2011年 年間ベスト3 | 雑読日記

雑読日記

読んだ本の感想など

あまりに色々なことがありすぎた一年ももう終わり。

いまだ災害なかに居られる方々には

お見舞い申し上げます。

どうか、皆様にとって来年が良い年でありますように。


さて今年も小説限定、読了時点で発行1年以内の条件で

ベストを選んでいきたいと思います。

ちなみに読了数は160冊でした。


なお、書籍以外も含めてエンターテインメント全体として

私が今年いちばん面白いと思ったのは

テレビアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」でした。

シナリオの質が高いので見ておいて損はないと思います。


第1位 堂場瞬一「八月からの手紙」


本書は中身が実に濃厚・濃密で、

一冊1680円は安いと感じました。2100円出したい。


終戦直後という時代において、

自分の人生にも社会の情勢にも絶望することなく

アグレッシブに立ち向かっていこうとする人々。

いままさに求められる姿ではないかと思います。


八月からの手紙/堂場 瞬一
¥1,680
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第2位 瀬尾まいこ「おしまいのデート」


「デート」という言葉に爽快に騙されました。

いや、こんな騙され方ならば、あと何回ハマっても

私は文句を言いませんけどね。


本職が教職でいらっしゃるので、年一冊ペースぐらいの

執筆スピードは今後も変わらないのだと思いますが、

本当に新刊が待ち遠しくて仕方ない作家さんです。


心に温かさを必要とされている方は

ご覧になってみてはいかがでしょうか。


おしまいのデート/瀬尾 まいこ
¥1,260
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第3位 宮部みゆき「おまえさん」


まぁ、これはいいでしょう。

いまさら宮部みゆき氏を上手いと言ってみたところで

なにがどうなるわけでもないと思いますが、

それにしたって面白すぎるだろ。


おまえさん(上) (講談社文庫)/宮部 みゆき
¥880
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おまえさん(下) (講談社文庫)/宮部 みゆき

¥880
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年末はウイルス性胃腸炎でのた打ち回り、

いまもまだ完全回復とはいかない状況で

私にとっては「終わり悪ければすべて悪し」みたいな

一年となってしまいました。


来年は、良いことあるといいなぁ。