~ Literacy Bar ~

ここはイマイチ社会性のない自称・のんぽりマスターの管理人が、
時事、徒然、歴史、ドラマ、アニメ、映画、小説、漫画の感想などをスナック感覚の気軽さで書き綴るブログです。
※基本、ネタバレ有となっていますので、ご注意下さい。

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『名作は最終回の一つ前の話が一番面白い』という理論は、このブログで何度も述べた通りですが、本作も例外ではありません。最初から最後までノンストップのメチャ燃え展開。これも何度も述べたように完全に少女向けアニメではなくなっています。

キュアブロッサム「今、万感の思いを込めて!」

の台詞といい、こんなもん、小さなお友だちに判るワケねーだろ。だが、それがいい。真に優れたオマージュやパロディは元ネタが判らなくても楽しめるのは『とり・みき』が証明ずみです。一年に渡った『ハートキャッチプリキュア!』の感想も今回を含めて@2回。流石に残りは全力でいきます。今回のポイントは4つ。

1.姉妹激突・完結編

月影博士「この子は心の大樹を研究して手に入れた技術と、おまえの体の一部を使って造られた……おまえの妹だ」

んーと、それは微妙に妹じゃないんじゃないでしょうか。ラウ・ムウのように親子になっちゃうんじゃないかと思うんですけれども、そんなことはどーでもいーと思えるほどに泣ける展開その一。月影博士に抱きつくゆりさんに向かって放たれた、

ダークプリキュア「サバーク博士から離れろぉ!」

は胸に響きました。父親を取りあう姉妹の図。上記の台詞の直後、月影博士の身体に回した腕に力を込めるゆりさんの反応が実にリアルで生々しい。バーローを筆頭にショタキャラが多い高山さんですが、この人は女性の情念を全面に出すキャラのほうが似あうと思う。消滅に際してゆりさんの心の種の半分を残していくダークプリキュアですが、これは別にいい話じゃないと思います。結局、ムーンライトとダークプリキュアの戦いは世界の運命ではなく、どちらが父親の愛情を独占できるかの勝負でしたので、肉弾戦では敗れても、ちゃんと父親に抱きしめてもらえたダークプリキュアの勝ち。もう、ダークプリキュアはゆりさんの代わりの存在ではなくなったので、ゆりさんの一部(心の種)に拘泥する必要がなくなったということでしょう。最期の笑みも『私の勝ちね』と受け取ったほうがシックリくるかもです。

2.月影博士の憂鬱

月影博士「あらゆる生命と心を見守る心の大樹。私は、その秘密を解き明かせば皆を幸せにできると信じていた……『魔法のように皆が幸せになる方法などない』という言葉さえ、耳に入らないほどに。幸せは皆が少しづつ頑張って掴むもの」

月影博士失踪の真実。何か重大なコトで悩んでいたのでしょうか。イマイチ、月影博士が石仮面で悪落ちするほどに現世に絶望していた動機づけが不明瞭なので、とってつけた感は否めないのですけれども、往年のアクションバトル作品へのオマージュと取ればOK。これも、そんなことはどーでもいーと思えるほどに泣ける展開その二。
実をいうと後半のメインバトルを除けば、この月影博士の述懐が今回一番の名場面。何が素晴らしいかって、月影博士の『幸せは皆が少しづつ頑張って掴むもの』の台詞にマリンとサンシャインの疾走シーンがかぶさっているんですね。これ、単純に月影博士の台詞だけだと画が保たないので動きのある画面を持ってきたというのもあるでしょうが、幸せに向かうためには一歩一歩大地を踏みしめなければいけないというメッセージなんですね。マリンもサンシャインも飛ぼうと思えば飛べるんですよ。そこを敢えて走らせる目的は何かといえば、そういうコトなんじゃないかと。

