結婚制度と種の存続 |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

夫婦関係というのは、人生の中でも非常に重要な部分ですよね。
1人の異性と共にその後の人生を生きていこうというのが、少なくともこの日本の結婚制度ですから、私たちは結婚しない人生を選択しない限り、この制約の中で生きていくことになります(制約と取るか、また別な意味に受け取るかは本人次第ですが)。
先日、K配ぜんのYさんと休憩中に面と向かって話すことがあったのですが、彼女は人生の理想みたいなものを強く信じている(というか、信じたがっている)女性で、ほかの男性配ぜんスタッフのKさんやNさんと話したときに、「男は浮気するものだ」「して当たり前だ」的に言われたことがあるらしく、「そんなことないですよねぇ」と私に意見を求めてきました。

「私に聞くな」という話なのですが。

「zephyrさんはしないですよね?」
(注・彼女は私を本名で呼びますが、このブログ上で分かりやすくするためにzephyrにしました)
「私がしないからといって、他の男がしないということではないと思いますよ」
「あたしの中では、KさんやNさんとzephyrさんは別だっていう感じなんです」
つまり別枠の男性が存在すれば、「男は浮気をするのが当たり前」でなくなるので、自分のお付き合いしている男性も「しない組」に入れる余地もできるわけです。

まあ、そうですね。
ひじょーに、ぶっちゃけた話ですが、私も男ですから浮気願望とかあります。
きれいなお姉さんを見ると、ときめきを感じることもあります。
でも、私の場合は、他の男とぜんぜんちがっている部分があるからなあ……。

「あのね……私の意見は参考にならないよ」
「どうしてですか」
「私の場合、男として終了しているんです」
「え?」
大注・別に去勢とかしてませんから

詰まるところ、浮気なんていうのは面倒くさいのです。
浮気なんてしようと思ったら、それはそれはエネルギーが要ります。
そんなものに回すエネルギーは、私にはない、のです。
そんなことに時間や知力体力(どうやって奥さんをごまかして時間を作ろうか算段することとか、その他、ここには書けないリアルな肉体的なエネルギー浪費)を費やすのは、正直、ばかばかしい。
そんなことにうつつを抜かすくらいなら、小説を書いたり占星術を研究している方がよっぽどいい。

つまり、男としては終了しているのです。

だいたい、私は今の奥さん(前の奥さんがあるわけではありません)を愛しているし、家族を愛しているし。
その上、エネルギーを費やす余地がないのですから。
こういうのを、世間的には「つまらない男」と言います。

ですから「私の例を参考にしないで下さい」とYさんに申し上げました。
一般的には、男は外へ向かって動くのが、占星術的にも見られる傾向というのか、星の持つ本質ですから、浮気をしたがっている、チャンスさえあればとにかくいろんな女性に行きたがっている、というのはあると思います。
人によっては、女性も例外ではないし、私はそういうケースも知っています。

ましてや今の世の中の風潮ですから。

ちょっと前にラジオの番組で、武田鉄矢さんがいろんな本の中身や情報を紹介するものがあるのですが、それを聞いていて、「現代人の男の精子が、きわめて弱々しくなっている」という情報を紹介されていました。
男性精子が、すでに排泄された瞬間から死んだようになって動かないものが多くなっているとか、精子の量そのものが少なくなっているとか、そんな情報は私も前に耳にしたことがあります。
これは世界的に見られる傾向だそうです。
それゆえ、国によっては人工授精に頼らないと、国家存続の危機さえ感じているところがあるとか。

この精子弱体化の原因は、環境ホルモンだとか携帯電話やパソコンの電磁波だとか、いろいろなことが言われています。
全部は聞けなかったのですが、その中で武田さんは「一夫一婦制に問題があるのではないか」という仮説を紹介されていました。
「ふーん。そんな考え方もあるんだ」
人間も自然の中で生きている動物だとしたら、チンパンジーみたいになんでも誰でもOKみたいな状態になるのが、男性の種的な強さに結びつくのだろうか????

でも、私はこれは違うんじゃないかな、と想像しています。
あくまでも勝手な想像ですが。

男性の精子が弱体化した理由は、全体的には医学の発展にあるのではないだろうかと思っています。
つまり種としてみた場合、本来は自然淘汰されていたような生命力の弱い男性も、医学が救う時代になって久しいのです(男だけの問題ではないですが)。
こうして代を重ねていくと、人類全体の種の中に、普遍的に弱さが広がることになります。
本来は生存競争を勝ち抜いてきた強い種(たね)だけで存続されてきた人類ですが、ここへ来て、そうではなくなってきているのではないか、などと考えています。

これについて、良い悪いを論じるつもりはありません。
大局的にはそうなったらなったで、また何らかの手段を考えるでしょうから、人類は。

結婚制度。種の存続。
人間はこの先、どうなるのでしょうね?

terumoさん、ご心配下さってありがとうございます。昨日くらいには、もう娘はぴんぴんしておりました。なんのこっちゃ。

さゆりさん。私も最初の頃は、ホロスコープを見て、良い悪いばかり気になっていたものです。

ビリーブさん。
>これからの人生を考えた時、自分の鑑定が良いですか?それとも子供の方が良いですか?
というご質問ですが、前記事に書いた子供側から親が見えるというのは、あくまでも間接的なものとお考え下さい。
要するに、両親、子供というデータがすべて揃っていれば、子供側から親の結果をある程度見ることができますが、子供だけのデータから見るのは、推測が多くなり過ぎます。
たとえば月と天王星がハードだと、家族関係に問題が生じやすいのですが、これだけを子供側から見て「親御さん、仲が悪いでしょう」とか言うことはできません。
星の現れ方は一様でないので、たとえば父親が単身赴任を長くしているとか、あるいは母親が神経的な病気を患っているとか、そういう可能性だってあるわけです。
ご自身(と旦那さん)の人生をチャートで解読しようとするのなら、やはりご本人のでまず見た方がよいと思います。夫婦関係の問題なども、そこには浮上してきますが、それは子供側からは分からないことも多いのです。