~ Literacy Bar ~

ここはイマイチ社会性のない自称・のんぽりマスターの管理人が、
時事、徒然、歴史、ドラマ、アニメ、映画、小説、漫画の感想などをスナック感覚の気軽さで書き綴るブログです。
※基本、ネタバレ有となっていますので、ご注意下さい。

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第3話で既に飛ばし過ぎなイメージのある『PSYCHO-PASS2』。第1期だと無人ドローンによる人間解体事件の時期だよなぁ。マキシマムは影も形も見えなかった頃です。実に平和な時代でした。いや、人間解体という段階で平和もへったくれもないんですがね。聞くところによると、1クールで完結するらしいとの情報を得たので、このハイペースも宜なるかな。劇場版の公開時期を考えると妥当な判断なんじゃないかとは思います。今回のポイントは4つ。

1.外道

鹿矛囲桐斗「すまない、僕にはどうしても監視官の眼が必要だったんだ」

この吐き気を催す邪悪ッ!

恐らくはドミネーターの網膜認証システムを起動させるために、酒々井さんの眼を抉り出したカムイ君の弁明の台詞がこれ。何だ、この『ホントはやりたくなかったけれども、自分の信じる正義のためにはやむを得ない犠牲でした』とでもいいたげな物言い。コイツは間違いなく、邪悪。それも、自分自身が正義と信じて疑いもしない、最もドス黒い邪悪。マキシマムは読書だろうと暴行だろうと殺だろうと殺教唆だろうと心の底から楽しんでいましたが、カムイとやらは、己に課せられた正義を遂行するための義務として、グロいことをやっている感じです。私とは絶対に相容れない存在ですね。マキシマムは犯罪者という一点を除けば、私の理想の人物に近かったからなぁ。真面目に戦争する奴よりも、遊びで戦争する奴のほうが好きです。
カムイ君と愉快な信者たちがシビュラシステムに感知されないのは、やはり、シビュラシステムとは違う、独自の正義を構築しているからじゃないかと思いました。どんなにエグイことでも、それが心底から正義だと信じていれば、色相も濁らず、犯罪係数も上昇しない。何故ならば、それが『正しい』ことと信じているからです。心に疚しさを持たなければ、シビュラシステムの監視網には感知されないのかも知れません。マキシマムは自分がやっていることが犯罪と認識していた(そのうえで犯罪を楽しんでいた)ので、色相や犯罪係数は免罪体質でスルーできても、ヴィジュアルとしては認識されたんじゃないでしょうか。でも、第1話プロローグや今回の祖父さんの台詞から、強力な薬品によって、色相や犯罪係数を抑える術があるという芽も残されています。何れにせよ、ろくなもんじゃねぇ。

2.野に遺賢あり

雑賀譲二「……成程、俺を鏡として使おうってワケか」

ベールさん、チィーッス。

先回のED映像で出ていましたが、思ったよりもお早い登場となった雑賀教授。第1期最終話ED映像で禾生局長と何やら話していましたが、今回、見事に収容所に入っているということは、シビュラシステムの勧誘を断ったためにブチ込まれたと考えるのが穏当でしょう。気骨のある人です。
教授が口にした『鏡』という単語。朱さんの部屋の捜索時にも、東金の場面は鏡が使われていました。これ、結構重要なキーアイテムじゃないかと思います。人は誰かや何かを用いなければ自分の姿を見ることはできない。この世界の場合、シビュラシステムが鏡にあたるワケですね。でも、カムイ君や彼の信者は、カムイ君という新しい鏡を持っているので、古い鏡は必要ない。ただし、カムイ君の存在が単一の個体である以上、シビュラシステムのように常時、自分の正義を確認できるワケではないので、自分の色相を見ることができない。自分が判らない間に悪化していても気づかない。その場合はカムイ君と接触することで、自分を見つめ直す必要がある。こういうカラクリの暗喩としての鏡なんじゃないでしょうか。
尚、謎の『WC』は『What Collar?』のイニシャル。うん、思っていたよりも普通でした。ネタとしては面白みに欠けるので、今後もギノさん説を支持していこうと思います。あれは絶対にトイレの謂いです。

