ファイアーエムブレム 風花雪月 その3 | 誰がために金は減る

誰がために金は減る

とある人生の一端

 

青獅子の学級で2周目を始めてみました。
分岐するまでは3学級とも同じストーリーなので、それまでは少し退屈するかと思いきや、メインキャラクターが違うとイベントの内容は当然違いますし、序盤のやりたいことが沢山ある状況が思いの外楽しいです。

それに1周目の序盤は各名称を把握できていなかったので、お話に付いていけない場面もあったのですが、その辺りを復習できたのは良い機会になりました。
黒鷲の学級ルートをプレイしていて、ひと際悲劇的に描かれているように見えたのが青獅子の学級の面々でしたから、彼らに先生(主人公)が付いていたらどんな未来を歩むのだろうと楽しみながらプレイしています。

 

 

引き継ぎ要素は一部を除いて“名声値”を消費して解放していくシステムでして、アップデートやDLCで今や唸るほどの名声値を手に入れた状態でスタートすることができます。
ワタシの2周目を例に挙げますと、聖人像を全種最大まで強化した状態で、名声値が4万5千ポイントくらいありました。よっぽど無駄遣いしない限り、名声値は余るものと考えていいでしょう。

また、DLCで追加されるアビスでも名声値を消費することで施設が解放される要素があるのですが、どうもこちらも周回で引き継がれるようですね。
どれも戦力的に有利になる施設ではないものの、やり込み攻略には役立つでしょう。

 

 

「煤闇の章」をクリア済みですので、新キャラたちも無条件でスカウトできます。
他学級の生徒たちは名声値を支払って支援レベルを上げられまして(過去の周回で上げた最大レベルまで)、かつて仲間だったお気に入りのキャラなどは瞬く間に再加入させられますので、序盤から戦力的な不安はほぼほぼ無くなりますね。

この2周目ではちょっと難しいですけれど、3周目には仲間にできる全てのキャラ(他学級の級長などは不可です)を自軍に加えるなんてプレイもできそうです。
もっとも、仲間が多過ぎても育てられる人の数は限られていますし、かつて同じ釜の飯を食べたあいつが敵陣に居る、というシーンは本作の大きな特徴の1つでもあると思うので、それを著しく損なわない程度に留めておきたいかな。

 

 

今は第2部に入ったところなのですが、青獅子の学級は興味深い生徒が揃っていて、物語りへの没入度が高いです。
中でも級長であるディミトリは、普段こそ絵に描いたようなイケメン王子に見えて、実は危うい精神面を持っていて、大きく事態が動く第2部は別人のように尖りまくっていると同時に、今にも崩れ落ちそうな脆さを感じさせます。

残念ながら先生の言葉も届かないようで、目的が同じなので一緒に居てやるけど意に沿わぬ指図は受けん、みたいな状況です。
これは教師としては放っておけません。どうにかしてあげたい。

そんな風に熱を上げている2周目です。もしかしたら1周目よりものめり込んでいるかもしれません。
ペースが落ちるかと思ったら、むしろ上がってしまう、嬉しい誤算が起きてますます楽しくなった『ファイアーエムブレム 風花雪月』でした。