に相応しい男になって欲しい』という動機がありました。攻撃の方向性が愛する男に向かうか、周囲に拡散するかの違いがあるものの、本質的に私のようないい女に似あう男を育てるためには手段を選ばないという点で共通しています。流石は由花子さん。日本ミステリ史上に残る超有名事件の犯人と同じ境地に達しているぜ。


4.劇場版『ガールズ&パンツァー』雑感

西住みほ「お蔵入りになったボコの秘蔵DVDがあるんだけど見る?」

西住殿の闇は深い((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

毎度毎度ボコられるボコに目を輝かせる西住殿の反応を見ていると、この子が一番アブないんじゃあないかと思えてきました。秋山殿や歴女チームなんか可愛いものだぜ……というか、改めて劇場版を見直すと、OVAでのポンコツさが際立っていたアンツィオの面々が実は最もマトモな連中に思えてくるから不思議。EDでCV33を乗せた輸送車を運転しながら、満面の笑みを浮かべて合唱するドゥーチェたちを見ていると、コイツらはどんな時も人生を楽しめるんだろうなぁと羨ましくなってしまいました。私の中でアンツィオの株が高騰中。まぁ、そうはいっても、劇場版で一番好きなキャラはローズヒップですが。何だ、アイツから漂うビッテンフェルト臭は。現時点で河嶋桃を抜いての暫定一位。実戦におけるクルセイダーのポンコツぶりは昨年ふるゆきさんからお伺いしたのに、今では一番好きな戦車になっております。
そんな劇場版『ガルパン』。昨年の感想では映画館で見るための作品と評しましたが、改めてDVDで見返すと、自宅でじっくりと何度も見たい作品でもあることが判明しました。序盤のエキシビジョンマッチや後半のVS大学選抜の戦術などは、私のような戦車ものビギナーには一度見たくらいでは難しかったですし、台詞も字幕で見直すと聞き落しが結構あることに気づきました。これは絶対に一度は字幕つきで見るべき。それとイデオロギーやナショナリズムとは完全に無縁な本作でも、何となく『終戦』や『戦後』を感じさせる場面があるのに気づきました。中盤で大洗の戦車を一時的に預かるのが、聖グロリアーナでも黒森峰でもなく、サンダースというのが意味深です。まぁ、単純にサンダースしか大型輸送機を持っていないのかも知れませんが。何れにせよ、確実なのは、

『ガルパンはいいぞ!!』

ということですね。


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