~ Literacy Bar ~

ここはイマイチ社会性のない自称・のんぽりマスターの管理人が、
時事、徒然、歴史、ドラマ、アニメ、映画、小説、漫画の感想などをスナック感覚の気軽さで書き綴るブログです。
※基本、ネタバレ有となっていますので、ご注意下さい。


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ここ最近、書店で見かける雑誌の表紙に玉鉄が猛プッシュされていたので、実写版ルパンの次元がそんなに評判よかったのかと思っていたら、朝ドラのメインキャストに抜擢されていたんですね。『マッサン』と聞くとさだまさしの愛称を思い浮かべてしまう私ですが、山川を演じたということもあり、玉鉄は好きな俳優さんなので、好調が続く朝ドラの波に乗って欲しいものです。ちなみに個人的にはさだまさしの半生も朝ドラの題材に為り得るんじゃないかと思っています。ぼっちゃん育ちから長屋住まいまで経験して、峨眉山のてっぺんからゴビ砂漠に向かって小して、映画でコケて三十億の借金をこさえて、それを全部返済して、右からも左からも批判される曲を歌っていたミュージシャンというだけでも充分に面白いテーマなんじゃないでしょうか。タイトルは平仮名の『まっさん』でお願いします。今回の記事は4つ。

1.祝電に代えて

相羽さんのブログが本日、十周年を迎えました。おめでとうございます。
私がブログを始めるに際して、影響を受けたブログは数多いですが、相羽さんは最たる存在。そもそも、ネット上の書評や番組の感想に興味を抱いたのも相羽さんのHP(当時)が契機でした。兎に角、毎回毎回の感想のクオリティが高いんですよ。最近では『鎧武』のキカイダー回。あれ、私は単なる映画宣伝回だと思って好きじゃなかったんですけれども、リブートボタンを押すor押さないの選択が、本編で描かれる安寧な日常と過酷な真実のメタファーになっているという推察に目から鱗。私の中で『鎧武』屈指のエピソードに昇格しました。サブカルチャーや少女小説に対する脱構築主義の評論に関しては余人の追随を許さない方です。相羽さん御本人の作品に関しても、充分な内容とボリュームを定期的に執筆し続けておられる点が凄い。私の歴史記事は不定期の枠を逸脱して、単なる年一企画になっちゃっていますのでね。反省。相羽さんに追いつくことはムリにせよ、その背中は見失わないようにせねば。これからも偉大なる先達として、益々の御活躍をお祈りしております。

2.『アオイホノオ』雑感

第八話の録画に失敗したorz

ガイナックスの中心人物が揃う重要回なのに、何で失敗するかなぁ。録画できていなかったと判った瞬間の絶望感は、矢野健太郎に先を越されたホノオの心境に匹敵するかもです(大袈裟
尤も、直後にKAKさんから紹介された『アオイホノオ』関係の動画のクオリティが凄過ぎて、完全に立ち直っていました。御紹介下さいまして、ありがとうございます。リンク先は以下の通り。

「アオイホノオ」OPをアニメ化、ニコニコ投稿動画を島本和彦も絶賛。

これはもう、製作者に許可を貰って、DVDの映像特典に入れて貰いたいレベル。でも、製作スタッフの間では、島本和彦センセの演技がアレ過ぎて笑えるという理由で『ワンダーマスミ2』を入れようかという話もあるそうで、そちらも見たいんだよなぁ。兎に角、今年見た日本のテレビドラマの中では随一の面白さ。何でこれをゴールデンでやらないかなぁと思う反面、ゴールデンでやったら、どうしょうもない改悪とどうしょうもない若手俳優の抜擢で、どうしょうもないキャンパスラブコメドラマに堕すのが目に見えているのも確か。原作に対する歪んだ愛情に満ちたスタッフと、四十近くのおっさんが二十歳そこそこの役を演じるという、一歩間違えると十八禁ものにしか見えない危険を冒してでも、場馴れした役者を起用したからこそ、本作は面白いんじゃないでしょうか。
これとは真逆にキャスティングの段階で失敗したのが冒頭でも触れた実写版ルパン。ルパンってぇのはいい年齢こいた大人が子供のイタズラじみた盗みに夢中になるのが面白いのであって、未熟な若者が大人ぶる様子を見る作品じゃないんですよ。ルパンは絶対におっさんが演じるべきでした。大泉洋とか。

