若手農業者の挑戦。銀座で“超高級”農産物売り出し | 農LIFE

若手農業者の挑戦。銀座で“超高級”農産物売り出し

こんにちはZonoです。びっくりしたんですが、、

バナナ1房の価格が300円と思ったら1万円!?
普通の感覚なら何故!?と思うだろう。


--引用 2010/02/06付 西日本新聞朝刊から---------

熊本県内の若手農業者グループ「維新会」が5日、希少品種を選び、手間暇掛けて育てた“超高級”農産物を東京・銀座の銀座熊本館で売り出した。

1年前から企画し「品質がどこまで通用するか挑戦したい」と価格はすべて1万円。鶏卵を肥料に栽培した完熟の国産バナナや、阿蘇の清流で育て「もっとも食味がいい」直径2・1ミリに粒をそろえたコシヒカリ(2キロ)など7品で、高級品を見慣れた銀座の買い物客も「バナナ1房で1万円ですか」と驚いた様子。

この日は大粒の高級イチゴ「紅あやね」(4個入り)など3点が売れ、メンバーの一人は「本当に買ってもらえるとは思わなかった」。デフレからの脱却は近い?


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面白い試みです。

成熟しつくした業界では価格が平均化し、
差別化するために品質を良くしても一般に目立つ事もなく
その品質が当たり前になっていきます。

だからこそ、
人に分かりやすい差別化というのは圧倒的価格差です。

そして、
その価格に見合った価値が納得できるならば
少数でも買う人がいます。

多数に向けるか、それとも少数に向けるか。
私は少数でも高く売れる農産物を作ったほうが良いと思います。
なぜなら高いからこそ、農産物への品質向上の執着が起こりやる気がおきます。
正直これは楽しいと思います。

それに比べ安いと、大量生産なので効率化に目がいき、
時間的ゆとりがなく苦しいと思います。

何より高いものでも売れるならば、今後の農業事業者への期待もできます。
(もしかしたら、日本ではなく中国で売れるとしたら悲しい事ですが)

難しいという話しは絶対にあるけど、それは皆が思う事です。
周りを見てそうだよなと思うならそこまです。
思考停止で一般的な市場でしか判断しないのと一緒です。

ここで重要と思うのは、高価格でも買う人がいる
これはしっかりと認識しておきましょう。