2013年5月26日、東京・永田町の自民党会館で社団法人・全国教育問題協議会の第33回教育研究大会が行われ、基調講演を小池百合子衆議院議員(自民党広報本部長)が行った後、小林正氏(元参議院銀)をコーデイネーターに4人(八木秀次氏、上野通子氏、薗浦健太郎氏、村主真人氏)のパネリストが討議しました。
そのシンポジウムの最初のプロローグ部分を動画でアップしたものです。
小林正氏が教育の現状について概要を説明し、戦後レジームからの脱却に必要な教育改革の3つの課題について解説しています。
以下はその内容です。
まずは教育基本法の改正。昭和22年3月31日に制定されました。
第一次安倍政権では平成18年12月22日に新しい教育基本法が公布施行されました。
その後、民主党政権になってしまい、この教育基本法は「仏を作って魂を入れない」状態が続いてきました。まだ、実施法が整っていない。空白期間があったためです。
日教組の強い悪影響で新しい教育基本法を意図的に無視してきた経緯があります。
次は教育委員会制度。
旧態依然たる形骸化した教育委員会制度が、いじめの問題を根本解決などできない事態に陥ってきた元凶です。
最後は学制の改革。
戦後、6・3・3・4制ができて、昭和24年から新制大学が発足。各都道府県の県庁所在地に国公立大学が設置され、駅弁大学と揶揄されたこともありました。
旧制高等学校、八大高校は昭和25年に廃止。今後、どうするか。
そして、第二次安倍政権の発足で教育再生が叫ばれ、本格的に再起動しているのが現在です。
何をどう再生すればよいか、というのが、今回のシンポジウムの主題。
これから重要な教育問題の課題について討議していきます。
その内容については、これ以降、動画と共に紹介していきます。
■全国教育問題協議会第33回教育研究大会のテーマ
日本の教育を取り戻すため、何をどう再生したらよいか
~手作りの日本人づくりをめざして~
パネルディスカッション
■パネリスト(五十音順)
上野通子氏 (自民党女性部長 参議院議員)
薗浦健太郎氏 (自民党教育・文化・スポーツ関係団体委員長・衆議院議員)
村主真人氏 (民間教育臨調研究員)
八木秀次氏 (日本教育再生機構理事長・教育再生実行会議有識者委員)
■コーディネーター
小林正氏 (教育評論家・元参議院議員)