トヨタ金融子会社が米国でＪＢＩＣ融資を活用へ

デスク　「トヨタ自動車（渡辺捷昭社長）の子会社が、日本政策金融公庫の国際部門である国際協力銀行（ＪＢＩＣ）の融資を米国で活用する検討をしているそうだが」

記者　　「トヨタの金融子会社・トヨタファイナンシャルサービスが検討しているそうです。米国では昨年秋以降、金利の低い資金の調達が厳しい状態が続いており、社債や市場からの調達も不安定な状態です。そのため、資金調達の手段に多様性を持たせるという意味があります」

デスク「規模はどのくらいになる？」

記者「2000億円程度と言われています。日本政府も外国為替資金特別会計から、ＪＢＩＣへの50億㌦（約4873億円）の貸し付けを表明しており、欧米の金融機関がなかなかお金を出せなくなっている中、現地でドルが必要な日本企業にとっては朗報ですね。年度末に向けて、海外で事業を展開する日本企業への支援体制の拡充が進んでいます」