フィクション↓
牢獄の超人/中央公論新社
¥1,944
Amazon.co.jp
一九九三年、鮮やかな夕陽が空を染める夏。中国人マフィアを狙撃するつもりで、誤って無関係の青年を射殺してしまった組員・山川遼は組を破門となり、さしたる反省の念もなく長期刑務所で服役した遼だったが、獄中で「超人」と畏怖される男との出会いが、遼の魂を大きく揺さぶる―。
壊れゆく被害者・加害者の家族。更生とは、償いとは何か?
私が遺族になったらと考たとき、
「加害者の更生の為に、被害者は存在していたわけじゃない。」
全くその通りだと思いました。
服役刑は、法律上の罰であり、遺族には何の意味も持たない。
無期懲役囚として今も獄中にある著者が描く、衝撃の長編。