2009年の占星術予測 日本 |  ZEPHYR

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<占星術予測に関するスタンス>をご一読の上、以下の記事をお読み下さい(すでに読まれたことのある方は、飛ばして先へお進み下さい)。

12月17日現在、次々に職や家を失った労働者が増加しています。
日本においては、土星・海王星・エリスのヨッド、そして土星・天王星のハードアスペクトは、こうした出方をしているようです。あまりにも急速に崩壊が進んでいて、政府はまったく対応が追いつかない状態です。というよりも、遅すぎます。本当はやれることが今、あるはずなのですが。
このような状況の先に何があるのか?
いつこれらは終わるのか。
<2009年の占星術予測>です。お待たせしました。

ヨッドがとりあえず2月5日に終わります。そして土星・天王星の対立が誤差ゼロになるのが、2月6日であることを考えると、もっとも危機的な状況にあるのは2月の中旬ぐらいまで、と考えられます。それ以降は徐々に鎮静化に向かい、3月にはかなりゆるみ、4月9日には土星vs.天王星も一度休戦期が訪れます。
日本にとって、経済的にはここまでがもっとも厳しい時期です。
7月頃までの日本は、経済ダメージ、金融ダメージがあまりにも露骨にホロスコープに表れています。
これに尽きる、といってもいいほどの配置です。

7月23日には土星・天王星のハードアスペクトは復活し、9月15日にまた誤差ゼロになり、11月8日完全消滅します。そして同時期にかぶるようにして、また土星、海王星、エリスによるヨッドが復活します。これが8月24日以降です。そして10月入ると、消えてしまいます。
つまり、この冬から春にかけての動きとよく似ているのですが、この夏以降のケースでは、ダメージがずいぶん軽いと考えられます。
ただ後半期(7月下旬以降)に入ると、別な問題が日本には多く発生すると思われます。
自然災害です。
もっとも考えられるのが台風や竜巻、またゲリラ豪雨などの風水害。そして地震です。
ざっくり観測した場合、夏以降の方が日本には地震の危険も高いと、個人的には考えています。
地震については、注意時期を後述します。

経済的な問題は、夏以降になっても尾を引いていて、むろん回復にはかなりの時間がかかりますし、2010年の前半期になっても、まだダメージが残っているのが読み取れます。
しかし、一年をずっと見回してみると、経済が最悪なのは夏まで(春にはおさまる)、別な問題が浮上するのが夏以降というふうに色分けができると思います。もちろん経済上の問題は全般にありながら、という形ですが。
ということは、経済上、日本にとって最悪な2009年の春までを乗り切れば、もっとも強い嵐をやり過ごすことができるのです。
こうしたことを考え合わせると、政府は緊急避難的な雇用対策、それから春まで企業に安易な首切りに走らないよう忍耐させるだけの支援を送ればいいことになります。
それはやはり「今」必要な措置であって、来年では遅いのです。早めの手当をすれば、回復も早まりますが、このままでは夏以降にもダメージを強く残すことになるかも知れません。

09年の前半期に日本に襲いかかる大きな試練。
それは以下のような内容が、現時点で考えられます。
消費の非常な冷え込みによる経済の硬直化、急激な後退、それに加えて突発的な変事によって、金融界にもさらなるダメージがあると考えられます。これ以上、なにが起きるんだという話ですが、大手銀行や証券会社の破綻といったことも想定できます。また自国経済だけの問題ではなく、中国やアメリカ、そして東南アジアの国々での出来事が大きなダメージとなって波及してくるかも知れません。
これに石油の問題が、重なってくる恐れもあります(高騰するとは限らないのですが、その場合は、産油国の度を超えた減産が原因になるかも知れません)。

世界的に見ても、経済・金融といった部門で、もっともダメージが大きいのが日本です。これは大局的には意外な結果です。日本経済は底堅いとか言われていますが、占星術で見たときにはまったく当てになりません。
内需を拡大するとかいうかけ声だけは聞きますが、実際には日本はさらに外需へ傾きます。私は経済の専門家ではないので、なぜこのようなことがホロスコープに表示されているのか、もう一つ理解できないところはありますが、少なくともそのように思えます。
日本はこの時期、他国に依存します。これは経済だけではないのですが、普通に考えれば貿易、外需のことでしょう。食料やエネルギーの問題かも知れませんが、これらも今に始まった話ではないので、もっと別種の事柄で依存していくのかも知れません。もちろん、その傾向が強まるのも、7月末までの一時的な現象に過ぎませんが。
もう一つ考えられるとすれば、日本がこの時期、とことん主体性を失うということです。とくに政府ということになるでしょうが、国際関係でも他国の情勢や以降に振り回されるという傾向になると思われます。

08年がそうであったように、ベスタは相変わらず不機嫌です。食の問題がまた起きる可能性がありますが、今回の場合、「食べていけない人」の問題(つまり生活苦)になるかも知れません。
女性に関わる問題も増加するでしょう。
海洋に関わる問題が考えられます。やや抽象的ですが、もしかすると海洋資源や海底資源、島の領有権などの問題かも知れません。

夏以降の後半期は、日本はある意味で、もっとも目立つ国になってしまいます(世界的な視野で見ても)。
どういった意味で目立つのか、考えられることはいくつかあります。あくまでも現状の私の頭で考えられることですが。
1. 自然災害。
2. 国家や政府の大きな変動、首相とか党首とか知事とか、あるいはもっともっと高位の人物に関わる何か。
3. 非常に大きな事件の発生。それは火星や冥王星が主導するような性質の、凶悪なものである可能性が高い。
4. あえて最後に挙げますが、これらのドタバタの挙げ句、日本や国民が経験する良い方向への変化。
4のように、この後半期に日本は良い意味での国の変化が期待できます。
だから、悪いことばかりではないと思って下さい。ただ、やはり変化というのは、それまでのやり方ではうまく行かなくなったときに生じるものです。つまりその前夜には、好ましくない事態がいくつも起きて来るわけです。

今日はとりあえず、日本に限定した、あくまでも大きな流れを追った解読です。
細かいことは、また毎月の予測でUP致します。
最後に、地震に関する注意時期を書いておきますが、これもややざっくりとした見方をしています。細かいことははぶいて、比較的目立ったもののみを取り上げていますから、実際にはもっと多くの注意日が存在します。もう少し限定した絞り込みや、ほかの数多くの注意日については、やはり毎月行うことにします。
以下、地震の注意時期です。

2月4日頃(前後に数日の幅があります)。
2月20日頃(前後にかなりの幅があります)。
3月16日~26日。
5月13日頃(前後にかなりの幅があります)。
5月25日~6月5日。
6月7日~同月22日。
7月10日頃(前後にかなりの幅があります)。
8月6日以降、9月23日まで(09年最大の過密期間。もっとも危険なのは、8月29、30日頃、9月17、18日頃ですが、前後に幅があります)。
10月31日頃(前後にかなりの幅があります)。
12月28日頃(前後にかなりの幅があります)。

これらのうち、私がもっとも危惧しているのは、8月中旬以降の約一ヶ月間です。
この時期に、日本とは限りませんが、どこかで大きな被害を出す地震が発生する危険が非常に高く思えます。場所、日時などの絞り込みは、そのときまでに研究しておこうと思っています。

またあいだが開くかも知れませんが、日本以外の予測についても行うつもりです。
いくつか非常に気になっている地域があります。

人の心に愛が、世界に調和が満たされますように。