3.ぽんこつ1号

皆さん、お待ちかねの『今週のギノさん』。今回は彼の個室情報が開示されました。古銭集めが趣味なので、それらが飾ってあるのは予想していましたが、ギノさんのタンクトップ姿が想像以上にジジむさくて噴いた。あの若さなのに加齢臭が漂ってきそうです。色々と大丈夫か。あと、思っていたよりもガチムチじゃん、ギノさん。第1期の頃は撫肩でナヨッとした印象強かったのですが、執行官になってから鍛えたのでしょうか。
二課の青柳さんと二人きりで私室で飲むという関係ですが、別に男女間の生々しい臭いを感じさせないのがギノさんのギノさんたる所以。多分、極くフツーの女友達……というか、同期組の腐れ縁のような関係でしょう。寧ろ、青柳さんは自分が手を下した執行官でデキていたフシがありますな。ああいうキレイでデキるお姉さんがヤンチャな年下の男とアレになる様子を想像するのは楽しい。私の理想の男女関係の一つです。でも、今回のラストでは、そのキレイな顔にガッツリとグーパンが入っていました。カムイ君も彼の信者も、正義云々と説く前に女性の顔にキズをつけないという男性としての最低レベルの礼儀を弁えましょう。

4.ぽんこつ2号

EDクレジットで雑賀教授と並記されている禾生局長も登場。俺、この中の人が大好きなんだ。銀月の下で水晶の鈴を鳴らすような美声と凄味のある演技。榊原良子さんは重要無形文化財に指定されてしかるべきだと思う。禾生局長とは、シビュラシステムという究極の寡頭政治の指導者たちの表面上の姿なのですが、確かに第1期を見返すと、場面場面で完全に別人であることが感じられるんですよ。個人的にはギノさん(ぽんこつ時代)に全く興味を失った時の、

禾生壌宗「ふーん、あ、そう」

の台詞がマジで怖かった。興味のない相手の言葉を聞き流す時の高慢な人間って、本当にこういうテンションで喋るんですよ。私もいわれたことがあるから判ります。マジでムカつく。もっと罵ってくれ。
第2期では初登場となったシビュラシステム。しかし、第1期ほどの万能感は感じられず。カムイ君のこともあまり認知していない様子でしたし。表面上は取り繕っているものの、現時点ではぽんこつの誹りを免れ得ないでしょう、機械だけに。第1期後半の流れとはいえ、朱さんからもタメ口きかれていますし。ただし、劇場版まどマギのQBのように、トボけた表情を浮かべつつ、着々とロクでもない計画を立てているのが虚渕さんが関わった作品の黒幕像なので、油断は禁物。
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甲斐享「杉下さんも中学生の頃、こんな感じでした?」
杉下右京「僕ですか? 僕の中学時代は………………おや、どうだったでしょう?」


アカラサマに動揺しているじゃないですか。

『僕は中学生時代は英語圏にいましたから』みたいなことをサラリと言ってのけるかと思いきや、どう贔屓目に見ても、言いたくないことを隠しているようでした。理由を色々と考えてみたら、杉下は中学生時代に、亀山君が監禁されたうえに足を折られる事件の引き金になった推理小説を書いていた筈なんですね。多分、杉下にとっては思い出したくない黒歴史なんでしょう。高宮優君の厨二病臭い取り澄ました物言いを『特に変だとは思いませんせんがねぇ』とフォローしたのも、何やら相通じるものを感じたからかも知れません。今回の監督&脚本家は『相棒』初挑戦とのことでしたが、この杉下のリアクションを見るかぎり、過去のシリーズにも通じている気がします。作中で杉下と通じるモノがある登場人物は概ね刑務所に入る運命なので、それが避けられたのには胸を撫で下ろしましたよ。
その初挑戦組の第2話でしたが、出来はまずまず。初回はスケールの大きさを狙ったわりに、そこかしこがザルな構成でしたが、今回は結構入り組んでいました。『相棒』は第2話が真の開幕というか、第2話の出来で、そのシリーズの出来が見えると思うんですよ。局の看板番組になって以降、第1話はSP枠で大きな話にしないといけないという縛りができてしまった(それはそれで嬉しいのですが)ので、第2話目が本来の勝負なんじゃないでしょうか。『最後のアトリエ』や『オークション』などの佳作が出たシリーズは概ね出来はよかったからなぁ。逆に先季の『殺人の定理』は、シリーズ全体の不調を暗示していたと思います。その意味で今季はまずまずの出足になったんじゃないかと。勿論、まずまずのままではアレなんですが。
尤も、入り込み過ぎて、誰が誰をどういう動機で殺したのか、完全に理解するまでに時間がかかりました。年端もいかない少年の殺人の可能性や、教育行政と不動産業の癒着などの、これまでの『相棒』を意識した構成も、レトロな視聴者としては嬉しかったんですが、それらを越える内容になったかといえば疑問が残ります。事件の大きな鍵になった天下りの一件も、

