2016年に映画化・ドラマ化・アニメ化のメディアミックス作品をご紹介!!
 ■4月火曜日スタート!春ドラマ化される原作&コミック

ドラマを見る前にチェックするもよし、見た後でじっくり復習するもよし。

合わせて原作本・コミックを楽しんでください!




【4月12日(火)放送】
 重版出来!/松田奈緒子(著)

重版出来!(1) (ビッグコミックス)/小学館

¥価格不明
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■ドラマタイトル:「重版出来!」

■放送日:4月12日スタート TBS系 火曜 午後10:00~午後10:54(初回は午後10:00~午後11:09) 

■原作/原案…原作:松田奈緒子「重版出来!」(小学館)

■スタッフ
脚本:野木亜紀子/演出:土井裕泰/プロデューサー:那須田淳/プロデューサー:東仲恵吾/プロデューサー:八尾香澄

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■キャラクター紹介(キャスト)
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黒沢心(黒木華)
週刊コミック誌「バイブス」の新人編集者。柔道の日本代表選手候補だったが、けがで選手生命を絶たれ、もう一度熱くなれる場所として出版社に入社する。

五百旗頭敬(オダギリジョー)
「バイブス」の編集者。次期編集長候補。普段はクールだが、漫画愛にあふれていて常に仕事第一。そのストイックさと情熱に、心が尊敬と憧れを抱く。

小泉純(坂口健太郎)
興都館のコミック営業部員。希望する部署ではなく、3年間異動願いを出している。ただ与えられた仕事をこなすだけの日々で、営業先の書店員から「ユーレイ」と呼ばれる。次第にパワフルで一本気な心に感化され、恋心を抱く。

壬生平太(荒川良々)
「バイブス」の編集者。陽気で威勢がよく、ラーメンが主食の大食漢。心とは食の趣味が合い、よく2人でご飯を食べに行く。

安井昇(安田顕)
「バイブス」の編集者。“新人ツブシ”の悪名が高く、結果至上主義で売れる作品を作るためには、どんな手段もいとわない。

和田靖樹(松重豊)
「バイブス」の編集長。熱烈な阪神ファンで、喜怒哀楽が激しい。ここぞという時には粋な決断をする。

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■ドラマ内容紹介…黒木華が新人編集者役で連ドラ初主演。人気漫画を超豪華キャストでドラマ化 
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日本アカデミー賞をはじめ、数々の主要映画賞を受賞している黒木華の連続ドラマ初主演作。松田奈緒子の人気漫画を原作に、柔道一筋で五輪の代表候補にもなった黒沢心(黒木)が、新卒で大手出版社の興都館に入社し、配属先の「バイブス」編集部で先輩編集者の五百旗頭敬(オダギリジョー)から編集のイロハを学んでいく。“重版出来”とは出版業界の用語で、本が売れて増刷されることを指し、心も“重版出来”という夢のために、逆境に立ち向かいながら全力で仕事に打ち込んでいく。

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■原作の感想
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≪原作内容紹介≫
「マンガ」は、漫画家だけのものじゃない。編集者、営業、宣伝、製版、印刷、デザイナー、取次、書店員…。数えきれないマンガの裏方たちのリレーで、読者の手に届くもの。そう、裏方の熱き想いがあるからこそ「マンガは売れる」んです! マンガに関わる一人ひとりの人間ドラマをぐいっと描く本作、全ての仕事人へのエール漫画です!!!

マンガに関わる人々の超骨太人間ドラマ!
Arikaアイコン(小)1かつてオリンピック代表を目指していた柔道少女が、怪我をきっかけに出版会社に就職して大好きな漫画の編集に関わる物語。秀逸なエピソードとしては、マンガを売る話。売れないマンガをブームに仕立て上げていくところに編集の苦労や書店員さんたちの苦労があって、彼らの努力と仕掛けによってジワジワと浸透していき、それがブームになる。それはとてもやりがいのある仕事でしょう。素晴らしい作品が評価され、読者に受け入れられ売り上げが上がる。がんばっている人は報われ、そうでない人は自分を恥じる。出版だけの話ではないが、働いている人の思いに触れて「こうやってモノを通じて人の思いが繋がって、「売れる」という現象に繋がって、作る人・売る人から買う人にその思いが伝わっていくんだ」ということを感じられる。奇を衒うことがもはや当たり前になったいまの漫画界において、まっすぐな世界観・人間観はむしろ新鮮に感じました。




