ゴーストハント[二] 人形の檻 | 雑読日記

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読んだ本の感想など

この記事の続きです。

→ ゴーストハント[一] 旧校舎怪談


小野不由美「ゴーストハント」リライト版の第二巻です。

前作の主人公だけ引き継ぐのかと思ったら、

個性的な脇役たちも再登場で一安心しました。


渋谷に事務所を構える「渋谷サイキックリサーチ」は

心霊現象(と思われるもの)を専門に調査する事務所。

所長は十七歳の美少年、通称ナル。

ほかに無口な助手と、バイトの女子高生が一人います。


この事務所とは何の関係もないはずなのに、

なんの因果か、巫女、坊主、神父、霊能者と

その道のフルラインナップが偶然同じ問題を解決するように

依頼を受けて、みんな奮闘するストーリーは前作通り。


今回は、ポルターガイストが頻発する洋館が舞台です。

例によって登場人物たちの漫才まがいの掛け合いが面白く、

主人公(?)・ナルの冷静な対処っぷりも見事。


なかなか楽しく読ませてくれますが、

第一巻と比べて仕掛けが大掛かりになりすぎているのが

個人的にはちょっと残念でした。


この記事へ続きます。

→ ゴーストハント[三] 乙女ノ祈リ



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