3.大河雑感

daisuke5513さんのオススメで春日太一氏の『なぜ時代劇は滅びるのか』を読みました。とても興味深い内容で、注文しようと思ったら密林で品切れになっていたのも判る気がしました。daisuke5513さん、ありがとうございました。『史実に忠実な内容よりも面白さが大事だ』とか『時代劇は枷があるからこそ、面白い題材に為り得る』とか、いちいち納得の内容。特に面白かったのが悪の定義。大意をまとめると、

「『悪にも色々あるから一概に悪い奴は出せない』というが、それは違う。『これが自分の考える悪だ』と製作者側が腹を括って出すべきなのだ」

というもの。悪にも色々あるとか、主人公の側が絶対の正義なのか、こういう思考は如何にも現代的に思えますが、実は富野監督が『海のトリトン』で1972年にやっちゃっているんです。創作の手法としては極めてクラシカルなんですね。一方、製作者が自らの信じる悪を全面に押し出したのが荒木飛呂彦氏の『JoJoの奇妙な冒険』。こちらが氏のライフワークともいうべき異例の長期作品になっている理由の一つは、作中でよく使われる吐き気を催す邪悪が判然としていて、物語に筋が通っているからでしょう。『物事に一方的な正義はない』。これは正しいんですけれども、作劇としては製作者が自らの創作に自信を持っていない傍証ともいえます。自分の価値観に自信がなく、読者に正義の判断を委ねる作品が果たして面白くなるのか。そういう問いかけをされたように思います。
あ、それと本作の近年の大河ドラマに関する認識はほぼ完全に同意です。何かさぁ、私などがウダウダいっているだけで、本当は視聴者の多くは『利まつ』以降の作劇で満足しているんじゃないかと不安になっていたんですよ。私の考えは単なるオールドファンの繰り言に過ぎず、



と思いかけていた時期でしたので、近年の大河に否を発する意見が書籍として世に出たことは非常に心強いです。まぁ、来年も現時点ではナレーション以外に何も興味が湧かない作品なので、色々と不安なんですけれども。

4.『戦略大作戦』雑想

『ガルパン』にはドはまりしているにも拘わらず、戦車関係の映画は殆ど見たことがなかった私ですが、先日、ふるゆきさん情報で某衛星チャンネルで放送された『戦略大作戦』を観賞しました。ふるゆきさん、ありがとうございます。凄い映画でしたね。何が凄いって、

登場人物が総じてろくでなし

ということ。全員が全員、正義感や使命感の欠片もない動機で動いているんですよ。こんなん、今の映画界(日本でも本場の米国でも)では絶対に撮れないでしょうね。それでも、主人公はアウトローではあっても、軍略の才に長けた策士系か、不屈の意志で計画を遂行するタフマン系かと想像したんですが、それも違っていました。秘密の計画がそこかしこで漏れていくし、作戦も穴だらけ。事前に想像していたのと全然違う……だが、それがいい。単純に戦車が動いてバトルがある。イデオロギーも何もない。登場人物に過剰に思い入れる要素がないから、誰がやられても気負いなく観賞できる。全くもって100%の娯楽映画でした。楽しかった!
ガルパンから入った人間としてはオッドボール軍曹や、ウサギさんチームの『戦略大作戦』の元ネタに大はしゃぎ。明らかに順番を間違えています。銀英伝を見たあとでアレクサンドロス大王の『余は勝利を盗まず』の名言を知った時の『ラインハルトのマネだ!』と感じたのに近いものがあるな。あとは絶対に吹き替え版がオススメ。山田康雄、大平透、永井一郎、大塚周夫、大宮悌二、村越伊知郎といった洋画吹き替えの黎明期を支えた名優揃いです。ナチュラルにダミ声を出せる人って少なくなったよね。まぁ、洋画もイーストウッドやヘストンみたいに芯の太い俳優が減っているので大丈夫なのかもですが、それこそ、今年初旬に『銀英伝』のアニメリメイクの話が囁かれた時に真っ先に思ったのが配役の心配。メルカッツやビュコックやルビンスキーを演じられる人が中堅世代にいるのか不安ではあります。個人的にはメルカッツには山路和弘さんを希望。渋さの中に知性を内包した艶のある声は山路さんしかいねぇ。あと、ヤンは三木さんでヨブちゃんは山ちゃんでお願いします。

