2011年を生き抜く・1 |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

この関連記事は、テーマとしては「スイングバイ理論」として書きます。

まず、トホホな報告を。

今年、私が受験していたHRS(ホテル・レストランサービス技能協会)の2級試験。

実技試験を落ちましたダウンガクリ
たまたま今日、書面での報告が来たのですが、ネット上ではすでに数日前に結果発表されておりました。

落ちたであろうことは、試験後すぐにブログで申し上げておりました。

これは実技試験のすべての課題を時間内に、私が終えられなかったからです。
試験という緊張感の中で、時間感覚が狂っていた。

これがすべての敗因です。

が。

これで目的は達せられました。


これは負け惜しみでもなく、言い訳でもなく。

「2級試験を受けられませんか?」

K配ぜんのAチーフから、そういう話があったとき、私は二つ返事で「受けます」と答えました。

そのとき脳裏をよぎったのが、自分に今訪れているアスペクトのことでした。

個人の未来を予測する際、よく使うのがダイレクションとソーラー・リターンです。

この二つのチャートで、私には土星とのハードアスペクトが発生していたのです。

これを消化するいい機会だと考えたのです(この件については、以前にも記事にしていたと思います)。


土星は権威。
HRSという権威からのお墨付き。

もしかするとこれを得ようと努力することで、この今のハードアスペクトを解消できるかも知れない。

土星は逆境・試練の星で、精神的にはストレスも示します。

だから、この星のアスペクト下で、私が試験に合格するのは、じつは最初から至難の業だったのです。

だけど、私は知っています。

ハードアスペクトだからうまくいかないというのは、弱虫の言い訳です。

運命が決まっているからその椅子取りゲームの椅子に座れなかった、という理論は、人の努力や意志を無にしてしまう悪しき運命論です。

実際にはハードアスペクトをも力に変えて、大きな成功を勝ち取っている人がいます(たとえば松本清張のように)。

それに見合う対価を払えば、ハードアスペクト下でも成功はあり得ます。


それに。

今回の私のチャートを解読すると、この土星のハードは私にではなく、妻に出る可能性も高かった。

ということは?

ここで私が何もせずに過ごせば、土星のハードは妻の身体コンディションや仕事といった面で出た可能性も高いのです。
注・この夫婦の共有する運気については、またこの関連記事が終わってから記事にします。

「土星を引き受けよう」

これが私の二つ返事の理由だったのです。

8月の学科試験。
11月の実技試験。

もちろん私は、そのときにできる限りのことはしてきたつもりですが、とくに実技試験の直前、さあ、これから実技の練習の追い込みをかけるぞ、と思った試験直前、父が入院騒ぎを起こすなど、

「さすが、逆境・試練の星、土星」

と思わせられるようなことが相次ぎ、試験当日は土星の意味する「ストレス・緊張」の中で、私は大失敗してしまったのです。

技量的に問題は、たぶんなかったはずなのに。


この試験結果は、試験後間もないときに、自分自身で占っていました。
タロットで。


細かい部分ははしょって述べると、最初に引いた三枚の内、三枚目のカードが「世界」の逆位置で、これが私の「不合格」「不成就」を示しています。
その隣に引いた「太陽」が、「もしかして?」という期待を抱かせましたが、それなら、「結果」の部分に「世界」の逆が来るわけがない。
これは「太陽」が示す、「同僚・友人」の良い結果を示している。

今回の結果は、私と一緒に試験を受けたK配ぜんのK君の試験合格、私は不合格という結果に終わりました。
タロットはきわめて正直です。

このタロットを引いたときから、この結果は分かっていたのですが、まあ、本人的には多少、落ち込んでいます。


しかし、アスペクト的には不合格になるほうが確率的に高かった。
それを覆すだけのことが自分にはできなかったのだと思います。

でも。

いいんです。

皆さん。

自分の人生の中で、メッチャ緊張して、何かの試験の受けるなんて、そう何度もある体験ではないでしょう?

このことによって、私は今年の土星をスイングバイしたのです。

そもそも、それが目的だった。

そのことによって、私はたぶん妻も守ることができたのです。


このスイングバイという言葉は、ブログ読者のNさんが提示してくれたものです。

宇宙機が惑星の引力を使って、軌道や速度を変えて行くのをスイングバイというのですが、こういうことが占星術でもできないのか、と問われたときに、「これだ!」と思いました。

実際にはスイングバイという言葉の啓示を受ける以前から、私は自分に訪れる天体のアスペクトを良い方向へ転換する手段を、経験的に講じていました。
また、そういう主旨の記事も書いていました。
これは過去のブログを読んでくださったら、理解していただけると思います。

海王星とのハードが強いとき。
実際に海王星的な人物が、私に接近してきました。
しかし、そのときも無私の精神で乗り切ってきました。
おけげでその相手とは、今では良好な関係です。
同時期、占星術に力を入れてきたのも、海王星の力を良い方向へ使うためです。

このブログを無理してでも書くこと。
これも海王星のスイングバイでした。

冥王星との合の時期には、まさに死ぬような目に遭いました。
冥王星は「死と再生」の星です。

だから、基本的に乗り切ってしまえば、あとは「再起」に使えます。

こういったことを本能的、体験的に私は知っていました。

だから、今年のスイングバイ。

それは土星との戦い。

それに敗れることもおおいにあり得たのですが、それはそれで良い。

それでかならず守られたものもある。

そして、それがきっと次につながる。


そう信じて。


これがスイングバイの実例です。

そして来年の変動期へ向けた、皆さんにも参考にして頂けることだと思います。



クリスマスイブです。

みなさん、良いクリスマスを。

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