2015春期☆日曜日にドラマ化された原作&コミック | *音 楽 画 廊 2*

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Arikoのその日の気分で内容がかわります♪



2015年に映画化・ドラマ化・アニメ化のメディアミックス作品をご紹介!!
■2015春期☆日曜日にドラマ化された原作&コミック

ドラマを見る前にチェックするもよし、見た後でじっくり復習するもよし。

合わせて原作本・コミックを楽しんでください!





【4月22日更新】
 スケープゴート/幸田真音

スケープゴートスケープゴート
(2014/10/09)
幸田 真音

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ドラマタイトル:日曜オリジナルドラマ 連続ドラマW 「スケープゴート」

4月12日スタート WOWOWプライム 毎週日曜 午後10:00~午後11:00

■原作/原案…原作:幸田真音「スケープゴート」(中央公論新社)

■スタッフ
脚本:大石哲也/監督:星野和成

主題歌:平原綾香「Prayer」

■キャラクター紹介(キャスト)
三崎皓子(黒木瞳)
永和大学大学院政策科学研究科教授。明正党総裁・山城の策によって、政治家の道を歩み始める。自らの仕事のため家族に負担がかかっていることを心苦しく思いながらも、仕事を捨てられず苦悩する。

矢木沢峻(石丸幹二)
東都テレビの取締役。大物政治家の背後で暗躍する。皓子の大学時代の先輩であり、かつての恋人。

山城泰三(古谷一行)
次期総理大臣のいすを狙う、明正党総裁。次の総選挙での政権奪還のために、皓子を政界に引き込む。

■ドラマ内容紹介…黒木瞳が社会派政界ドラマで総理大臣のポストに向けて突き進むヒロインに!
作家・幸田真音による社会派政界小説の連続ドラマ化で、猛烈な勢いで総理大臣のポストに向けて政界の階段を上って行く女性政治家を、黒木瞳が演じるサクセスストーリー。期せずして政界入りした大学教授の三崎皓子(黒木)が、権力と嫉妬が渦巻く永田町で、活躍すればするほど男性長老議員からの風当たりが強まる中、日本初の女性総理大臣を目指す。彼女は、硬直化した政界に放たれた“生贄=スケープゴート”か、それとも沈没に向かう国家を救う“ジャンヌ・ダルク”なのか。女性政治家の姿を通し、国民が求める真のリーダー像を問い掛ける。
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■原作の感想
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頭脳明晰で公平中立な女性総理がほんとに実現したらいいのにと期待したくなるなあ !
Arikaアイコン(小)1 政権奪還を狙う明正党の「選挙の顔」となり、金融大臣に就いた経済学者の三崎皓子。権力、欲望、嫉妬が渦巻く永田町で、彼女を待っているのは、男たちの罠か、それとも…。日本初の女性総理、誕生なるか。女性総理の条件とは、TV映えする容姿、有力者の後ろ盾、政敵を作らないとの事。政治家の資質を受け継ぐ主人公が、フィクサーの元カレと理解あるイマ夫に支えられて階段を昇りつめる話です。経験年数がモノを言う政治の世界では有り得ない展開ですが、爽快感はあります。組閣連絡から皇居での認証式、階段でのお披露目撮影が詳細に描かれていて、ローブモンタントにうっとりしました。ネット選挙に戦々恐々の古ダヌキ達も、新しい風に乗っからないと…。『思索の人として行動し、行動の人として思索せよ』ベルクリンの名言が効いています。 ドラマを視聴している人にとっては主人公の三崎晧子を黒木瞳に重ね合わせて読んでしまうのでしょうが、原作至上主義読者の私とすれば主人公=作者という読み方の方が理に適っているように強く感じます。 予想よりもずっとエンタメ的な内容で、読みやすさを重視して書かれていて、作者の専門分野の金融経済などの知識等が極力抑制された内容となっています 。





 天皇の料理番/杉森 久英

天皇の料理番 (集英社文庫)天皇の料理番 (集英社文庫)
(1982/12/20)
杉森 久英

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ドラマタイトル:天皇の料理番

4月26日スタート TBS系 毎週日曜 午後9:00~午後9:54

■原作/原案…原作:杉森久英「天皇の料理番」(集英社)