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ラスト10分が実質上の総集編でしたので、今回も感想は短目。こういう回もあったんだ。やっぱり、覚えていないもんだなぁ。好意的解釈としては、

①回数的に後半スタートなので、前半を振り返ります。
②今度こそ生命がヤバいので、走馬灯的なことやってみました。
③念願の上洛が叶いました! 死出の旅路になるかも知れないけどね!


の三点のどれかかと。個人的には②。小田原参陣も大概ピンチでしたが、あの時はマー君もテンパっていて、走馬灯を見る余裕なかったのかも。尚、今回のサブタイをマー君本人に教えたら、

伊達政宗「何時の話だろう? 心当たりがあり過ぎて判らない」

とか真顔でいいそうで怖い。今回のポイントは一つ。

1.切る手遅かれ

登場人物の殆どが極めて慎重な対応に終始しています。安易な言動に走らない。容易に結論を出さない。慎重に慎重を期す。一挙手一投足に生命が掛かっている戦国時代なので、当然といえば当然なのですが、それが物語にリアリティを醸し出しています。
まずは蒲生氏郷。政宗の密書に目を通したのちの第一声が、

蒲生氏郷「偽物ではあるまいな?」

そうなんですよ。氏郷の相手は一揆衆なので、敵の離間策という可能性も充分にあり得る……というか、そう考えるのが妥当です。加えて、氏郷は秀吉の恐ろしさを承知しているから、それに逆らうことの愚かさも判っているので、まずは書状の内容よりも先に真贋を疑うんです。また、真相に到達しても決して焦らない。地理不案内の奥羽で人目につかない場所で消されないように、政宗から案内人という名目で人質を取る。しかも、その口上は至当なもので、政宗も断りようがない。

次に秀吉&三成。政宗の蠢動を聞いて取った行動は愛姫が影武者か否かの確認。戦国ものなので、定石通りに『即座に奥方の身柄確保&禁足』とかに処しても、視聴者は充分に納得いくのですが、実は事件の当事者はそうは考えない。人質を出して謀叛に及ぶとは思えない=人質は影武者ではないかと疑う。これも当事者の立場で考えれば、自然な思考ですね。歴史劇は結果が判っているので、知らず知らずに未来からの逆算で物事を描いてしまう罠に陥りがちなのですが、流石は『独眼竜政宗』。このワンクッションがあるかないかで、物語のリアリティが一桁は違います。
そのうえで秀吉の器の大きさも描く。謀叛に及んだので人質は偽者であるという三成の真っ当な意見よりも、己の目で見た愛姫の覚悟から常識外の真相を見抜いていました。

豊臣秀吉「何? 『政宗が謀叛を起こしたから人質は偽者だ?』 三成、それは政宗を常識人だと考えるからだよ。逆に考えるんだ。謀叛を起こしたからこそ、人質は本物なんだと考えるんだ」

ここで偽者を差し出していれば、事が露見した際に疑われる。寧ろ、本物を送り出すことでのちの布石にする。本物を差し出したという真実で一揆を煽ったという別の真実を打ち消す。これが政宗の算段。危険を冒してこそ、相手を騙すことができる。身を切り、血を滲まさずに相手を騙すことなどできないんですね。本作の秀吉による『タダの若僧ではない』という評価にもキチンとした理由があるワケですよ。まぁ、イザという時に血を流す羽目になるのは愛姫なんですが。ここ最近、ロクでもない目にしか遭わない愛姫には田村のジイこと、向館内匠との輿入れ以来(だよね、多分)の再会という御褒美イベントで物語のバランスを取ってはいますが、本当にひどい亭主ですね。