3.ノリコとかカズミとか

ラスボスたるデューンとの戦いでゆりさんを庇って月影博士が爆死するという衝撃の展開。夫(コロン)を殺されて、図らずも異母姉妹を手にかけて、父親が自分を庇って物理的にも蒸発してしまうというトリプル役満級の災厄に見舞われるゆりさん。特に後ろの二つは10分くらいの間に立て続けに発生。うん、まぁ、そりゃあ、憎しみに駆られるのも無理はありません。でも、それが許されないのがプリキュアの宿命。戦闘勇者さんから頂いたコメントを借りれば、

「倒すだけなら狗でもできる。我等プリキュアは必ず勝たねばならぬのだ!」

ということ。プリキュアは勝ち方にも拘らなければならない。何より、憎しみは敵のパワーの源なので、それを駆りたてれば駆りたてるほどにデューンには勝てなくなる。一時の感情で戦ってはいけない。それがプリキュア。シンドイなぁ。
まぁ、ここも憎しみの連鎖を絶つというつぼみの主張も唐突な感じがするんですけれども、これもそんなことはどーでもいーと思えるほどに泣ける展開その三。今まで後輩プリキュアとしてムーンライトに憧れていたブロッサムが初めて対等の立場でゆりさんに説教かます場面はプリキュア史上屈指の名場面です。ムーンライトを、

キュアブロッサム「月影ゆりッ!」

と呼び捨てにするシチュエーションは絶対に『トップをねらえ!』へのオマージュ。復活したゆりさんに変身を促されて一歩前に出るつぼみ。ここで初めて、キュアブロッサムがキュアムーンライトと肩を並べるワケですよ。49話中48話目で漸く、主人公が先代に並ぶ。長かった! でも、それほどにゆりさんの壁は厚く気高かった!

4.ベストバウト

学園祭で流れた挿入曲『heart goes on』に乗っての最終決戦。ファッションショーが花咲つぼみの集大成であれば、この戦いはキュアブロッサムの集大成という意図ですね。この曲は燃えるよなぁ。感想記事のために視聴したら欲しくなって密林で注文してしまいました。出勤時に車内で聞いています。この戦いはプリキュア10年の歴史中でベストバウトに選出してよいでしょう。次が『スマイル』中盤のキャンディ救出作戦。
内容に関しては見て頂くしかないんですけれども、冷静に見返すとブロッサム単体でデューンに効果的なダメージを与える場面は殆どないんですね。主人公なので『ドキプリ』のマナのパルテノンモードのような見せ場があってもいい筈なんですが、史上最弱のプリキュアの異名は伊達じゃない。強さなんてモノは一年間かけても簡単に手に入るモノじゃない。でも、ブロッサムが戦闘で全く役に立たないかといえばそうではないのも確か。ムーンライトがデューンに効果的なダメージを与えるシーンの殆どでブロッサムのフォローが入っている。ブロッサムが空振りでも攻撃したり、逆に攻撃を受けてデューンの体勢が崩れた瞬間にムーンライトのエゲツナイ打撃が入っているんです。マリンVSクモジャキー&サンシャインVSコブラージャで描かれたように、真の強さとは単純な攻撃力ではなく、仲間のために身体を張れるかという主張を無言のうちに体現しているブロッサム。こここそがブロッサムが本作の主人公であることを証明したシーンといえるでしょう。
ピンチに駆けつけるマリン&サンシャイン。自分で張ったバリアーでもないのにドヤ顔でブロッサムに微笑むえりかわいい。マリンVSデューンも贔屓目にみてマリンの善戦というレベルなのも結構シビアに個々の戦闘力が設定されている傍証といえるでしょう。一方でサンシャインの攻撃のエグイことエグイこと。デューンのパンチをダッキングで避けてボディを連打連打。両手をかざして、顔面狙いと思わせてのダメ押しボディブロー⇒旋風脚。更にブロッサムの近接戦、と思わせてサンシャインフラッシュ、と思わせて巻きあがる砂煙に紛れてのムーンライトの蹴り。情報量多くて何度も見返さないと攻防に追いつけないよ。単純に動いているだけじゃない。ちゃんとフェイントや作戦がある。今回の攻防がヘタな少年漫画よりもバトルものしていると評される所以です。
トドメとばかりに放たれるフォルテウェーブ四連弾&ツインフォルテッシモ。今までは殆ど単独でフォルテッシモを放ってきたムーンライト(サンシャインとは一度あったかな)が後輩であるブロッサムの同道を許す=同格のプリキュアと無言の笑顔で認める場面もいい。これで、ゆりさんとフォルテッシモしていないのはえりかだけですね。何でしょう、この疎外感。そして、ダメ押しに繰り出されるハートキャッチオーケストラ。

もうやめて! デューン様のライフはとっくにゼロよ!

