この頃、鑑定をしていて思うことのもう一つ。(一昨日の記事の続きです)
それは2012年頃に目立った特徴を持つホロスコープを、よく見るということです。
マヤ暦が終わる2012年12月22日。
ここが世界の終焉を告げているのではないかとか、いや、そうではない、ここで地球がアセンション(次元上昇)するのだ、とか。
2012年はいろんな意味で、今話題になっています。
だからこそ、その年まわりを意識してしまっているのかも知れませんが、しかし、やはり来年から三年間くらいの間に、「非常に大きな人生の転換」を迎える人が多いように感じます。
ここでトランスサタニアンの強烈なハードアスペクトに見舞われる人、あるいは人生に一度あるかないかという幸運期に突入する人。
なにかここらへんが、明瞭な分岐点になっているように思うことがあります。
もちろん確証を得ているというほどのことではないのですが。
私はマヤ暦が終わるからといって、後二年で世界が終わるとは考えていません。
もちろんむやみに楽観しているのではありません。
先日このブログでご紹介した五島勉さんの著書の中には、9.11テロのとき、実際には世界は黙示録的な終末の一歩手前まで行きかけたことが報告されています。
テロが不完全なもので終わったので、そこまで行かなかった。
あのツインタワーが燃え上がっている映像を最初に見たのは、勤務先のホテルの休憩室でした。
「とんでもないことになった……。これはもしかすると……」
この事件が発端に、一挙に世界を道連れにするような崩壊が起きるのではないか、と危惧しました。
「早く帰ってきて!」
妻は私に電話でそう言いました。
彼女は私ほど、ノストラダムスの予言にも聖書の黙示録やダニエル書などに示されている「この世の終わり」の預言について詳しくない。
にもかかわらず、彼女はその出来事に、世界の終わりにつながりかねないような不安を感じ取っていたようでした。
だからこそ、私に早く帰ってきて、と言った。
これから何が起きるか分からないから。
あのような事件が再び起きないとも限らない。
また異常な軍備拡大を続ける中国。
いろいろな意味で、黙示録の構図が整ってしまったように感じます。
註・黙示録は、この世の終わりの時に中東のハル・メギド(ハルマゲドンの語源でメギドの丘とか原とかいう意味)に世界中の王の軍が集結して争い、神と悪魔、善と悪の最終決戦が行われる様を描いたもので、まさに近代兵器による戦争を彷彿とさせます。
今後の世界情勢の流れいかんによっては、これが実現しないとも限りません。
とはいえ、その期限が2012年だとは考えていません。
アセンションについても、いろんな人が声高に呼びかけているそれが本当に起きるのかどうか、ちと「?」です。
疑っているというのでもなく、信じるのでもなく。
いわれている次元上昇が本当に起きるのなら、
「べつに構わないよ、さっさとアセンションしちゃうから」
という感じです。
ただ、アセンションなるものが本当に来るかどうか、そのときになってみないとわからない。
多方面のスピリチュアルな情報も、このあたりでなにか起きそうだということは、このアセンションという言葉が流行するようになる以前からあったようです。
が、そのような来るか来ないか分からないものに、人生を振り回されるのもどうかと思ったりもします。
私たちは日常を一生懸命生きればいいし、今やるべきことをやり、愛すべき人を愛し。
それ以上のことって、なかなかできないものです。
世界の終わりや次元上昇などと言われても、どう対応して良いか分からない。
自分なりに「こうあろう」というのはあります。
それについてはまた別に書くことにします。
ただ、そういったごちゃごちゃしたお話を抜きにしても、2012年前後に大きな節目を迎える人は多い。
そのように感じます。
正確には来年から。
2011年からの三年間くらいで。
これは占星術的にも、解釈可能な問題です。
これは来年の予測に関わっているのですが、来年の春分図。
この中では太陽は天王星と誤差のほとんどない合になります。
天王星は
2010年 魚座26.76度
2011年 牡羊座0.50度
2012年 牡羊座4.25度
2013年 牡羊座7.99度
というふうに春分図の中に位置します。
春分図はその年の春分の日から一年間の効力を持つ、世の中全体の傾向を示します。
そして太陽は春分図では、常に牡羊座0度です。
太陽は太陽系の天体の統合された象徴であり、全体傾向ですから、ここへ天王星が接近、合、分離を表示するこの数年間は、
世の中全体の大きな変化、改革、革命
も表示しているはずです。
こういった変化は、社会の多くの階層や領域でも発生し、それが個人のチャートにも反映される、シンクロされていると考えたら、この後の三年間くらいに大きな節目を迎える人が多く存在しても当然ということになります。
そして春分図の中で太陽と天王星の合がもっとも強烈なのが、来年なのです。
つまり2011年は天王星の示す、アクシデント的な強烈な変化、改変の年になるだろうということです。
そしてその後の数年間、この天王星は冥王星とのスクエアを強化していくので、あらたな創造へつながる破壊と改変が断続的に発生すると考えられます。
こんな流れの中で、異常に開運する人もいれば、その荒波に翻弄される人もいるのだろうな……。
そんなことを感じます。
あ、だからといって、悪いことばかりが起きるわけじゃありませんから。
今は春分図の中の天王星に関することだけを取り上げているので。
来年の解読はまだまだこれから。
しばらくお待ち下さいね。