高宮信一「天下りは官僚システムを維持する必要悪です」(`・ω・´)

というわりには、その必要性が描かれていませんでしたしね。この辺はseason11第4話『バーター』の潮弘道のほうが、余程官僚然とした佇まいとふてぶてしさを備えていました。高宮信一は官僚というよりも、小心者のサラリーマンにしか見えなかった。勿論、ゲスなキャラにしたら、息子との和解の方途が閉ざされてしまう=甲斐親子の和解という今季のテーマ(だと思う)に繋がらなくなっちゃうからなんでしょうけれどもね。まぁ、今回は甲斐親子の和解エンドへのフラグが優先事項だと思うことにします。

それで、感想書きながらもず~~~っと考えていたのですが、お恥ずかしいことにサブタイトルの意味がどうしても判らないんです。少年法だと14歳以上は既に刑事罰の対象になるので、それを杉下とカイトに見逃して貰った彼は、まだまだ子供だということなんでしょうか。それとも、単純に難しいお年頃という意味? 冒頭で触れた高宮優君の厨二病臭い取り澄ました物言いを考えると後者なんですが。

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今夜は久しぶりに母親と一緒に食事をしながら本作を観賞。思えば『花の生涯』から殆ど全ての作品を見てきた母親がイチオシと断言したのが本作でした。二人で本編を楽しみながら、往年の大河について色々語った四十五分。『本作の淀殿が歴代の大河で一番』という母親に『いやいや、女太閤記の池上季実子さんが至高でしょう』と返したりと楽しい時間を過ごせました。ちなみに今年の大河に関しては、

与力母「今年の淀殿が一番似あわない」
与力「いや、今年は誰彼とかじゃなくて、全般的にミスキャストだろ。信長とか」


といったら、

与力母「信長役は誰だっけ?」(原文ママ

という返答が返ってきました。まぁ、確かに何をやったのか全く記憶に残らない信長ではありましたが……年齢的なアレではないと思いたいです。今回のポイントは5つ。

1.滑舌

小梁川泥蟠斎「めご殿が御懐妊なされた」

何度繰り返し聞いてもめご殿と言っている。多分、この爺さんは確信犯。主君をからかって遊んでいやがるな。万死に値する。ここから始まる『めご』か『ねこ』かの遣り取りは実に微笑ましいですな。勿論、当人たちは真剣そのものなんですが、必死であればあるほどに笑えるのがコメディの神髄。他のメンツは兎も角、一番冷静であるべき軍師までが、

片倉小十郎「しかとお考えのうえ、お答えなされませ。御子を御生みあそばされるのは、御正室でござるか、それとも、側室でござるか?」

とかいっちゃうしさ。泥蟠斎が幾ら考えても、どちらが子供を生むかという事実は変わらんでしょうが。まぁ、判りやすいように正室か側室かで答えろということなんでしょうが、何か笑える小十郎の言葉でした。当然、直後の男か女かの問答も。こういう場面を見ると、大河の脚本家もちゃんとコメディを描ける人じゃないと務まらないとシミジミ思います。笑いって一番難しいことですからねぇ。また、この場面がホノボノチックな笑いに満たされたのは、直前の場面の山家国頼の討死があればこそ。緊張と緩和ですね。或いは一つの生命が去って、新たな生命がやってくるということもあるでしょう。
尚、今回のラストで飯坂局の出産は鶴松逝去を憚り、一門衆の地元で行われたとのこと。この辺もリアルさですよね。でも、飯坂局も旦那がマー君で幸せですよ。これが小十郎だと『関白の面目を考えて、生まれてきた子供が男子の場合は始末せよ』とかいいそうですし。本当によくよく考えると、本作の小十郎って常識人の皮を被っているが、誰よりもイッちゃっている存在なのかも知れません。

2.勝新

逆に今回、子供の件で絶望のズンドコに突き落とされたのが勝新秀吉。鶴松逝去の場面とか、後半、寧々に慰められる場面とか、凄かったな。BGMがまったくかからないんだぜ。こんなの役者さんを完全に信用していないと怖くてできないですよ。いや、現場で勝新に『貴方の演技信用できないんでBGMいれます』なんていうほうが怖くてできませんが。これに関しては実際に本編を見て頂くしかありません。それも、今回のみの視聴ではなく、第1話から全て見てきたほうがいい。秀吉のみならず、今までのヤンチャ放題の政宗を見ればこそ、その政宗が心底怖れる秀吉の最も弱い面が剥き出しになった今回が光ります。勝新秀吉は確かに怖い。でも、怖さのみではない、他の要素も演じられてこその怖さというのが判りました。唐入りの動機も鶴松逝去の憂さ晴らしというとんでもない展開でしたが、寧ろ、勝新秀吉ならあり得るレベル。関羽を討たれた劉備が孫呉に攻め入った時も、こんな感じだったんじゃないかなぁ。

3.ボッシュートです!