デューン様を抹殺する気満々。ここで終わっても誰も文句いわない……というか、ハートキャッチオーケストラの段階で視聴者もドンびき気味なのに来週もバトルが続くというのは本放送の時はどうなるんだよと思ったものです。まぁ、最終回の戦いは想像もしなかった方向と予想を遥かに越える必殺技でトドメが刺されるんですが。

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先週の金曜日のアクセス数が近年にない突出した値を叩き出していて、思わず、画面に茶ァ噴きそうになりました。特に新しい記事や目立つ話題をUPしたワケでもなかったので、買って半年でPCがぶっ壊れたのかと思いましたが、調べてみると『借りぐらしのアリエッティ』の感想記事へのアクセスが殆どでした。先週の金曜日は『思い出のマーニー』の封切り前日ということで『アリエッティ』が放送されていたんですね。『思い出のマーニー』は完全にノーマークの作品でしたが、deluxeさんが御自身のブログで良作と評価しておられた&マーニーの母親を甲斐田裕子さんが演じておられるという情報を耳にしたので、ヒマを見つけて映画館に足を運んでみようと思いました。昔、何気に書いた記事が時を隔てて何かの拍子にアクセスされるのは、ブロガーとして感慨深いものがあります。
海の日にUPする徒然日記ですが、全く海とは関係ない話題を書き綴る予定。七月以降、妙に見る番組が増えたので、そちらを中心に語っていこうかと。

1.反省してます

『二百三高地』が先週の日曜日にBSで放送されていました。勿論、録画して観賞。何度目かなぁ。本作はエグイシーンも多くて、私の母親などは『二度と見たくない』と語っていますけれども、それでもエンタメ要素もふんだんに盛り込まれているので私はギリギリ繰り返しの視聴に耐え得る作品だと思っています。ちなみに私が『名作だけれども二度と見たくない』と思うのは『ジョニーは戦場へ行った』と『火垂るの墓』と『ショア』。あれはダメです。勘弁して下さい。
さて、何度目かの『二百三高地』を見て、しみじみと思ったのが、

この作品の主題歌を担当したまっさんがと批判された理由が全く納得できない

ということ。『美しい国ロシア』に憧れていた古賀小隊長が戦場に叩き込まれた果てに『ロシアは敵だ! NADEGIRIだ!』と憎悪に凝り固まる痛ましくも自然な流れ。古賀を愛する女教師も青年が愛するロシアを愛そうとしたものの、古賀の戦死で黒板に『美しい国ロシア』と書くことができなくなる。確かに通り一遍の反戦映画ではありませんが、絶対に戦争を賛美する内容ではない。まっさんの主題歌も悠久の時空の中における生命の儚さを歌ったもので、それ以上でもそれ以下でもない。イデオロギーに目が曇ると当たり前のことが当たり前に見えなくなる。全く、困ったものです。
尤も、これは誰彼を批判するのではなく、今回は自省の意味で書かせて頂いております。何故かというと最近、BSで放送されている『ワールドプロレスリターンズ』を見るようになったのですが、これが結構面白いんですね。初期四天王プロレス(田上がアームボンバーを使い始めた頃)から入った私には新日への偏見が長く心の奥底にありました。闘魂三銃士は兎も角、第三世代はもうダメ。況や『神の子』とか『百年に一人の逸材』とか片腹痛くて臍でコーヒーが湧いちゃうほどでしたけれども、実際、今年のドームの試合はなかなかに見応えがあった。嘗てのUWF抗争で判るようにプロレスを楽しむ要素の一つは自分たちが支持するファイトスタイルを至上として、他団体との差別化を図ることにあります。まさにイデオロギー闘争。それはそれで非常に興奮できるのですが、イデオロギーに感けるといい試合でも歪んだ目で見てしまう。この年齢になって漸く、イデオロギーの害悪を実感した次第です。
ついでにいうと久しぶりに見返している『∀ガンダム』も抜群に面白いのよ。若い頃に見た時は『富野さん、Vガンのリハビリに必死なんだなー』とヒネた目で観賞していましたが、今回は『富野さんはこういうストーリーをガンダムの枠に囚われることなく書きたかったんだなぁ』と思えてきました。ディアナとキエルの入れ替わりという初見時には突拍子もないと思えた設定も、今見ると恐ろしく物語を盛りあげる要素になっているのな。ガンダムも作品の括りでファン同士がいがみあうイデオロギッシュな要素が強いですが、ニュータイプ思想の基底である人は判りあえるという考えを忘れないようにしたいです。
あ、それと『二百三高地』を見る度に出演者のクレジットに出てくる『榊原良子』の四文字が毎回気になって仕方ありません。これは『あの』榊原良子さんですかね? 私が日本一好きな女優さんなので、詳細を御存じの方、情報プリーズ。