そして、浅野長政。弁明に現れた主人公の、

伊達政宗「よもや、浅野殿はそれがしに疑念を抱いてはおられますまいな?」

という言葉には『いや、疑念というか、クロで確信しているよ』と答えたかったに違いありませんが、そういった私的な感情は噫にも出さない。最終的には密書の真偽に掛かっていると告げるのみ。大事なのは真相じゃない。嘘でもいいから申し開きができるか否かである。これもリアリティですね。思っていることを正直にいえば物事が打開できるなんて、現代社会でも稀なケースでしょう。況や被告人の政宗は傷だらけの脛を持つ人物で、舞台は戦国時代です。嘘でも己の潔白を証明できない相手と心中はできない。実に真っ当で慎重な姿勢で貫かれています。逆にいうと、

氏郷に密書が漏れたことにヤバイ段階まで気づかず、
嫁を捨て殺しにする危険を冒して一揆を扇動したうえ、
片腕と頼む成実を氏郷の人質に取られた挙句の果てに、
事件の鍵になる証人の身柄を自分で押さえられなかった


主人公が如何に未熟な存在であるかということです。まさに若気の至り満載。視聴者としてはいわんこっちゃないと何度思ったことか。先回、思いっきりageたと思ったら、今回で思いっきりotoす。毎回毎回のメリハリが半端ない。そんでもって、次回は政宗屈指のエピソードである『黄金の十字架』ときたもんだ。次でまたガーンとageるワケですよ。こんなん、次も見るに決まっているじゃん!

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若本規夫

もう、このAAで全て終わらせたい。

この画像ネタ、確か一昨々年も使った記憶があります。遂に『GO』に迫る勢いになりました。昨年、一昨年の何かと主人公に厳しい物語が視聴率取れなかったのも一因でしょうが、空疎で論拠のない主人公ageで物語が面白くなった例は大河史上、一つもないと書いておいたのに、何故、人は同じ過ちを繰り返すのか。シャアが隕石落としに奔ったのも判る気がします。何しろ、主人公が切れ者という具体的な描写が一切ない。アバンタイトルでは宇都宮の一件で、

クロカンが清正に説教される

んですよ。

ちゃんみお①

主人公は秀吉も怖れる智謀の持ち主じゃなかったのかよ。それが年少の、しかも、武断派代表の虎之助に説教されるって……いい加減、主人公がキレ者なのか、或いは永遠のイノセントボーイなのかハッキリしてくれ。見ているほうもどっちにピンとあわせていいか迷うわ。

まぁ、それはいいよ。

問題は長政が宇都宮を誅殺したあとだよ。長政の腹心の筈の後藤又兵衛が、騙し討ちがうんたらかんたらとウダウダウダウダと長政に文句垂れるんですよ。そこで文句垂れるんだったら、代案を出せよ。それもやらずにブッチブッチブッチブッチと何を偉そうにしているんでしょうか。挙句の果てに『このことは官兵衛さまはご存じなのか』とか。言い出す。官兵衛がいなきゃ何の判断も下せないんじゃ、留守居役の意味ねーだろ。おまえは社長が出張中も一から十まで指図してもらわなけりゃ何も出来んのか。

マニュアル通りにやってますっつうのは阿呆の言うことだ。

代案を提示する能力もなく、若殿を生命懸けで諌める覚悟もなく、自分の意志で裁定を下す決断力もない奴が、主君の名前を嵩に来て偉ぶっている。そんな男臭さの欠片もない後藤又兵衛は嫌だ。

まぁ、それもいいよ。

更に問題なのは光さんだよ。宇都宮の一族ということで捕えられた鶴姫の処遇を巡って、長政を家中の女総出で吊しあげるんですよ。嫁も女中も一緒になって、長政を批判する。お断りしておきますけれども、光さんは黒田長政の実母ですからね。酷いよね。折角、宇都宮の残党を平らげて戻ってきたと思ったら、実は自宅のほうがアウェーであったというオチ。その言い分も『罪なき者を斬るのが関白のやり方か』とか『黒田が今までしてきたことはなんだったのか』とか。

ちゃんみお⑥

もう、とっくにそういう話をする段階は過ぎているんだよ。それに、織田軍が干殺しにした三木城や水攻めにした高松城にいた人々は罪があったのかよ。あれだって、信長の都合で勝手に攻め込んじゃねーのかよ。そういう人々の犠牲のうえに今のテメェがあるんだよ。そんな血塗れ戦国ロードに嫌気が指してんなら、とっとと髪を下して仏門に帰依しろ、馬鹿。