■スタッフ
脚本:森下佳子/演出:平川雄一朗/演出:岡本伸吾/プロデューサー:石丸彰彦

主題歌:さだまさし「夢見る人」

■キャラクター紹介(キャスト)
秋山篤蔵(佐藤健)
何をやっても長続きしないやっかい者だったが、ひょんなことから料理人への夢を抱き、日本一のコックを目指して上京。天皇の料理番を務め上げるまでに成長する。

高浜俊子(黒木華)
海産物問屋の娘。容姿端麗な妹に引け目を感じていたが、篤蔵と結婚し、次第に明るい一面を見せる。夫が夢をかなえるまで待ち続けようとする。

秋山周太郎(鈴木亮平)
篤蔵の兄。東京の大学で法律を学び弁護士を志す。篤蔵の理解者で、恩師に頼んで華族会館のコック見習いの職を篤蔵に紹介してもらう。

田辺祐吉(伊藤英明)
軍隊のコック。昆布の配達に訪れた篤蔵にカツレツを振る舞ったことがきっかけで、篤蔵の料理人への夢を目覚めさせる。

桐塚尚吾(武田鉄矢)
日本大学の教授で弁護士。教え子・周太郎の頼みで、篤蔵に華族会館のコック見習いの職を紹介する。

宇佐美鎌市(小林薫)
華族会館の料理長。男らしい品のある身のこなし、高い料理の腕前を持つ。篤蔵から“料理人としての父”と慕われる。

■ドラマ内容紹介…佐藤健が政治や外交にも深く関わった“天皇の料理番”に!
大正・昭和時代に宮内省大膳頭を務めた秋山徳蔵をモデルにした、史実に基づく人間ドラマ。片田舎のやっかい者だった秋山篤蔵(佐藤健)が天皇の料理番を務め上げるまでに成長する姿を描く。佐藤は、「一人の青年が夢と出合い、闘い、生きていく一途な姿を見てもらいたい」と、見どころをアピールしている。同ドラマは、篤蔵が料理人の夢をつかみ取るために心機一転して上京。フランス・パリへ料理の修業に赴き、当時の差別や偏見と闘いながら、世界最高峰のオテル・リッツのシェフとなった後に、26歳の若さで皇室の台所を預かる“天皇の料理番”となるストーリー。日々の食事を通して篤蔵が感じた天皇の人柄や、尊敬の感情も描かれる。
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■原作の感想
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料理界の最高権威である秋山徳蔵の伝記的小説!
Arikaアイコン(小)1明治の半ば、偶然鯖江の連隊で食べさせてもらったカツレツの旨さに感動して、主人公・篤蔵少年は料理人になることを決意する。料理人の地位が決して高くはなかった明治時代に、西洋料理で名を挙げるべく福井県から信玄袋ひとつを持って上京した少年は、東京やフランスでの修業を終えて、最後の最後には"天皇の料理番"こと宮中の司厨長になる―。サクセスストーリーではあるが、結局は実家の財力が決定的だったようで、ただ才能だけでは成功できないことをよく示している。成功譚にありがちな自慢や道徳臭が微塵もないのは秋山氏の稀有な個性と著者の筆力の賜物であろう。明治から昭和の風俗及び西洋料理事情や宮中の料理などの実情を知るのにもすぐれた小説でもあります。フランス時代に差別や苛めを受けても一歩も引かない篤蔵には脱帽しました。 明治何年創業とかが今までピンと来なかったけど、主人公の生き様と共に自然に過去と融合出来た。西洋料理の経過も概要は分かった。当時の料理人達の頑張りに感謝したい。明治大正昭和と時代を生きた主人公と歴史の流れを読み取ることが出来ました。 華族会館や精養軒での修行やフランス留学など、日本一の料理人として大成するまでの過程は読みごたえ十分で、猪突猛進で料理馬鹿という言葉がぴったりの好人物でした。今月から始まるドラマも見てみたくなりました。佐藤健くんがどう演じるか楽しみです。






【5月17日(日)更新】
 テミスの求刑/大門剛明

テミスの求刑/中央公論新社

¥1,944
Amazon.co.jp

ドラマタイトル:日曜オリジナルドラマ 連続ドラマW 「テミスの求刑」

5月10日スタート WOWOWプライム 日曜 午後10:00~午後11:00

■原作/原案…原作:大門剛明「テミスの求刑」(中央公論新社)