2.ドラマ版『アオイホノオ』簡易感想

大河と『相棒』以外では久々に全編通して観賞しようと考えている実写ドラマ作品。これ以外だと『孤独のグルメseason4』だけかなぁ。漫画原作ですけれども、これはアニメ化よりも実写化のほうが面白くなるに決まっています。その点では『聖☆おにいさん』は何で映画化の際にアニメにしちゃったのかサッパリ判らん。ジョニデか浅野忠信さんにイエスを演じさせるべきでした。
さて、肝心のドラマの感想。作者本人が原作最新刊の宣伝帯で、

焔燃「アニメ化はいいがドラマ化は……だいたい原作通りにならない!」

とかヤバイこと書いちゃっていましたが、本作は普通に漫画のドラマ化作品として見れました。しかも、結構再現度が高い。主演の柳楽優弥さんもハマっていました。微妙にカッコ悪いホノオの疾走シーンは原作のイメージそのまんま。凄ぇ。あと、トンコさんもいいキャスティングしています。ああいう微妙に美人な先輩って大学のサークルに一人はいたよね。
一方でホノオのハイテンションとローテンションの切り替えは真っ正直過ぎにも思えました。ホノオの傲岸さというのは単行本最新刊でも描かれていたように『恥をかきたくなくて頭がいい感じに見えるように振るまっている』結果なんですね。本人も心の奥底では自分は大したことないのが判っている。ホノオは自分が天才とは思っておらず、当時のクリエイターの質が落ちている(と思いこんでいる)から俺程度でもプロになれるという舐めた考えにドップリと浸かっているに過ぎない。ホノオのハイテンションとローテンションは中島敦が『山月記』で記した、

『臆病な自尊心』と『尊大な羞恥心』

そのまんまなんです。この辺が単純なテンションの落差で片づけられちゃっているように思えました。島本和彦が描く熱血は小道具であって本音じゃないんですよ。まぁ、まだ第1話なので、これから先で徐々に描かれていくのかも知れません。でも、

庵野秀明「ショッカーのアジトはどこだ!」

何でこれをカットしたんですか! これはハボックのボインネタと同じで絶対にやらなきゃダメでしょう!
あ、もう一つの『孤独のグルメ』は完全に原作無視していますけれども、あれはあれでOKですね。松重豊さんの御飯の食べ方は食事に夢中なのに背筋が伸びていて、見ているほうも幸せな気分になれます。ゴールデンでしょーもないグルメ道中とか流すよりもseason1~3を再放送してくれ。