 ディアスポリス-異邦警察-/漫画・すぎむらしんいち 脚本・リチャード・ウー

ディアスポリス-異邦警察-(1) (モーニングコミックス)/講談社

¥価格不明
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■ドラマタイトル:「ディアスポリス-異邦警察-」

■放送日:4月12日スタート TBSほか 火曜 深夜1:28~深夜1:58(初回は深夜1:43~深夜2:13) 

■原作/原案…原作:漫画・すぎむらしんいち 脚本・リチャード・ウー 「ディアスポリス-異邦警察-」(講談社「モーニング」所載)

■スタッフ
監督:冨永昌敬/監督:茂木克仁/監督:真利子哲也/監督:熊切和嘉

■主題歌:チャラン・ポ・ランタン「月」

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■キャラクター紹介(キャスト)
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久保塚早紀(松田翔太)
東京の密入国外国人による自治組織「裏都庁」の裏警察官。警察署長を務める。複数の言語を操る国籍不明の謎の男。

鈴木博隆(浜野謙太)
久保塚の助手。5億円事件の重要参考人として、表の警察に追われる元銀行員。久保塚の指示で顔を整形した。

コテツ(康芳夫)
裏都庁の知事。数十年前に政治犯として母国を追われ、2代目の裏都庁知事を務める。一人で会社を経営。

イサーム(マリー)
裏都庁の知事であるコテツのボディーガード。平時は秘書のような役割を担うが、忍者のようなポジションで久保塚の仕事を助ける。“ショーテル”という剣の達人。

アー(柳沢慎吾)
裏都庁の助役。かつて母国の政府の圧政に抵抗し、警察官5人を殺害。家族も故郷も捨てて日本に密入国した。現在は、害虫駆除会社「アーさんの店」を経営する。

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■ドラマ内容紹介…松田翔太が複数の言語を操る裏警察官に! 傑作漫画「ディアスポリス」を実写化  
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すぎむらしんいちの作画、リチャード・ウーの脚本による同名漫画を松田翔太主演で実写化。東京に密入国した外国人が自分たちを守るために作り上げた秘密組織「異邦都庁(通称・裏都庁)」で、自治社会の裏警察官として弱者を助ける久保塚早紀(松田)の活躍を描く。冨永昌敬、茂木克仁、真利子哲也や、モスクワ国際映画祭グランプリを受賞した映画「私の男」を手掛けた熊切和嘉という気鋭の監督陣が演出を担当。今夏には同じく松田が主演を務め、熊切がメガホンを執る続編映画の公開も予定されている。

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■原作の感想
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≪原作内容紹介≫
東京にいる密入国外国人、約15万人。悪い奴もいるが、難民認定を受けられず貧しい生活をしている者も大勢いる。力を持たない彼らが、密入国異邦人による密入国異邦人のための秘密組織、「異邦都庁」を作り上げた。異邦人たちを守るのは、異邦都庁公認の警察官・久保塚早紀。年齢・国籍など一切不明。髪型はアフロ。 今日も久保塚は、異邦都市・東京を駆ける! 生きてゆけ、嫌なら死ね!密入国異邦人(ディアスポラ)が生きる、リアル・トーキョー・アンダーワールド!!

痛快・多(無)国籍マンガ!?
「濃い」・・・・そしてただひたすらに「深い」・・・・・

Arikaアイコン(小)1東京に存在する不法移民の生活を守る裏都庁。さらにその裏都庁の警察活動を独り担う男・久保塚早紀(笑)ちょっと振り向いてみただけの純日本人(爆)やっぱり面白いな~ ♪ ちょっとでもシリアスに描けばナーバスな問題にガッツンガッツンぶち当たってしまうこのテーマを、アッサリ読ませてしまうのは流石すぎむらしんいち先生だと思う。元々国籍不明のナンでもアリの世界観の彼にはもってこいの題材だね。本音の部分では大いなる(差別的な)偏見があったり、小理屈を垂れたいトコロでしょうが、単純にアクションコメディとして楽しむのがこのマンガの正しい読み方でしょう。いわゆる刑事物につきものの犯人探しの推理や、犯罪トリックに期待は出来ませんが、テンポの良いストーリー展開や、謎の多い主人公の久保塚早紀の正体等、次巻以降も期待が高まります。 作風はあまり好みではないのですが、こういう新宿的な雑多な雰囲気の漫画は好きだ!! ドラマ化なるけど、是非、三池崇史に映画化してほしい(というか他に映画化できる監督が思いつかない)。日本に移民が来ることが嫌な人はダメだろうけど、そう遠くない未来の日本の姿かもしれないよ。