まぁ、それもいいよ。

もっと問題なのは鶴姫を逃がしたことですよ。それも、助けるのではなく、勝手に逃げたのであれば問題ありませんとか、そんなガキみたいな理屈が通ると思っているのかよ。

ちゃんみお③

百歩譲って通るとしても、それは長政を吊るしあげての脅迫ではなく、懇請という形式を取るべきでしょう。長政も主君の命令で殺されそうになった過去があるのですから、その時のことを思い出して欲しいとか、幾らでも書きようがあるじゃないですか。何でそういうのを無視して、上から目線で命令しちゃうのかなぁ。以前も言いましたが、全く主人公夫婦は悪い意味で割れ鍋に綴じ蓋。相手のメンツやメリッドをガン無視して自分のいいたいことしかいわないから、交渉もクソもあったもんじゃない。

鶴姫を逃がしましょう。
長政の面目丸つぶれだけど逃がしましょう。
牢番の責任問題に発展するかも知れないけど逃がしましょう。
途中で野伏に捕まって死ぬよりも辛い目に遭うかも知れないけど逃がしましょう。
逃げ延びても頼る宛は全くなく、生活の保障もクソもない状態だけど逃がしましょう。
関白に露見したら御家が滅ぶのは目に見えているけど、気にしないで逃がしましょう。
理性も計算もない、単なる目先の惻隠の情に流された判断だけど逃がしましょう。
それが光さんだ。それが黒田家の家風だ。何て素晴らしい主人公夫婦なんだ。


冗談じゃない……冗談じゃないッ!!

本当の悪とは自分が悪という自覚のない人間がやらかす偽善だよ! 自分を善人だと信じて疑わず、一族郎党を皆殺しにされた女の子をアライグマを森に帰すようなノリで解き放っていいことをした気になっている……そんな光さんだ!

まぁ、それもいいよ……ホントはよかないけど。これらに輪をかけてひどいのは、官兵衛によく判らん理由で頭を下げた長政に対する光さんの台詞ですよ。

黒田光「父上は仰っていました。もし、あの時、中津にいたら長政と同じことをしていただろうと……此度は辛い戦でした……」

ちゃんみお⑦

何、勝手にいい話っぽくまとめてんだよ! 要するにアレだろ! 長政の判断は間違ってなかったっつうことだろ! だったら、謝れよ、ホラ! すみませんでしたと息子に土下座して謝れよ! 嫁とツルんで吊るしあげにしてすみませんでしたって謝れよ!

土下座

これっくらい頭を下げて謝れぇ―――ッ!

まぁ、それもいいよ。もう何がよくて何が悪いのかも判らなくなってきたけど。これも今までのと比べてマシなのかマシじゃないのかアレだけど、秀吉が自分亡きあとの天下人は誰かを語るシーンだよ。

豊臣秀吉「その男は、この儂が何日も何日も考えて考え抜いた策を瞬時に思いつき、百万の大軍を率いる英知と器量を持つ男……ハハハハハハハハハハ、誰じゃ誰じゃ誰じゃ?」
徳川家康「『官兵衛じゃ。次に天下を取るのは官兵衛に違いない』と」


焼き鯖

もう、突っ込みの画像も底を尽いたよ!

手元にはアルゼンチンペソしかないよ! アルゼンチン……ペソしかないよ! 何でそんな英知と器量の持ち主が国人衆の一揆鎮圧でメンタルボロボロになっているんだよ! 完全に佐々成政と同レベルの手際だったじゃねーかよ! そんな奴が次の天下人になる=冷遇してやるって、本作の意図とは別のレベルで秀吉は完全にモーロクしちゃってるよ!

……んー、あー、えーっと、すみません。書いているうちにどんどんヒートアップしてしまいました。いや、でも、それくらい今回は酷かった。BSで『独眼竜政宗』に続いて『坂の上の雲』の再放送も始まるので、大河スタッフが完全にやる気失くしているとしか思えません。その点だけは同情してやってもいい。だが、それ以外は全部ダメだ。こんなもんばかり放送していたら、局の存在そのものを視聴者から、

ちゃんみお④

と言われるでしょう。大河の枠で『日常』を再放送したほうが遥かにマシなレベル。猛省を求めます。

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