先週、GALARYさんに頂いたコメントに乗っかるとすれば、

「残念ながら、伊達政宗さん、米沢城をボッシュートです!」チャラッチャラッチャーン

という草野仁さんの声が聞こえてきそう。しかも、今回はスーパーひとし君を失ったレベルの衝撃でしょう。2問目くらいでね。もう、逆転トップは不可能っぽい。大崎・葛西の新領と引き換えに伊達・米沢を召しあげられてしまいました。しかし、物語上、主人公が災難に見舞われるイベントにも拘わらず、見ていた私も母親もニヤニヤしっぱなし。勿論、ほーら、いわんこっちゃないという苦笑です。全く以て全部主人公の所為。自業自得。因果応報。でも、そうであるからこそ、面白いんですよね。何もしていない自称軍師が『サスガカンベージャ』なんてもてはやされる作品の何が面白いんだよ。


4.騙されてません

上記の人事が家康の差配と聞いて、猛抗議する主人公……ですが、ここもハナから本題に入ることはしませんね。必ず、ワンクッション置く。今回は世評の家康の高さを語ったうえで『そんな御立派な方が俺の領土を削るワケねーよな?』と遠回しの嫌味にする。これが人物の深みと成長を醸し出すんですよ。

古田織部「今少し、歯に衣を着せなされ。ゆとりが生じ申す。それが貫録を生み、人望をもたらすのでござる」

全く、左介のいう通り。100%の本音を口にして許されるのは子供くらいです。大人は思ったことを全て口にしない。当たり前のことなんですが、近年の大河では見過ごされがち。
しかし、そういう物言いをさせれば、家康のほうが一枚も二枚も上手。この場面の家康の言い分も、一件筋は通っているようでいて、その実は、

「伊達殿、ものは考えようだ」

というレベルを越えていないんです。でも、社会ってそういうもんだよね。誰かの言葉でパァーッと視点が変わるなんてことは滅多にない。他人を騙す以上に自分を騙さないと渡っていけないのが人生。自分自身をうまく騙せるようになった時、人は大人になるんです。家康の言葉は親切な助言というよりも、

徳川家康「俺だって似たような目に遭っているんだ。蒲生も同じだ。それくらいでガタガタいうくらいであれば、大名稼業は向いていない。クして寝ろ」

と発奮を促しているようにも聞こえました。これで変わるか変わらないかは本人次第。政宗もそこまでいわれれば納得せざるを得ない。『見せてやるぜ、独眼竜の天城越えを!』となる。某官兵衛のように上役にいいように騙されたワケではないと思います。それでいて、新しい拠点にと推薦した城の縄張りをしておいてやるとか、サラリと恩を売るのも忘れない。本編で政宗が『次は秀次の時代だ!』と先を読んだ気になっていましたが、実は家康は更に先を読んでいた=豊臣家の要人よりも諸大名に目をかけているのでしょう。

5.今週のモガミン

ああ、遂に駒姫イベントが始まってしまったか……。これ、何だかんだでエンタメ主体の本作では救いようのないエピソードなんですよね。本当に大名家稼業というのは厳しい。本来はめでたいものであるべき縁談も、一つ打つ手を誤っただけで悲劇を招きかねない。今、夢中で見ている『ゲーム・オブ・スローンズ』でも、或る人物の恋愛がとんでもない惨劇に繋がってしまっていて、見ていて本当にシンドかった。
しかも、本作では主体的に秀次に肩入れしようとした政宗と違って、モガミンは息女を求められてのやむを得ない仕儀という描かれ方です。主人公よりも主人公の不倶戴天の仇のほうが視聴者の同情を買う構図。この辺は脚本家の余裕すら感じさせますな。主人公を描くのでイッパイイッパイではない。寧ろ、脇を固める存在を描いてこそ、物語に彩りが出る。彩りという点では、この場面ではモガミンは元より、浅野長政の存在が顕著。若い上司のムチャ振りに苦慮するベテランとの間に入って、適当な落としどころを見つけ出す。これが大人の仕事というものです。大人が大人の役割をするのが『独眼竜政宗』の魅力の一つ。

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