【4月26日(火)放送】
 最後のレストラン/藤栄道彦

最後のレストラン 1 (BUNCH COMICS)/新潮社

¥596
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■ドラマタイトル:「プレミアムよるドラマ 最後のレストラン」

■放送日:4月26日スタート NHK BSプレミアム 毎週火曜 午後11:15~午後11:45

■原作/原案…原作:藤栄道彦「最後のレストラン」(新潮社)

■スタッフ
脚本:高山直也/脚本:谷岡由紀/演出:近藤俊明/制作統括:磯智明/制作統括:櫻井美恵子

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■キャラクター紹介(キャスト)
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園場凌(田辺誠一)
フレンチレストラン「ヘブンズドア」のオーナーシェフ。先代の父親から店を継ぎ、世界一のレストランにすると意気込んでいたが、店の評判は下がりっぱなし。料理の腕前は超一流だが性格に難がある。

前田あたり(木南晴夏)
「ヘブンズドア」のソムリエ。園場のことを優しく見守る良き理解者。

面津駆(鈴木浩介)
「ヘブンズドア」のスーシェフ。都の料理コンクールで2位に入賞する永遠の2番手。園場をライバル視している。

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■ドラマ内容紹介…映像化不可能といわれた異色のグルメマンガを田辺誠一主演でドラマ化
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漫画家・藤栄道彦の同名人気コミックを映像化する異色の歴史グルメドラマ。天才フレンチシェフが、織田信長ら現代にタイムスリップしてきた歴史上の偉人たちの無理難題のオーダーに挑み、彼らを料理で成仏させる。料理の腕前は超一流だが性格に難がある、天才にして奇才のフレンチシェフ・園場凌を演じるのは田辺誠一。園場の前に現れる織田信長に竹中直人、ナポレオンに武田鉄矢、ジャンヌ・ダルクにトリンドル玲奈ら個性的なキャストが扮する。

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■原作の感想
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≪原作内容紹介≫
何の変哲もないレストランに、時空を超えて偉人達がやってくる! 彼らが生前最後に口にしたかった食べ物は一体? 「コンシェルジュ」の藤栄道彦待望の最新作!!

何の変哲もないレストラン「ヘブンズドア」に、時空を超えて偉人達がやってくる! しかもその偉人達は揃いもそろって死ぬ直前。彼らが生前最後に口にしたかった食べ物は一体? 彼らの要求する無理難題にオーナー園場凌はどう立ち向かう?? 「コンシェルジュ」の藤栄道彦待望の最新作はタイムスリップ・グルメ・ストーリー!! 1巻登場の偉人→織田信長、マリー・アントワネット、ガイウス・ユリウス・カエサル、坂本龍馬、ジャンヌ・ダルク。

時空を超えてご来店!! タイムスリップ×レストラン物語!
Arikaアイコン(小)1
1巻のご来店は織田信長、マリー・アントワネット、ガイウス・ユリウス・カエサル、坂本龍馬、ジャンヌ・ダルクの最後メシがテーマ。話のミシャっぽい構図の絵、カエサルの登場は個人的に大好きだなぁ。毎回来客が有名人の上、死の直前というクライマックス感の中にあり、シェフが追い詰められたりかと思えば悟ったりするのが意外とあう。偉人達が納得できる最後の晩餐を作るというのはなかなか斬新。大昔の人間からすれば今のフレンチなんて神が創りたもうた料理なんじゃなかろうか。シェフが後ろ向きなのが笑えて好ましい。 伝説のあの人に寄せ寄せで、作者も楽しんで書いてる感じが良かった。 作者が解釈する偉人達が実に素晴らしい。彼等の死を前にした悲壮感や価値観を生の象徴たる食事、そして料理を通して触れていくのはある種の人生哲学を感じさせてくれます。