■スタッフ
脚本:久松真一/脚本:香坂隆史/監督:権野元

■キャラクター紹介(キャスト)
平川星利菜 (仲里依紗)
検事志望で司法試験を受けたこともある、静岡地方検察庁の検察立会事務官。かつて警官だった父親を殺害され、その事件の担当検事だった田島を尊敬していたが、「田島は殺人検事」との電話を受けてから疑念を抱くように。高校3年生の妹・穂之果と2人暮らし。

滝川要(杉本哲太)
田島の後任として東京地検から呼び寄せられた敏腕検事。仲間とコミュニケーションを取るのを嫌うなど一癖あるが、検事としての腕は一流。星利菜を立会事務官とし、田島が容疑者となる弁護士殺しの担当を引き受ける。

水谷康介(高岡奏輔)
静岡県警所轄の地域課巡査部長。星利菜の父親と仕事をしていた関係で、星利菜と穂之果の親代わりを務めている。

深町代言(袴田吉彦)
東京に拠点を置く凄腕弁護士。世論が注目する事件を好んで名乗り出るミーハーな面も。田島が罪に問われることがあれば弁護したいと申し出る。

黒宮和彦(佐藤二朗)
星利菜の父の殺害事件で、被告である澤登健太郎の弁護を務めていた弁護士。田島の司法修習時の同期でもある。

澤登栄太郎(世良公則)
健太郎の父。健太郎が無実を訴えて自殺した今は、息子の無実を信じている。建具店を経営している。

田島亮二(岸谷五朗)
被疑者を自白に追い込むのを得意とし、“割り屋”の異名をとる、静岡地方検察庁のエース。犯罪者を野放しにすることを決して許さない性格。星利菜の父の殺害事件でも、担当検事として健太郎から自白を引き出したが、冤罪の可能性が浮上してきて…。

■ドラマ内容紹介…仲里依紗が社会派ドラマに初挑戦。検察事務官役で冤罪事件の真相に迫る!
司法制度をテーマにした作品を発表し続ける、大門剛明の同名小説を連続ドラマ化。警官だった父親を殺された過去を持つ女性検察事務官を、連続ドラマW枠初主演の仲里依紗が務め、冤罪事件の真相を解き明かしていく。“冤罪をどう償うのか”という現代社会に課せられたテーマを扱いつつ、2つの殺人事件の真実を追う法廷ミステリーでもある同作。「連続ドラマW 悪貨」「連続ドラマW 震える牛」などの監督・権野元、「ドラマW 再生巨流」、映画「64 ロクヨン」などを手掛けた脚本家・久松真一という、重厚な社会派サスペンスの映像作品を生み出してきた2人が担当するのも見どころ。
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■原作の感想
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新犯人は誰なのか? 冤罪だったのか? 検事と事務官のあるべき姿とは?
無実を訴えたきり口を閉ざした彼に法の女神が下す審判とは?

冤罪がテーマの作品。現職検事が殺人容疑をかけられながら逃走し、人質を取って立てこもるという異様な展開。しかしそこには何年も前の不適切だった不起訴処分に由来する殺人事件とそれに対する当事者の悔恨の念に端を発する「冤罪」がからむ因果の連鎖があった。登場人物たちの説明しがたい行動に潜む謎が、主人公の検察事務官の目線から徐々に明らかにされる。田島、滝川、深町の、三つ巴ともいえるような攻防が続き、どんな結末になるのか、ドキドキの展開だった。無実だと言うものの、真実を語ろうとしない田島。己の勝利を確信しているものの、諦めない滝川に、不気味なものを感じている深町。そして明らかになる、事件の真相。それは、意外なものだった・・・。最後にはすべてのピースがはまって、過去の事件から現在の犯罪に至るプロットが完成する。そこには大向こうをうならせるようなどんでん返しがあるわけではないが、主人公を含む登場人物たちの心の陰影や矜持が複雑に絡み合って重層的な物語となっている。しかし、この作品、そこで終わりではなかった。最後にもう一人、“テミスの求刑”を待つ人物が現れる。思わず、序章を読み返してしまった。最後の最後まで、目が離せない作品でした。滝川検事、かっこよすぎる! 人は、見かけでは判断できない! ・・・結末に近づくほど疾走するような展開となり、物語としての力強さで読ませる素晴らしいミステリ作品だと思う。 ちなみに“テミス”とは、ギリシャ神話に出てくる、目隠しをした女神らしい。テミスの持つ天秤は正邪を測る正義、剣は力を意味する。なぜ?なぜ?なぜ?幾つもの疑問符が頭の中を駆け巡る。犯人と目された人物は冤罪だったのか?検察側と弁護人、どちらが真実に辿り着くのか・・ラスト約50頁で面白さが集約されていた。




