長期日本滞在中の私の最大最強の苦痛は、中国で食す中国料理が食べられない事でした。

中国での外食が。
残留農薬がどうだろうと、多少虫を発見しようが、米が臭かろうが、そんなの1日でも早く帰りたい私からしちゃ、どうだって良い話しでして。

ま、中国料理て言っても。
私が食べたいのは、四川、湖南、麻辣火锅限定なのですがね。

麻辣が食べたくて食べたくて。
人間が麻薬やタバコをやめると、これ以上の苦しい思いをするのかしらなどと、あほみたいに時間だけは有るから考えてしまうほど。

まぁ、だからさ。
これも一種の中毒だよね。
麻辣中毒。。。

以前の滞在記にも書いたのですが、日本滞在中の食事はほぼ100%外食なのでね。
麻辣が食べたい私の極限状態において。
出汁のきいたうどん屋があろうが、若い女達が集まるオサレカフェがあろうが、感じの良い寿司屋があろうが何だろうが。

全然ときめかないわけよ。
全く食べる気しないわけ。
出汁とか安全とか新鮮とか清潔とか薄味とかオーガニックとか○○産の黒豚とか。

もう結構毛だらけ猫灰だらけ。

そんな折り。
某サイトで、私の滞在都道府県でダントツに旨いと評判の「本場四川麻婆豆腐」の店を発見しまして。コメントも評価も上々でね。
しかも我がマンスリーマンションから近くてね。

こりゃ捨てる神ありゃ拾う神ありだななんて思いながら、速攻行きました。

で、早速注文したのですが。
見た目からして、ガックシ。。。
何が本場なん?
どこが四川なん??
必要以上の餡掛けまくりな「本場日式麻婆豆腐」に驚愕で。
追い討ちかける様に、食べて愕然。。

全く以って辛くないです。
本場四川をばかにするのもほどが有る甘さ。
マイルドでしたわ。

まぁ、残さず食べましたけどね。


日式中華はさ。
日式中華として味わいに行かなきゃだめって事だよね。だって、バーミヤンに「バーミヤンの味の坦々麺」を望んで行けば、普通に旨いしさ。

そりゃ、麻布の中国飯店とか赤坂璃宮とか行けば、も少しまともなもの食べられるけど。お値段もまとも過ぎてやってらんないし。。


でさ。
私が落ち着いたのは、韓国人がオーナーで、客の多くが韓国人な大衆韓国料理屋でした。

中国料理じゃないっていう。。
チゲばっかしか食べなかったけど、辛さは幾らでも調整してくれる上、視覚にも音声的にも日本語が全く入って来ない環境に、これこれ~!!!このほっとかれてる感じ!!!!
ここだけとりあえず日本じゃない!!!!!と、嬉々としました。

これが東京だったら、池袋に行けばこういう中国料理屋があるのだけど。。
在住地域の土地勘が無かったから、仕方なかったんだよね。

その韓国料理屋には感謝してる。
多分チゲの人とかチゲの女とか呼ばれてたな、確実に。

日本在住中国人は、恋しくなったりするだろうな、国の味に。

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