2016年に映画化・ドラマ化・アニメ化のメディアミックス作品をご紹介!!
 ■5月日曜日スタート!春ドラマ化される原作&コミック

ドラマを見る前にチェックするもよし、見た後でじっくり復習するもよし。

合わせて原作本・コミックを楽しんでください!




【5月13日(金)放送】
 獄医立花登手控え/藤沢周平(著)

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■ドラマタイトル:BS時代劇「立花登青春手控え」

■放送日:5月13日スタート NHK BSプレミアム 金曜 午後8:00~午後8:45 

■原作/原案…原作:藤沢周平「獄医立花登手控え」(講談社文庫)

■スタッフ
脚本:古田求/脚本:田村惠/演出:山下智彦/演出:服部大二/演出:真鍋斎/演出:前原康貴/制作統括:真鍋斎/制作統括:原林麻奈/制作統括:原克子

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■キャラクター紹介(キャスト)
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立花登(溝端淳平)
小伝馬町の見習い牢医者。町医者になるべく、叔父で開業医の玄庵の家に居候している。「根っからの悪人はいない」という信条のもと、囚人たちにも誠心誠意診療にあたる。

ちえ(平祐奈)
玄庵の娘で、登のいとこ。登に思いを寄せている。

松江(宮崎美子)
玄庵の妻で、登の叔母。言葉はきついが、登の良き理解者となる。

藤吉(石黒賢)
江戸の岡っ引き。事件のことについて、登に相談をすることも。

小牧玄庵(古谷一行)
登の叔父で、公儀の御用を務める江戸の開業医。幼少期は神童といわれたが、江戸での評判は良くない。押し付ける形で登を牢医にする。

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■ドラマ内容紹介…藤沢周平原作の名作“監獄もの”時代劇を、溝端淳平主演でリメイク! 
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時代小説の名手・藤沢周平の原作を、昭和57年に中井貴一主演でドラマ化した時代劇「立花登青春手控え」(NHK)をリメイク。藤沢作品のみならず、数あるテレビ時代劇の中でも異色の“監獄もの”として注目を集めた伝説の時代劇が、1話完結型の青春物語としてよみがえる。主人公の立花登を演じるのは、本作で時代劇初挑戦となる溝端淳平。共演者には平祐奈、宮崎美子、高畑裕太、マキタスポーツ、正名僕蔵、波岡一喜、鷲尾真知子、石黒賢、古谷一行ら個性的なキャストが脇を固める。

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■原作の感想
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≪原作内容紹介≫
藤沢文学を代表する超人気シリーズ!

江戸小伝馬町の牢獄に勤める青年医師・立花登。居候先の叔父の家で口うるさい叔母と驕慢な娘にこき使われている登は、島送りの船を待つ囚人からの頼みに耳を貸したことから、思わぬ危機に陥った――。起倒流柔術の妙技とあざやかな推理で、獄舎に持ちこまれるさまざまな事件を解く。著者の代表的時代連作集。

チャンバラが苦手な方にお勧めの時代小説―‐。
青年医師と牢獄の受刑者たちの関わりは江戸の人情たっぷり‼

Arikaアイコン(小)1小伝馬町の監獄医の青年医師・立花登を主人公とする藤沢周平の人気時代小説シリーズ。その立場から、囚人達の悲哀に満ちた人間模様に触れ易いし、場合によっては事件に関る可能性も高い。実際、囚人に頼まれ、しばしば事件に関る。その際、身を助けるのは冴えた頭脳と柔術。多くの藤沢作品の主人公がそうであるように、この立花登もとてもとても清々しい人物像で、性格は気弱に設定。女性にモテる容姿なのだが、如何せんその道には疎い。酒呑みの叔父と小言ばかり言ってこき使う叔母と生意気な娘の家に居候し、「まるで下男扱いだ」と心の中で愚痴をこぼす。なんかあまりいいとこないような主人公だが、医術の腕は確かだし、囚人に頼まれると、気になって何とかしてあげたくなる優しさと悪者を放っておけない正義感があて、剣ではなく、柔で悪者を倒す。 颯爽とした獄医名探偵でありながら、世間に遠慮しながら生きている。牢医立花登の目を通して罪を犯した者、悪人の姿、町の人々の姿が、次々と現れ江戸の時代にタイムスリップできると同時に、罪を通して悪とも善とも言い難い様々な人間に出会っていく主人公の姿は見応えがある。そして藤沢さんの作品の小悪党はやはり愛着が湧いてしまう。 「人はどこかで支えあって生きている。」そういうことも感じさせてくれる。読み進むうちに、登の居候先での地位が徐々に(本当に地道に)向上していくのが読んでいて密かに嬉しい。「頑張れ!」と応援したくなる。