 ボクの妻と結婚してください。/樋口卓治

ボクの妻と結婚してください。 (講談社文庫)/樋口 卓治

¥659
Amazon.co.jp

ドラマタイトル:プレミアムドラマ 「ボクの妻と結婚してください。」

5月10日スタート NHK BSプレミアム 日曜 午後10:00~午後10:50

■原作/原案…原作:樋口卓治「ボクの妻と結婚してください。」(講談社)

■スタッフ
脚本:岡田惠和/監督:深川栄洋/制作統括:後藤高久/制作統括:黒沢淳/プロデューサー:金澤友也

主題歌:槇原敬之「5 minutes」

■キャラクター紹介(キャスト)
三村修治(内村光良)
テレビ局の営業マン。子供のころからの夢だったバラエティー番組のディレクター一筋で生きてきたが、45歳にして営業部に異動。時を同じくしてすい臓がんを患っていることが発覚し、余命半年を宣告される。残される家族のために、妻の再婚相手を探すことを思いつく。

三村彩子(木村多江)
修治の妻で専業主婦。修治とは高校時代の同級生。マネジャーをしていた野球部で万年補欠だった修治と知り合い、当時から優しく見守っている。夫や息子が生き生きと頑張れるように的確に行動する、三村家のムードメーカー。

斉藤光信(小泉孝太郎)
修治の主治医。余命宣告をした修治から、妻の再婚相手を探す計画を打ち明けられる。

沖秀樹(吉田栄作)
建設会社に勤めるサラリーマン。彩子の初恋の相手。余命宣告を受けた修治に偶然出会い、彩子の再婚相手になって欲しいと頼まれる。

立木宏(筧利夫)
修治の同期で親友。テレビ局のバラエティー制作部に籍を置く。

■ドラマ内容紹介…内村光良主演、余命宣告から“妻の婚活”に奔走する男の汗と涙と笑いのドラマ!
放送作家・樋口卓治による同名小説を、映画「神様のカルテ」「トワイライト ささらさや」で知られる深川栄洋監督で連続ドラマ化。何よりも人を笑わせることが好きな男が、余命6カ月を宣告され、自分の代わりに家族を守ってくれる人を探すべく、“妻の婚活”を始める姿を描く。愛する妻の再婚相手探しに奔走する主人公・三村修治を、2002年夏放送の「ぼくが地球を救う」(TBS系)以来13年ぶりの連続ドラマ主演となる内村光良が演じ、その妻・彩子を木村多江が務めるほか、小泉孝太郎、吉田栄作、筧利夫らが脇を固める。
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■原作の感想
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余命6ヵ月を宣告された放送作家の最後の企画は、
自分がいなくなったあとに家族を支えてくれる人を探すことだった!

余命6ヵ月を宣告された放送作家の三村修治。みんなを笑顔にしたくて、20年間、夢中でバラエティ番組を作ってきた。今、死を前に思うのは最愛の家族のこと。遺される妻と息子にも、ずっと笑顔でいてほしい。修治は人生最後の企画を考え抜き、決めた。妻に、最高の結婚相手を遺そう。笑い泣きが止まらない家族小説。最初、自分がいなくなったあとに家族を支えてくれる人をなぜあなたが探す?とぽかんとするものの、そのひたむきさというか、なんというか…に巻き込まれていくうちに時はどんどん迫り…。AD、芸人、リサーチャーから婚活本の著者まで、信頼できる仲間たちに助けを求めながら、三村修治はひたすら走る! しんみりさとはかけ離れた朗らかさと笑顔にあふれつつ、修治の思うままにさせてやろうとする周りの健気さに終盤は泣けて泣けて仕方なかった。決まった余命とそれまでの目標があるからか、とてもストーリーの進み方が早く感じられました。でもそれは内容が軽いという訳でなく、主人公が定めた目標の為にどうやってプランを立てて行くのか、そして笑いや感動が散りばめられていてと内容は本当に面白かったです。後半では少しありえないでしょ!と驚く強引な展開もありましたが、最後に納得させられる終わり方でとても感動しました。連城三紀彦の「恋文」をちょっと思い出した。





