【大きいお友達】「砂の栄冠」借りて最初から読んだ。 | 左禅丸のミナギリの轍

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格闘技と武術の競技者で「飽くなき求道者」であり、 
マンガ・ドラマ・謎解き好きな「大きいお友達」でもある
……つまり、サラリーマンのオッサンです。

ミナギッているらしい。

砂の栄冠(1) (ヤングマガジンコミックス)/講談社
¥596
Amazon.co.jp

・レンタルマンガ制度、マンガ喫茶はホント素晴らしい。

・ヤングマガジン連載中の野球マンガ、「砂の栄冠」(三田紀房著)を、ちょっと今更ですが最初から読んでみました。


・埼玉県立樫野高校野球部は、創立百周年の夏に埼玉県大会決勝で敗れ、甲子園を逃してしまう。主力がごっそりいなくなった後の新キャプテン・七嶋浩之は、樫高野球部ファンの老人・トクさんから一千万円を渡され、その気持ちに応えるため、凡庸のチームメイトを率いて本気で甲子園を目指すことを誓った、という話。



★このマンガが普通の高校野球マンガと違う事は以下のとおり
・主人公が野球センス抜群で、読者に隠すことなく腹黒いこと
・一千万円という「軍資金」があること
・野球技術、駆け引き以上に「空気」を重視している
・OB会や父母会、学校側の応対が事細かく描写されている
・一番の敵が「使えない監督」であること


 よって、心理描写が異常に多く、非常に面白いです。
 主人公が甲子園への(での)勝利以外には見向きもせず、あるいみストイックに、あらゆる手段を使って上へのし上がっていくのも良いです。


 というか、「野球センス抜群」「ルックスが良い」「金もあってチームをコントロールできる」というのは男子高校生(だった)者のドリームですね。私は野球経験がありませんが、野球経験者なら「ああ、こんなセンスを持って、一度こういうのやりたかったな」というお話です。
 私が七嶋だったら、腹黒さはそのままに、マネージャーやファン食いまく……ゲフンゲフン
 
 
 今18巻まで出ています。興味がある方は是非。