◆ゲネプロ。商談の前に。
ゲネプロ
一般にはあまりなじみのない言葉だと思います。
主に、演劇やクラシック音楽において公演初日の間近に舞台上で行う全体
リハーサルのことで、本番と全く同じように行う最後の通し稽古のこと。
本番と同じなので、間違えても途中で止めたりはしません。
初日公演を観客を入れずに1回やっておくようなもの。
ちなみに、ドイツ語のゲネラールルーペが語源だそうで、それを日本人が
略してゲネプロ。
で、何でこんなことを書いているかと言うと、
私は今日これから、16日に講師を務めるセミナーのために、ゲネプロを
一人でやるから。
もちろんその前段階で、シナリオを書き、それをきちんと覚えて、繰り返し、
その総仕上げとして行うわけです。
もちろん、お金を出して、ある程度の広さの会議室を借りてやります。
セミナーとほぼ同じ時間かかってしまうので、時間的な負担も大きいの
ですが、そのために予定も前々から空けてあります。
で、何でこんなことを書いているかと言うと、
もしあなたが営業のプロであるならば、(営業をやってメシを食っているなら)
プレゼンテーションや、一つ一つの商談についても、ぜひ、ゲネプロまで
真剣にやって準備をして欲しいと思うから。
いつも、バタバタ、時間がなくて、なんとか準備だけは整えて本番・・・
客先に移動する電車の中で、商談内容を組み立てている・・・
忙しくて仕方ない?
忙しいと言う字は、心を亡くすと書きます。
ゲネプロは、”練習”とはちょっと違います。
本番を1回多く、事前にやっておく。そういう事です。
その商談を失敗したくないのであれば。
追伸:
ちなみに私はよく人から、
「セミナーの講師って、すごく緊張しません?」と聞かれますが、
もちろん、すごく緊張します。
でも、不安はありません。
ゲネプロしますから。