【6月7日(日)更新】
 予告犯/筒井哲也

予告犯 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)/集英社

¥価格不明
Amazon.co.jp

ドラマタイトル:日曜オリジナルドラマ 連続ドラマW 「予告犯―THE PAIN―」

6月7日スタート WOWOWプライム 日曜 午後10:00~午後11:00

■原作/原案…原作:筒井哲也「予告犯」(集英社YJCジャンプ改)

■スタッフ
脚本:林民夫/脚本:田中洋史/監督:中村義洋/監督:平林克理 /監督:佐和田惠

■キャラクター紹介(キャスト)
佐久間英司 (東山紀之)
謎の覆面集団・シンブンシのリーダー。ネット上で疑似裁判「公開裁判」の開廷予告動画を投稿している。その正体は西東京地裁刑事4部の裁判長。

吉野絵里香(戸田恵梨香)
警視庁サイバー犯罪対策課室長。たび重なる一連のシンブンシ事件を追う刑事。独自の嗅覚で事件の真相を追究していく。

水谷健(桐谷健太)
ウェブライター。痴漢事件で無実を主張するが有罪にされる。冤罪になったことから佐久間と出会い、自身の汚名をすすごうと決意する。

沖菜啓子(市川実日子)
ある目的を共有し、佐久間と行動を共にしているシンブンシのメンバー。秘めた過去を抱えている。

田淵勇蔵(橋本さとし)
佐久間と行動を共にするシンブンシのメンバー。寡黙だが豪腕。

■ドラマ内容紹介…東山紀之が映画「予告犯」連動ドラマでWOWOW連続ドラマ初主演!
新聞紙の覆面マスクをかぶる謎の集団・シンブンシが、動画サイト上で疑似裁判を行ない、闇に葬られかけていた真実を暴こうとするクライム・サスペンス。6月6日公開の映画「予告犯」(生田斗真主演)と連動したドラマで、映画の約1年後を描いた同作では、原作者の漫画家・筒井哲也が監修したドラマオリジナルのストーリーが展開される。シンブンシのリーダーを演じるのは、WOWOWドラマ初出演にして初主演の東山紀之。桐谷健太、市川実日子、橋本さとしが脇を固めるほか、彼らを追う警視庁サイバー犯罪対策課の刑事を、映画版でも同役を務める戸田恵梨香が演じる。
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■原作の感想
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理不尽な世の中や暗く濁った人間の心が.上手く表現してあり.興味深い作品!
Arikaアイコン(小)1 インターネット動画投稿サイトで犯行予告動画を投稿する謎の男。果たして予告された事件は起きるのか…!? 高度に情報化された現代のテロリズムを描く、緊迫のサスペンススリラー開幕!! SNS、動画投稿サイト、アフィブログ、ネットカフェ、違法アップロードetc..こういった物がどういうものか? どういう危険性を孕んでいるのか? 浅くではあるが、そういう所をさり気なく学べる点がまずは面白いなと思います。漫画の中には、殴る・蹴るなどの過激な描写や現代社会の鬱積した感情が全面に容赦無く描かれていますが、新聞男と名乗った社会的弱者達が格差社会に虐げられている社会的弱者たちを救済するための復讐劇として進行しているので、不快感はほとんどありません、むしろ読んでて気分が良くなるのが不思議です。警察の捜査を巧みにかわして犯行予告動画をUPする犯人の手口などに焦点を当てて、警察側の明るめの雰囲気と対比するかのように、暗く描かれている犯人側のつらい過去の体験や現在進行形の犯行と言葉の数々にやり切れなさや憤りを感じてしまう人間性、社会性の強い内容です。この社会の仕組みや複雑な人間関係に「疑問」や「不満」や「不安」を持つ大人が読むと.面白いと面白います。