小鳥のバックスタンプの付いた食器、
Henneberg Porzellan について少し書きたいと思います。
筆記体で書かれている文字が
"Henneberg Porzellan" です。
1777年にドイツのチューリンゲン地方、イルメナウで生産を始めた
"Furstlich Sachsen Weimar Porzellanfabrik"が元になっています。
その会社が1973年頃から使っているのが
この小鳥のバックスタンプです。
ちなみに
イルメナウはドイツの中心あたりにある都市です。
東ドイツ食器
お花のスーププレート
東ドイツ食器
小鳥のプレート
可愛らしいデザインの食器を多く作っていたようです。
見かけるのは東ドイツ時代に生産されたものが多いです。
会社名のHenneberg Porzellan は
1930年から2002年まで使われてた社名で、
正確には
1930年～ Ilmenauer Porzellanfabrik Graf von Henneberg A.G.
1949年～ V.E.B Henneberg Porzellan
1990年～ Graf von Henneberg Porzellan G.m.b.H.
と社名が移り変わっています。
ちなみに
Porzellan 陶磁器
Graf 伯爵
Henneberg ここの土地をかつて治めていた貴族の名前
A.G 株式会社
V.E.B 国有企業
G.m.b.H. 有限会社
ですので、
1930年時点では株式会社であった会社が
第二次世界大戦で東ドイツになると国有化され
1990年のドイツ統一で有限会社になったことが分かります。
2002年には社名からは Henneberg がなくなりますが
Graf von Henneberg というブランド名で生産が続けられています。
そして
ドイツの食器はメーカーが生産した時期によって
形が一緒なので見慣れてくると
形だけでメーカーと生産年が分かってきます。
Henneberg Porzellan はこんな感じです。
東ドイツ 緑花C&S
東ドイツ 小鳥の小さなC&S
東ドイツ 小鳥C&S
カップ＆ソーサーは
飲み口から真っ直ぐに下がり、半分くらいから
中心に向かって小さくなっています。
東ドイツ 紫花クリーマー
東ドイツ 緑花クリーマー
クリーマーは丸い持ち手と
下部の円柱部分が特徴的です。
東ドイツ 小鳥の小さなポット
東ドイツ 緑花ポット
東ドイツ 幾何学模様ポット
クリーマーと同じように丸い持ち手と
下部の円柱部分が特徴的です。
また他の地域で生産されているポットより
小さめのポットほとんどです。
実はヨーロッパに行って
はじめて買った食器がこのバックスタンプだったので
とても思い出深いマークです。
確かドイツではなく、
ハンガリーの蚤の市で買ったカップでした。
思い返してみると
可愛い小鳥のマークだな程度しか
その当時は知識がなかったですね。。
■ これからのアップ予定 ■
月曜と木曜に新商品をアップいたします。
1月12日（月） パズルいろいろ
1月15日（木） リンゴ食器とグラス
1月19日（月） カーテン
1月22日（木） カットクロスとキッチンクロス
1月26日（月） ピンバッチとスタンプ
1月29日（木） 缶
どうぞ宜しくお願いします！
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HPは こちらから
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