3.深夜枠

アニメの深夜新規枠で見ているのは『ソードアートオンライン2』。あとは『JoJo』と今秋の第二期に備えて再放送されている『PSYCHO-PASS』くらいですね。我ながら手堅く、面白味のないチョイスです。
『SAO』の作風には何かと批判もありますけれども、リアルとヴァーチャルの価値観を同列に置いている点に好意が持てます。このテの作品はゲームを舞台にしながらも結局は『現実世界にしか真実はない』みたいなつまらない結論に到達しがちにも拘わらず、本作は『リアルとヴァーチャルの違いは処理できる情報量の差でしかない』という点で一貫している。一口に現実といいますが人間が認識している現実も脳が処理した情報を元に構築された仮想現実に過ぎないのは京極堂が指摘した通り。リアルとヴァーチャル、どちらの価値が高いとか一概に決めつけるのはナンセンスな発想。逆に『ヴァーチャルで本気になれない奴がリアルで本気になれるワケがない』という本作の主張にこそ熱さを感じます。第二話の、

シノン「せめてゲームの中でくらい、銃口に向かって死んでみせろ!」

は『みゆきち補正』を差っ引いても名台詞。あ、でも、一番好きな女性キャラはリズベットです。そばかすは正義。
『PSYCHO-PASS』は昨年のベスト10の記事でも述べたように近未来SFクライムサスペンスにも拘わらず、溢れるデカ魂を感じずにはいられない名作。しかも、そうしたデカ魂を持つキャラのほうがそれぞれの事情で物語からの退場を余儀なくされる辺りは頭がよくなり過ぎた近年の刑事ドラマの実情を踏まえています。デカ魂の何たるかを知りたければ本作を見よといいたい。宜野座の残念なイケメンっぷり&朱ちゃんの低くて甘くて乾いた声の演技も見所です。これに比べると、

劇場版『SPC』完結編

は御粗末の一言に尽きました。何かにつけてゴリさんがデカ魂を口にしていたのに、肝心のストーリーとデカ魂に何の関係もなかったな。そもそも、二部構成にした意味も全く感じられませんでしたしね。今年のラズベリー賞最有力候補。

4.神は死んだ

ここ数回、今季のプリキュア『ハピネスチャージプリキュア』がアホみたいに面白くなってきました……というか、明らかにアホ話です。どのくらいアホかというと、

コラではありません

こんな台詞がポンポン飛び交うくらい。冷静に見ると凄い台詞だな、これ。ニーチェも吃驚の神の凋落感。まぁ、本作の神は凋落しても仕方ないレベルの鬼畜野郎なので違和感ゼロなんですけれどもね。だいたい、自分で『プリキュアは恋愛禁止』と謳っておきながら、めぐみを御姫様抱っこでお持ち帰りしたり、御粥をフーフーアーンしたり、自分のことを名前で呼んで欲しいとかいっちゃったり、どんだけジゴロなんだよ。そもそも、下着も着けずにシャツの第二ボタンまで外してギターを爪弾いている段階で変態ナルシスト確定(偏見です)。更にいえば、コイツは自分が敵のラスボスをこっぴどく振った(推定です)所為で世界が危機に瀕しているのを自覚しているのに、同じことを年端もいかない少女相手に繰り返すつもりときたもんだ。

ヤンデレツバメ

今週の放送で10周年のコメントを寄せて下さったダイヤモンドさんでなくても、こう考えるのは必定。六花はブルーがマナに手を出してきたらマジでやりそうで怖い。真面目な話、本作におけるブルーの役回りって何なんでしょうねぇ。個人的には自分が創設したグループのアイドルに手を出すプロデューサーの暗喩……というか、そのまんまなんですけれども、昨年は叶わなかったイケメン男のラスボス化に向けての布石なのかもです。
色々書いてきましたが、ストーリーは好感度高めです。今回、ひめが人魚になったのは誠司への思いが恐らくは叶わないであろうことの伏線なのでしょう。悲恋は青い魔法少女の宿命か。


