あまりに色々なことがありすぎた一年ももう終わり。
いまだ災害なかに居られる方々には
お見舞い申し上げます。
どうか、皆様にとって来年が良い年でありますように。
さて今年も小説限定、読了時点で発行1年以内の条件で
ベストを選んでいきたいと思います。
ちなみに読了数は160冊でした。
なお、書籍以外も含めてエンターテインメント全体として
私が今年いちばん面白いと思ったのは
テレビアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」でした。
シナリオの質が高いので見ておいて損はないと思います。
第1位 堂場瞬一「八月からの手紙」
本書は中身が実に濃厚・濃密で、
一冊1680円は安いと感じました。2100円出したい。
終戦直後という時代において、
自分の人生にも社会の情勢にも絶望することなく
アグレッシブに立ち向かっていこうとする人々。
いままさに求められる姿ではないかと思います。
- 八月からの手紙/堂場 瞬一
- ¥1,680
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第2位 瀬尾まいこ「おしまいのデート」
「デート」という言葉に爽快に騙されました。
いや、こんな騙され方ならば、あと何回ハマっても
私は文句を言いませんけどね。
本職が教職でいらっしゃるので、年一冊ペースぐらいの
執筆スピードは今後も変わらないのだと思いますが、
本当に新刊が待ち遠しくて仕方ない作家さんです。
心に温かさを必要とされている方は
ご覧になってみてはいかがでしょうか。
- おしまいのデート/瀬尾 まいこ
- ¥1,260
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第3位 宮部みゆき「おまえさん」
まぁ、これはいいでしょう。
いまさら宮部みゆき氏を上手いと言ってみたところで
なにがどうなるわけでもないと思いますが、
それにしたって面白すぎるだろ。
- おまえさん(上) (講談社文庫)/宮部 みゆき
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年末はウイルス性胃腸炎でのた打ち回り、
いまもまだ完全回復とはいかない状況で
私にとっては「終わり悪ければすべて悪し」みたいな
一年となってしまいました。
来年は、良いことあるといいなぁ。