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ブログの初期から大河ドラマの感想を書いていますが、実は他のブロガーさんの大河感想記事は務めて読まないようにしていました。私は非常に意志の弱い人間なので、他のブロガーさんの記事を読むと感想の内容がそちらにブレるのが目に見ているんですね。少なくとも、自分の感想をUPするまでは他所様の記事は読まない。これが私のスタンスでした。しかし、御承知のように『軍使官兵衛』は感想記事をやめました。当該題材の『独眼竜政宗』もストーリーのポイントを絞った内容というセミリタイヤ状態なので、現在は結構あちこちの感想記事に目を通させて頂いております。
そんな中で今、大河ドラマの感想記事で最も熱い(当社調査)のがRinkaさんのブログ。『独眼竜政宗』の長所と『軍使官兵衛』の短所、その双方を情感と実践性に溢れた文章で綴っておられます。特に男性視点では容易に斬り込めない女性キャラへの領域に容赦なく踏み込んでおられる点が非常に勉強になる。『軍使官兵衛』の光さんという『特に何かやらかしているでもないのに虫が好かないキャラ』に対する私のモヤモヤ感をバッサリと断罪して下さったのは、思わず、

成程! スカッとしちゃった!

と膝を叩いてしまいました。上記のように私のブログの大河感想はセミリタイヤ状態なので、二作品の詳細で精緻な感想を味わいたい方は是非、Rinkaさんのブログに足を運んでみてはいかがでしょう……というか、強くお勧め致します。他の方の記事を読んでこそ、自分の視点の客観性を意識できる(保てるワケではありません、念のため)ということを改めて認識した今日この頃。
今回のポイントは3つ。

1.アバンタイトル

先回は某ダスベイダの元ネタとなった政宗の具足の紹介という本編と全く関係のないアバンタイトルでした。今回も成実と小十郎の為人という一見、本編と関係のない内容に思われますが、実は真逆。今回は出番の少ない両名ですけれども、この二人が傍にいなかったがために政宗がシクったという理由づけになっているんですね。この技法は『風林火山』でも使われていました。上田原の戦いや砥石崩れといった武田信玄がボロ負けした戦いの際には主人公の勘助が諸事情で主君の傍にいない。それゆえ、信玄は判断を誤り、敗北を喫したという構図。それを主人公ではなく、超重要人物とはいっても脇役でやっちゃうのが『独眼竜政宗』の凄い点。敢えて描かないことで、そのキャラが如何に重要なのかを描く。しかも、アバンタイトルで。アバンタイトルの段階で既に近年の大河ドラマの本編の構成を凌駕しているというのは『独眼竜政宗』の凄さを讃えるべきなのか、近年の作品の不甲斐なさを責めるべきなのか。余談ですが、甲信越最強武将は上杉謙信。次いで村上義清。異論は認めない。
尚、伊達成実が残した『成実記』全三巻がそれぞれ『天』『地』『人』と題されているのが如何にも成実というか。この前のめりのカッコつけ感が非常に微笑ましい。本編で子供ができないことをうんたらかんたらと言われていましたけれども、主君であると同時に従兄弟の政宗との関係を疑ってしまうのは下種の勘繰りというものでしょう、多分。

2.息をするのも面倒臭ぇ

今回は……というか、今回も登場人物の全ての利害が公私入り乱れて絡まりあうという構成にも拘わらず、誰が何の目的で如何動いているのかが明確に視聴者に伝わるというのが怖い。作中では結構貧乏くじの国分盛重にも輝宗との約束を政宗に反古にされたという納得できる動機づけがある。その盛重も政宗の前で輝宗のことを語る際には片手で礼を施しているので、主君への一定の敬意(同時に胡散臭さ)を感じられる。登場人物全員の利害が何らかの形で対立しているのに全員に感情移入できるってどういうことだよ。強いていえば、猫御前の妊娠偽装は流石に擁護できませんが、それでも、当事者同士(愛姫と猫御前)の間で一言も言葉が交わされないという構成には感嘆を禁じ得ません。一歩間違えると昼ドラ並みの二流のドロドロ愛憎劇に堕してしまうのですが、お互いがお互いの立場や身分をギリギリの段階で弁えて踏みとどまっているんですね。
まぁ、その分、夫と二人きりの時は愚痴が多くなるのは必定。そのうえ、愛姫は自罰傾向が強く、何かにつけてドリフのコントのように『私ってダメな女ねェ。貴方の妻でいる資格なんてないわァ』とか始めちゃうので、全ての原因が夫の不甲斐なさにあるにせよ、

伊達政宗「またかよ! 勘弁してくれよ!」

という主人公の心情にも容易に寄り添える。
その主人公もラストで結構な窮地に陥りますが、過程そのものは決して間違った判断を下しているワケではない。勿論、長期的には失策でしたが、中期的な視野としては正しかったとさえいえる。内紛を煽ったモガミンが介入する前に事態を決するというのはモガミンの立場を慮っているとさえいえます。イザ、全面戦争になればモガミンとしてもいきつくトコまでいかないと事態が収まらないワケですからね。そうなる前に伊達家の内紛という形で決着を図ったのは本心はイヤガラセにあるにせよ、政宗の判断は正しかったといるでしょう。
でも、正しいことだけを積み重ねていれば万事うまくいくほど、人生も人の世も甘くはない。道理を枉げて、正義に背いてこそ、道が開ける時がある。それが国と国との争いであれば尚更です。作中で描かれる軍議のシーン。これ、ボツ案や失敗する謀略が非常に高い割合で描かれているんですけれども、これも世の中の現実なんですよね。自称・天才軍師のいうことが全部正しくて、ソイツのいう通りに世の中が動き、逆らった奴が全員没落する。そんなのは悪い意味での嘘ッぱちですよ。百の選択肢の中から一を選ぶ……否、選ばざるを得ない。しかも、それが最上のチョイスとはかぎらない。そして、その失策を取り戻すには膨大な労力を必要とする……というか、取り戻せるだけマシ。これが世の中の現実。そこに主人公と母親の確執まで絡んでくるのですから、まぁ、本作の構造の面倒臭ェこと面倒臭ェこと。でも、何度も繰り返しているように世の中って奴は息をするのも面倒臭ェものですので、これが本作を非常にリアルに感じられる要因なんですね。
つーかさ、マジ、中盤での政宗とお東の方の確執の場面は凄かったですよ。特に負の感情をぶつけたあとで障子越しにしか母親に本心を伝えられない政宗。しかも、直後に自分よりも母親に愛されている(と政宗が思いこんでいる)小次郎と顔をあわせても、それをオクビにも出さない……というか、出せない棟梁の辛さ。ここで感情を出すと内紛になっちゃうんですよ。この点、お東の方は伊達と最上の鎹を自認していても、基底では母親であるので、我が子と意思疎通できなかった悲しさを小次郎の前で曝け出してしまう。母親の愛情の深さと相反する公人としての業の深さが描かれた名場面です。感想記事の初期から述べているように『独眼竜政宗』とは厨二病息子とヤンデレママの半世紀に渡る愛憎ホームドラマなんですね。

3.今週の鮭様

思っていたよりも久々の登場となった鮭様。うーん、昔の記憶ではもっと出番があったように記憶していたんですけどもねぇ。私の記憶力がアテにならないのか。それとも、演ずる原田芳雄さんの存在感が半端ないのか。多分、後者でしょう。今回も登場するや、場の空気を一気にかっさらっていきました。キンキン&志麻姐さん&原田のアニキ&勝新&技巧派の極北たる津川さん……かくも凄味に満ちた人々を相手に一年間揉まれたナベケンが名優になったのも宜なるかな。それはさて置き、近年仕入れた知識で鮭様の萌えキャラの側面を知ってしまうと、本作の原田さんにも萌えてしまいます。特に謀略の糸を張り巡らす片手間で息子と碁に興じる場面。昔は『凄ぇ! 余裕綽々じゃん!』と思っていましたが、今回見直すと、

最上義光「義康、手前の番だ」
最上義康「父上の番でございます」
最上義光「……お、そうか」


アカラサマに動揺しているじゃないですか!

思わず、フフッてなった。戦国の知識がなくても楽しめますが、あればあったで充分に楽しめるのが『独眼竜政宗』です。

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